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R研究集会2012 発表資料等

Latest update on 2012年12月5日 (水).


下記で公開しているコードを実行するためには,CRANから,install.packages("pyramid")とinstall.packages("fmsb")をしてパッケージをインストールしてください。他に依存するパッケージはありません。

なお,「animationパッケージを使ってみては?」とsuggestionいただき,試してみたら素晴らしく見栄えが改善されましたので,そのコードとmp4ビデオも追加公開します。改良版コードを実行するにはinstall.packages("animation")が必要です。mp4ビデオ生成にはffmpegを使っているようですので,もしffmpegがない場合は別途インストールする必要があるかもしれません(ImageMagickをインストールすると同時に入るようですが)。

パワーポイントプレゼンファイル
presen20121201.ppt
Rコード・データ
increase.R(注:WorldPop-USCB.txtを読み込むため,カレントディレクトリに置いてください)
Jfert.R
fourpyramids.R
CT2000.R(2000年日本女性の有配偶出生パタンにCoale and Trussellモデルを当てはめ)
makepyramids2010.R(注:japancensus2010tp.txtを読み込むため,カレントディレクトリにおいてください。このデータは日本の2010年国勢調査における都道府県別人口です)
SPT.R(プレゼン最後から2番目の例:安定人口理論を実感するため,年齢別出生率と年齢別死亡率が一定なら初期人口構造によらず一定の人口構造に収束することを示す200年間の数値計算をして人口ピラミッドの変化を示す)
menuprojection.R(プレゼン最後の例:高齢化の決め手が死亡率ではなく出生率であることを人口ピラミッドの変化によって実感するためのコード)
集会のメモ
中澤が聴きながらとったメモ
改良版コードと出力
menuprojection-a.R。animationパッケージを使い,ani.options(interval=0.2)とし,上記menuprojection.RのSys.sleep(1)をani.pause()に書き換えたもの。元のコードと違ってヌルヌル動くように見えます。
menuprojection-av.R。上のコードの出力先をグラフィックウィンドウでなく,mp4ビデオファイルにしたもの。コンパクトなmp4ファイル(このファイルの場合,サイズは427 kb)ができます。なお,中澤の環境では,Firefoxの中で再生すると変な色になってしまうのですが,Media Player Classicなどで再生すればきれいな色で表示されましたので,当該症状に遭遇した方は,一度ダウンロードしてからMedia Player Classicなどで再生してください。
SPT-a.R。animationパッケージを使い,上記SPT.Rの出力をスムーズにしたもの。実行すると4つのグラフィックウィンドウが開くので,適宜動かしてご覧ください。
menuprojection-ag.R。上のコードの出力先をグラフィックウィンドウでなく,アニメーションGIFにしたもの。mp4動画の倍くらいのファイルサイズになりましたが,web表示やプレゼンテーションファイルへの埋め込みのポータビリティはmp4より上かもしれません。下に示すアニメーションGIFは,2010年までは実際の日本の人口構造の変化を5年ごとに表示し,その後は2005年の生命表死亡率と,1970年の女性の年齢別出生率を使って,コーホート要因法により100年間の将来人口予測をした結果を示します。死亡率が不変でも,年齢別出生率が1970年の水準に戻るだけで,高齢化が軽減されることがわかります(もっとも,changes-of-aging.Rでこの場合の高齢化率(定義としては,65歳以上人口が総人口に占める割合なので,正確に言えば率ではありませんが)の変化をプロットすると,100年後で男性の高齢化率は20%を切りますが,女性はなお24%程度なので,1970年の出生水準程度では,超高齢社会(高齢化率21%以上)からは脱却できません。

出生水準が1970年に戻った場合の日本人口の将来予測

上の予測データに基づく高齢化率の年次推移


リンクと引用について