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環境衛生:2. 大気

Latest update on 2012年4月16日 (月).


大気の区分

気圏(atomosphere)のうち,海抜8〜17 kmまで(低緯度地方は厚く高緯度地方は薄い)を対流圏,その上の海抜50 kmまでの層を成層圏という。ちなみにオーロラは100〜200 kmの辺りに発生する(参考:地上400 kmを周回しているISSから見た地球のtime-lapse動画)。現在の窒素4:酸素1という大気の組成は,植物を中心とした生物の環境形成作用の産物。

物理的大気環境

化学的大気環境

自然の大気の化学組成
水蒸気を除いた乾燥空気では,窒素と酸素で99%以上
残りの大部分はアルゴン
その他は0.04%:二酸化炭素,メタン,亜酸化窒素,オゾンなど
大気汚染物質(air pollutants)
二酸化硫黄,二酸化窒素など,人為起源の物質
(cf) WHOの大気汚染の定義「戸外の大気中に人工的に持ち込まれた汚染物質が存在し,その量や濃度や存続時間が地域住民のかなり多数の人々に不快感を引き起こしたり,広い地域にわたって公衆衛生上の危害や,人間,動植物の生活を妨害するようになっている状態」
産業革命以後に急増
室内空気の汚染も問題
大気汚染物質の区分:
講義ではgasの各論,particle matterの各論を上げたが省略(参照:画像削除版プレゼンファイルpdf)。『環境衛生科学』などを参照されたい。

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