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2011年9月のソロモン諸島及びパプアニューギニア往還記

Copyright (C) Minato NAKAZAWA, 2011. Last Update on 2012年1月26日 (木) at 11:18:40.

【第8日目】 何とか帰国できそうな日曜(2011年9月25日日曜)

5:30に起きてシャワーを浴び,6:00からホテルのレストランに行って朝食。25キナ分の無料券だが,一番安いモーニングメニューが39キナだったので,それが無料で食べられた。クロワッサンとトーストとフルーツとジュースとコーヒー・紅茶とシリアルを自由に選んで食べられるバイキング形式の食事に加えて,オムレツとトマトスライスを焼いたものが付いてきた。オムレツが美味であった。食べ終えて荷造りし,すぐにチェックアウトして空港に送ってもらったら7:00過ぎであった。セキュリティチェックは簡単に通れた。しかし,9:35発のケアンズ行きのチェックインがまだ始まっていないのは当然として,チェックインカウンターが無人なのは何か嫌な予感がした。しかし,ケアンズ行きの人はここに並べという標識は出ていたので,そこに並んだ。我々の前に1人だけ客がいたが,たぶんこの順番なら乗れないことはないだろう。暫くしてチェックインカウンターの奥から出てきた係員が言うには,コンピュータが壊れたので手作業で処理するしかなく,いま,成田から飛んできたトランジット客(我々が来たときと同じ飛行機なので,ケアンズ行きとブリスベン行きとホニアラ・ナンディ行きの人がいる)の処理を先にやっていて,それが終わったら順次手続きするから待つようにとのことであった。うーむ。今日も一筋縄ではいかなかったか。

1時間ほど待って,漸く処理が始まった。2つカウンターが開いたので,すぐに受け付けてもらえたし,預け荷物は成田までスルーにできたし,ボーディングパスを無事に手にしたときの喜びは筆舌に尽くしがたいものがあった(若干大袈裟だが)。ケアンズ行きの飛行機は10:00ちょうどに出発し,12:00前にケアンズ空港に着いた。ケアンズのトランジットはブリスベンよりセキュリティチェックが簡単で,トランスファーデスクでも2番目に受け付けてもらえたのでカンタスとJetStarのコードシェア便である13:20の成田行きのボーディングパスを首尾よく手にすることができた。いま,空港での待ち時間で土産物を買ったので,あとは仕事をしよう。

予定のボーディング時刻より20分ほど早くボーディングが始まった。カフェオレを急いで飲まねばならなくなったのは誤算だったが,早く成田に着きたいので,これは歓迎だ。離陸も予定より若干早かった。JetStarはブッキングの時に注文しておかないと機内食が出ないようだが,エアニウギニは代替チケットをカンタスで取ってくれていたので,ちゃんと昼食も夕方の軽食も出た。飲み物はそれぞれソフトドリンク1杯だけついていて,それ以上飲みたかったり,アルコールを飲みたい場合は別に注文してクレジットカード払いで買わねばならない。ある意味合理的だと思う。ただ,アイマスクとかスリッパが入った袋は全員にサービスで配られた。JALではビジネスクラスでなくては貰えないので,金の使い方が違うのだなあと面白かった。

着陸も予定より20分ほど早かった。もっと驚いたのは,着陸後の地上滑走の途中から,携帯電話を使ってもいいというアナウンスが流れたことだ。なんとも合理的な会社だ。入国審査も一瞬で済み,荷物もすぐに出てきて,通関もあっという間だったので,想像していたよりも1本前のスカイライナーに乗れた。京成上野駅に着くのが20:54なので,うまくすると終電1本前のあさま553号に間に合うかもしれない。一日帰国が遅くなってしまったが,最後になって交通運が上向いたかもしれない。まあ総じてみれば,さまざまなラッキーに恵まれた調査と打ち合わせの旅だったといえよう。

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