神戸大学 | 医学部保健学科・大学院保健学研究科 | SDHE Lab. | フィールド紀行 | Top

2014年12月のソロモン諸島弾丸往還記

Copyright (C) Minato NAKAZAWA, 2014. Last Update on 2014年12月27日 (土) at 14:14:04.

【第3日目】 ホニアラへ(2014年12月20日)

5:00に3つのアラーム(vaioからGoosehouse「Good Morning」,アクエスからパスピエ「最終電車」,coviaから電子音)が鳴って起床。昨夜買ったグァバジュースを飲んで着替えて荷造りして出発。

昨夜はactivateしたもののcoviaのネット接続がうまく行かなかったのだが,PNGにおけるNokiaのJazzの接続を思いだし,もしやと思ってSIMの設定を3G優先から3G Onlyにしたらネット接続に成功した。おかげでskytrainに乗っている間,gmailを受信して読むことができた。

skytrainは国際空港までAUS$17,約20分なので,今回くらい荷物が少なければ(小さなスーツケース1つと,いつも仕事に行くときに背負っているバッグ1つ),とても快適だ。6:00前に着いたので,まだチェックインが始まっていなかった。1番に並んだので,6:00少し過ぎてチェックインが始まってすぐに荷物を預けてチェックイン完了。ここは出国審査がいつも混むので,すぐにエスカレータで出国審査のフロアに降りた。10分ほど並んで審査。なぜかパスポート認証ができなくてrescanされた。入国するときケアンズ空港でePassportで入ったからか? パスポートに出入国のスタンプもなかったが,電子記録だけなのだろうか?

手荷物検査場を通ってから,SUBWAYで6インチローストビーフの野菜全部載せの朝食。AUS$8は安いと思う。昨日参考にしたサイトによるとテザリングは別と書かれていたが,ダメ元で試してみたらWiFiテザリングにも成功した。vaioからのメール受信もできた。これで,オーストラリアでは1日2ドルでネット使い放題になったはず。素晴らしい。

ホニアラ行きの飛行機が出るゲートは,例によって一番端の87番。87Bと書かれているので,もしかすると,さらに歩くのかもしれない。予定では9:00発なのだが,ボーディングパスには8:00発と書かれている。どちらが本当なのか知らないが,とりあえず87Bまで行っておくべきか。

結局予定より遅れて9:10頃にボーディング開始。一番に乗れたが,離陸まで結構待ち長かった。満席ではないが,意外に混んでいるのに驚いた。機内映画が上映された。音が小さくて内容は判然としなかったのだが,ブラッド・ピットが一味になっている犯罪グループみたいな話だったから,オーシャンズ13だったのかもしれない。昼食はチキンかビーフか尋ねられ,いつもはチキンにするのだが,今日は隣の席の2人(全然知らない人だが)がともにチキンだったので,ビーフにしてみた。肉は普通だったが,ニンジンがほぼ生だった。飲み物はトニックウォーターとコーヒーにした。トニックウォーターを飲むと熱帯に来た気がする。キニーネ入りということが成分表示のところだけではなく,表のラベル下にも出るようになっていた(これまで気づかなかっただけか?)。

予定よりやや遅れてホニアラ着。入国審査はあっという間に済み,税関も(暇だったらしくて小型スーツケースを一応開けさせられたが)簡単に通過できた。空港前に停まっているタクシーにメンダナホテルまでの料金を訊いてみたらSBD100だというので,やや高い気はしたが,それでいいことにして乗って行った。途中,4月の洪水の被害が残ったままのところは川のそばに少しだけ見られただけだったが,それ以外に,国立大学ができていたり新しい建物が増えていたり,逆に上海レストランは無くなっていたり,と2011年9月から3年ちょっとの間にかなり様変わりしていた。

Mobile phone sellers on the roadside of Honiaraメンダナへのチェックインはメールで予約していたので,今まで通りスムーズにできた。部屋の電話からこちらの研究所のA氏に電話して晩飯をとりながら話し合うアポを取りつけた。ホテルのレセプションによると,土曜なのでOur Telekomもbmobile/vodafoneもオフィスは閉まっていてSIMカードは買えないという話だったが,町中を歩いてみたら,スマホを並べている露店でテレコムのSIMもSBD 50で売られていて,うちSBD 20は予め通話料として入っているというので買ってみた。もちろんプリペイド式で,通話料は後からいくらでもTop Upできるはず。

ホテルに戻ってcoviaに挿しただけでは使えなかったが,メンダナホテルのWiFiはいつの間にか部屋からオンラインサインアップできるようになっていて,しかも部屋にチャージできるプランがあったので,それを契約して情報検索した。それで見つけたここの情報に従って,121に電話を掛けたらSIMカードがactivateされ(すぐ自動的に切れる),gmailが受信できた。テザリングはまだ試していないが,できるんじゃないだろうか。ともあれ,今夜の打ち合わせの後,こちらの時刻で22:0021:00頃(いつもより始まりが1時間早いのだった)からはGoose HouseのHOYがあるはずなので,ホテルのWiFiでそれを聴きながら,某人口学会仕事をしてしまおうと思う。まあ,今夜の打ち合わせで決まる明日の予定次第だが。

19:00から21:00までホテルの和食レストラン白梅でbuffet形式の晩飯をとりつつ,NHTRIのA氏と明日以降の打ち合わせ(本当はVBDCPのA氏にも声を掛けていたのだが来なかった)。一人SBD 250という値段は決して安くないが,内容からすれば妥当か。今回の打ち合わせだけでなく,いろいろなテーマについてディスカッションできて良かった。

部屋に戻ってHOY視聴。ホテルのWiFiはやたらに切れてしまい,coviaで見る方がスムーズなのだが,たぶんそっちだとあっという間に通話料のdepositが尽きそうなので(というか,尽きてしまった気がする……明日Top Upしなくては)WiFiで見ている。「年下の男の子」「MUSIC」という順番で気合いの入った演奏を聴かせてくれているのだが,これだけブチブチに切れていると音楽として鑑賞するのは無理だな。Ustのarchiveに入ってくれるといいのだが。こちらの時刻では23:00近くになって「NOW ON AIR」をやってくれたが,同時視聴者数が2万人に近く,相変わらず途切れ途切れにしか見ることができないのが残念。その分,人口学会仕事が捗るからいいのか。

こちらの時刻で0:00を過ぎて,いよいよHOYの集計結果の発表に入ったようなのだが,あまりに途切れ途切れ過ぎてさっぱりわからなかった。ただ,1位が全員曲の「笑顔」だったのは良かったと思う。

人口学会仕事はだいたいできたと思うが,確認しないとダメだな。

Our TelekomのTop UpをオンラインでするためにはPayPalのアカウントがない限り,クレジットカードを登録するために数日かかるらしい。急場の役には立たないので,やはり明日チャイニーズの店にでも行って現金でやってもらうしかなかろう。PNGのdigicelはすぐにオンラインでrechargeできたから,あっちの方が優れている。bmobileは,サイトを見た感じでは簡単にできそうだが,露店でSIMが売られてなかったから諦めた。

人口学会の大会申し込みページをセットアップし,メールで関係者に連絡してから,1:00過ぎに眠った。

前【第2日目】(ブリスベン泊(2014年12月19日) ) ▲次【第4日目】(3年ぶりに東タシンボコ訪問(2014年12月21日) ) ●2014年12月のソロモン諸島弾丸往還記インデックスへ


Correspondence to: minato-nakazawa@umin.net.

リンクと引用について