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【第101回】 無事帰還(2004年8月19日)
- 初盆という習慣は東京にはなかった(と思う)が,葬式や四十九日ほどではないけれども,人が亡くなって最初に来る盆のときに仏を偲んで弔問するものであり(弔慰金も御仏前と書かれた袋に入れる),かなり大勢の来客があって忙しかったようだ。ようだ,というのは,息子とともにぼくが着いたときには,既に来客のピークは過ぎていたし,ぼくは子守係として,同じ敷地内にある義弟夫婦の家で,我が子2人と義弟夫婦の子供3人の面倒をずっと見ていたので,あまり来客の様子などは見ていないからである。もてなしのために机や食器なども大量に必要になるわけだが,それらは隣近所や親戚から(それが重なっていることも多いが)借りてきて賄い,盆が明けたら返しに行くのである。総じて人間関係が都会よりもずっと濃いと思った。
- 15日の深夜に,仏前に飾られていたいろいろなものを新聞紙に包んで川に流しに行くのだが,自然と,仏となった故人があの世に帰るのを送りに行くという気持ちになった。16日には義父の古希祝いということで杖立温泉のホテルに行ってゆったりと過ごしてきたが,それ以外はほとんどずっと子守りと細々とした家事とオリンピック観戦に明け暮れ,仕事は何もしないままに,19日の朝,帰途に着いた。前夜からの台風の影響か,朝一番のスカイネットアジア航空便は機材繰りがつかないという理由で(たぶん前夜着くはずの便が台風で欠航したとかで飛行機がないのだろう)欠航になってしまい,9:00発のANAに振りかえてもらって東京まで帰り,あさま号に乗り換えて長野に向かっているところである。これから少しは仕事をしようかと思う。
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