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個別メモ
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【第230回】 仕事ラッシュ(2005年2月28日)
- 5:30起床。土日は例によって午前中少年野球,午後は昼寝と家事と子供の相手で終わった。いろいろ持ち帰っていたのだが,結局何もできなかった。昼寝をしないで仕事をすればいいのだが,疲れ果ててしまって昼寝をせずにはいられない。
- で,今日月曜なのだが,9:30から論文チュートリアルの学生が来ることになっているので,まずはその対応をしなくてはならない。まあ,たぶんいつもの,あさま504でも間に合うのだが,念のため1本早いあさま550号に乗っている。オセアニア学会の抄録締め切りでもあるので,これはできれば午前中に仕上げて送ってしまいたい。午後は某委員会もある。たしか横浜で年末にあったシンポジウムの事後報告集締め切りも今日だったような気がする。仕事ラッシュ。
- さっき届いたProMEDメールによると,ベトナムで鳥インフルエンザウイルス(H5N1)感染が確認された人の数が,昨年12月以来19人になったそうだ。パンデミックを引き起こす危険性からいえば,ヒトにとってはvCJDなんかよりもH5N1の方がずっと大きい脅威なんだが,日本のマスメディアの扱いはとても小さい。
- /.Jの某氏トンデモ発言スレッドは,以前も書いたようにそれ自体問題だと思うけれど(その影響力の大きさからして),autismとmercuryの話が興味深かったのでPubMedで検索してみたら35の文献が引っかかった。水銀が中枢神経への毒性をもつことは常識だからautismと関連があっても不思議ではないと思うが,autismという形をとらない中枢神経障害につながる可能性もあるのではないか? 横浜市衛生研の「チメロサールとワクチンについて」は,この問題についてよくまとまっていると思うけれども,IOMの2004年の結論がSeによる水銀毒性防護作用とか(追記:別にSeに限らないが,要するにconfoundingが十分にコントロールされているのかどうかということ),水銀毒性がautismという形でない現れ方につながったかどうか(追記:エンドポイントが適切なのかどうかということ),といった点までが検討されているのどうかがわからない。IOMによるヘルスケア専門家のためのファクトシートによると,この結論を出すに至った新事実は,5つの異なる国での新しい疫学研究が一貫して関連なしという結果を報告していること,9つの統制された観察研究と3つの地域相関研究と2つの受動的報告システムに基づく研究も一貫してMMR(日本で言うと新三種混合ワクチンと呼ばれていた,おたふく風邪,麻疹,風疹の混合ワクチンで,防腐用に水銀化合物であるチメロサールが入っていた)とautismには関連がないという結果だったこと,関連ありとした先行研究の方法論に問題があったこと,となっているのだが,上記の疑問には答えられていなかった。IOMレポートを買うべきだろうか?
- 既にInteractivePHIの方ではリンクしておいたのだが,ここから飛びやすくするため,Rメッセージ翻訳をここでもリンクしておこう(作業に入る前後には進行状況を確認・修正もすると,たぶん皆が幸せになれる)。
- って,メモを打っている暇はないのだが。
- 既に15:30を過ぎている。チュートリアルは無事終了したし,某委員会も無事終了した。その会議とは関係ないが1つ仕事が増えた。
- 森山和道さんの日記05.02.26でリンクされているミニ地球シンポジウムの平藤雅之さんの講演は面白い。フィールドサーバには大きな可能性を感じる。ソーラーパネルだけで動くようになってメンテフリーになって数万円くらいになれば画期的なんだが。ただ問題はセキュリティだな。フリーで使えるホットスポットが郊外の農地にボコボコできたら,そこを悪用しようとするクラッカーが出てくるのは火を見るよりも明らかな気がする。
- オセアニア学会要旨がやっとできたのでメールで送った。これは何とか締め切りに間に合った。しかし,生態学会関東部会の方の原稿がまだできない。ごめんなさい>関係各位。
- 復路あさま563号。
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