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【第544回】 練習後の月曜(2006年5月15日)
- 日曜はまあまあの好天だった。午前中に少年野球の練習をみて,午後は家事を少ししたほかは身体を休めた。
- 月曜は5:55起床。今日は快晴である。往路あさま510号。
- 実はこのサイトのwikiページにもわけのわからないコメントスパム(たぶん自動書き込みと思われる)が,昨日大量に来ていて,今朝削除したのだが,Mystery Laboratoryさんの書評Wikiが,たぶん同じコメントスパムで一時閉鎖されている。対処方法を募集されているが,ぼくも知りたい。いろいろなIPから来ているので,IPを特定してアクセス不可にする方法では際限なさそう。ざっと探した感じでは,そういうプラグインは見つからなかった。ブラックリストじゃなくて,特定文字列パタンを撥ねるとか,逆に更新や書き込みを認証式にするとか? できそうな気はするので,どこかに公開されていないだろうか(他力本願)。
- 公衆衛生学の見学実習の班割り表を完成させ,印刷。午後は公衆衛生学の途中で(新型インフルエンザ対策についての大変興味深い特別講義中だったので出たくなかったが)臨床実習WG会議に出て,戻ってから4月から懸案だった日本人口学会のwebの学会誌目次ページ(本当はフレーム内に出る仕様になっているためか,トップに戻るリンクがない。変えてよければ変えてしまいたいところだが)を更新し,先週末の東日本部会の報告をするために広報担当理事の連絡先を確認するメールを送って,選択基礎医学実習のレポート内容の添削・相談に応えるなどしたら20:00。
- 来週火曜に臨時の会議が入った。
- 朝日新聞の記事にもあった「お話会・読み聞かせ団体等による著作物の利用について」(公開自体はいいことだが,テキスト情報だけなのにPDFになっているのは重くするだけだから止めてほしい)。娘が通う小学校では,今年から正式にPTAのサークル活動として読み聞かせの会がスタートしたが,あの活動の仕方ならCの6により無許諾でOKな筈。
- 復路あさま551+553号。市田実『琉球ボーイズ』小学館,ISBN 4-09-379725-0(Amazon | bk1)を読了。著者の10年以上にわたる綿密な取材に基づいた渾身のルポで,本書によって沖縄の野球の歴史を初めて知ったが,道具も指導者も不十分な中で大変な経験をしてきたんだなと思った(いや,そんな言葉で表しては申しわけないほどだ)。広島にいた安仁屋選手が投げていたことはまだかすかに覚えているが,ほとんど初めての沖縄出身のプロ野球選手だとは知らなかった。しかし何といっても,本書最大の山場は巻末近くの,1962年10月21日(まだ返還前)に行われた大リーグデトロイト・タイガースと琉米オールスターズの試合(米軍沖縄基地の軍人の慰問・親睦と野球を広めることを主目的として,かつて大リーグのチームが世界中を訪問して交流戦をしていたらしい)での,沖縄の社会人チーム(職域野球といっていたそうだ。柳川事件があってからまださほど時間が経っておらず,プロとアマは強い緊張関係にあって,もし大リーグと対戦したことがわかってしまうと社会人の試合に出られなくなるという問題があって,この試合に彼らが出たことは,新聞報道すらあまりされなかったらしい)琉球石油から琉米オールスターズメンバーに入った岸本投手,松田捕手のバッテリーが,後に永久欠番になったほどの大リーガー,ケーライン(Al Kaline)と対戦する場面である。やはり野球の醍醐味はこれだと思う。サッカーに比べると,選手も観客も集中するシーンがはっきりしていて,一勝負終わるごとにホッと息が抜ける余裕があるのだけれども,集中するときは,それこそ球場全体が息を呑んでバッテリーとバッターの勝負を見守ってしまう。タイトルが狙いすぎなのがちょっとアレだけれども,好著だった。
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