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【第645回】 学会二日目(2006年10月12日)
- やはり6:30起床。昨日と同じくメールチェック後に市電で茂里町に出て,ローソンで朝飯を買った。ブリックホールが8:30まで開かないので,偶然お会いしたM先生と暫し話した。今は鹿児島県の離島で島に1つしかない診療所長をされているとのこと。地域保健実習で学生を送り込む可能性を尋ねてみたら歓迎とのことで良かった。
- 会場に入ったらポスターは剥がされていたが,ポスター受付で尋ねてみたら,まだ処分前で無事だった。その後Greenwood Bの講演会までの間と思って,朝食をとった後,インターネット室にいるところであるが,もう9時を過ぎたのでホールに行こうと思う。
- 結局Greenwood Bの講演は途中から聞いたというか,まあご尊顔を拝したということで。2009年から10年にワクチンができるといっていたような気がするが本当だろうか。その後は寄生虫症その他という曖昧なくくりのポスターセッションの発表会を聞きに行った。3分間はやはり短いのだけれども,奥村さんの偽造・規格外抗マラリア薬の発表は良くまとまっていた。偽造はそれとわかるし怪しい場所で流通しているわけだからともかくとして,正規に承認されて売られているクロロキンの中で規格外のものが70%という結果は衝撃的だった。もし一般にそうなのだとすると,クロロキン耐性と思われているものの中には,実はたんに投与されたクロロキンが有効成分を十分に含んでいなかったために効かなかったものがあるんじゃないかと思われた。たけしょうの発表は前半はわかりやすかった。ラオスのタイ肝吸虫と魚の調理法と摂取の話は,発表はやや未整理だったのだけれども,データがたくさんありそうだと思われて面白かった。
- 昼は広島大のK先生たちと一緒に橋を渡って右側にある有名らしい中華料理屋でちゃんぽんを食べた。午後とても眠かったのだが国際学校保健のセッションを途中まで聞いてからマラリアの疫学と予防のセッションに行った。大前先生の発表はもっと聴衆の反応があってもいいんじゃないかと思ったが,あまり盛り上がらなくて残念だった。石川先生の院生が発表した数理モデルはあの時間では全容を説明するのは無理だと思った。人口モデルの部分にこだわって質問してしまったのは他の人に申しわけなかったかも。自治医大グループによるスポロゾイトを培養するという話には驚いた。ハマダラカのmid-gutと唾液腺の代替環境を人工的に作り出したということと同等だから,物凄い技術革新だと思う。
- その後,ポスターのところでたけしょうの話をちょっと聞いて,ラオスのポスターのところで発表にもポスターにも明示されていないところについて根掘り葉掘り聞いてしまった。さすがに1年いた人はいろいろ知っていて面白い。そうこうするうち懇親会の時刻が近づいたのでラウンジへ向かった。入りきれないんじゃないかと思うほど人が詰まっていて,大盛況の懇親会であった。いろいろな人と喋っているとあっという間に21:00を過ぎてお開きになった。
- 明日の発表準備をするため電車に乗って戻ってきたが,少し酔いを醒ますため,ホテルの近くのスターバックスに入ってコーヒーを飲んでいるところである。これから明日の準備をする。
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