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個別メモ
Latest update on 2012年3月5日 (月) at 10:54:46.
【第1017回】 校正完了のはず(2008年3月21日)
- 20日は少年野球の6年生追い出し試合が予定されていたが雨のため中止となり,一日中家にいて(少しは家事もやりながら)校正を進め,21:00頃に終わった。後は印刷所に渡せばOKのはず。追い出し試合があったら終わらなかったかもしれないので,日程変更のために追い出し試合に出られなくなってしまう子供数名には申し訳ないが,個人的には恵みの雨だった。翌日の打ち合わせの講義日程を練っていて,ふと気がついたら2:00を過ぎていたので就寝。
- 21日は6:10に起きて朝食を食べて,と普通に進んでいたのだが,ちょっと油断してコタツに入ったのが災いして転寝してしまい,家を出るのが遅くなったので,あさま512号に乗り遅れた。まずい。月曜に書いたとおり,514号は何の恨みか高崎に停まらないので,往路あさま516号。今日は,講義日程打ち合わせ,印刷所に校正引渡し,県庁での会議,情報セキュリティ講習会と一日中予定が詰まっているが,合間を縫ってオセアニア学会の発表準備(セミナーでいただいた意見を踏まえて少々練り直しが必要)とか31日締め切りのICTMMの要旨案作り(というか,それに先立つデータ解析)をできるだけ進めたい。
- 昼休みに講義日程を検討。概ねゴーサインか。これで非常勤講師の先生方に打診する。
- ご恵贈御礼。川端君から藤原校長との共著が届いた。藤原和博,川端裕人『バカ親,バカ教師にもほどがある:子ども化する大人たち』PHP新書,ISBN 978-4-569-69946-2(Amazon | bk1 | e-hon)である。ざっと見た感じたと,あくまで川端君は聞き手であって,これはやっぱり藤原校長の本だなあ,という感じ。でも,いろいろヒントになることはありそうだが。復路新幹線で読む本の待ち行列リストに割り込ませよう。
- 某学会から査読依頼論文が突然届いた。あれ? この学会は以前は事前の打診があったはずだがなあ,と思ったら編集長が代わったのだった。なるほど。科研費の報告書は今日で終わりなので時間が取れないことはないが,ICTMMへのapplyなど考えると(useR!は諦めた)後回しにしたいところだ。それにしても他人の論文のアラにはいろいろ気付くのに,自分の文章のアラには他人から指摘されないと気付かないものだなあ。
- 県庁の会議から戻ってきたら,もう印刷所の人が来て,校正刷りを持って行った後だった。まあ全部書き込んでおいたから大丈夫だと思うが。
- 情報セキュリティ講習会は,ほとんど既知のことばかりだった。やや脱力気味。うーむ。VPNは1年半かかって漸くここまで漕ぎ付けたとのことだが,学外から電子ジャーナルを見るだけなら,ここまでしなくても良かったはず。例えば,キャンパスごとにメールサーバがあるので,そのアカウントとIDを使って,学外からも利用可な認証ありのproxyを設定すれば,無料でできたことなんではなかろうか。全学認証アカウントを使ってVPNまでもっていったということは(MacOSでは使えないという辺りが何ともトホホだが)その先の意図がありそうな気がする。
- これまで21:43新前橋発だった上り高崎行きは,21:44発になって,かつ途中で停止信号に引っ掛かったので高崎到着が21:58となり,出発が1分早く21:59発となったあさま551号にはギリギリのタイミングで間に合った。いろいろな意味で3月15日ダイヤは微妙だ。奥野修司『花粉症は環境問題である』文春新書,ISBN 978-4-16-660619-1(Amazon | bk1 | e-hon)を読了。『心にナイフをしのばせて』でも醜い現実を抉るようなルポのキレをみせてくれた著者が,自身の花粉症があまりにひどかった2005年,花粉症のために使わされている費用を計算してみたら「毎年ノートパソコンが買える」ほど使っていたことに驚き,なぜ花粉症がこんなにも国民病になってしまったのかについて突っ込んで調べた結果,拡大造林というあまりにもひどい悪政が大きな原因だという結論に行き着いて,現状改善のための具体的で有効そうに思われる提案をC/Pまで考えてまとめたノンフィクションである。個人差があることを考えると,井上栄〜藤田紘一郎路線の説明の否定はちょっと言いすぎかと思うが,本書から気付かされたのは,逆に藤田紘一郎路線の説明では,拡大造林による環境中アレルゲンの増加という根本原因にかかわる大きな要素が見過ごされる(あるいは過小評価される)危険が大きいということだ。ぼくも10年来花粉症に悩まされているので,本書後半で著者が提案しているスギ間伐(かつ斜面のは伐る)+広葉樹植林(あるいは自然の実生を待つ)という戦略は是非実施して欲しいと思う。
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