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個別メモ
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【第1228回】 いろいろ(2009年1月9日)
- 6:30起床。かなり雪が降っていて,長野電鉄で長野駅へ行こうとしたのだが遅れていたこともあって,往路あさま512号。高崎から北高崎・バイパス経由で群大病院行きというバスがあったので乗ってみたら,雪のためもあるかと思うが,以前あった新前橋経由に比べるとかなりの遠回りで,50分かかって380円だった。ただ,7:25発というのもあるので,始発で来れば乗ってみるのも悪くないな。これが7:35発だったら,月曜にあさま504号で来たときにちょうど乗り継げるのだが,そこまで望むのは無理か。だいたい,今日だって最後まで乗っていた乗客は自分だけだったし。
- これまで知らなかった不明を恥じるしかないが,昨年秋のWMAソウル総会で,ヘルシンキ宣言が大幅改訂されたそうだ。公衆衛生ねっとで柳川先生から流れてきた情報によると,日本医師会のサイト内に英文と和訳が掲載されているとのこと。ヒトを対象とする研究をする人は必読であろう。
- 世間ではvaio type Pで盛り上がっているが(きっと北海道のY君とか高崎のK先生とかは手を出すんではないだろうか),あまり魅力を感じない。むしろポメラとかREDFLYに惹かれる。
- 奥村さんのblogに追記されていたので知ったが,NYTimesのサイト(ブログ?)にRのフォローアップ記事が載っている。全世界のRユーザ人口は25万から200万人と推定されるそうだ。
- 「内田樹の研究室」のこの記事は,内田さんが,うまく制度化された立場で言論活動をしているからこそ言えるのじゃないだろうか。制度にはまっていない,フリーランスの言論活動をしている人は,「読者」も大事だけれど,「購入者」もいないと生きていけないから,どちらも大事なはずだ(どちらか片方ではなく)。8年ほど前に書いたように,制度化されていない文化は立場が弱い。国立大学法人の運営費交付金をゼロにしようなんていうことが財務省の会議で報告されてしまう現状からすると,この国の文化は絶望的な危機に瀕しているので,方向性として先はないと思うけれども,著作権を守らないと食べていけないなら,Googleに文句を言いたくなるのは理解できる。個人的には本の原稿を書くのは読んでもらうためであって買ってもらうためではないという主張には共感するが,自分が大学から給料を貰っているという恵まれた立場だからこそ,そう感じるのだとも思う。「Rによる統計解析の基礎」は,草稿pdfを公開し続けているにもかかわらず5000部以上売れているので,Googleの書籍検索やAmazonのなか見!検索だって販促メディアになりうる場合もあると思うけれども,内容がダメでなくても売れない本だってあるわけで(値段が高いとか),Googleの機能には文句を言いたくなっても仕方ないんじゃないだろうか(「なか見!検索」は出版社や著者からの希望により登録されるので話が別)。
- 中西準子さんの雑感459に,弁護士が書いた本を読んで,裁判で無罪となった故安部英氏が言われなき批判を受けてきたかのように書かれていた。少々的を外されているように思う。世間が安部氏のどこを一番責めていたかといえば,(当該裁判で安部氏が起訴された)帝京大学病院での診療科長としての1人の患者の死亡にかかわる責任ではなくて,エイズ研究班長として,また家庭療法委員会主宰者として非加熱製剤使用を1984年後半以降も推奨し続けたことだったと思う。たぶん現行法ではこのエイズ被害を拡大した責任を刑法上の罪に問うことは難しいから当該裁判で論点になっていなかったからといって,すべてが免責されるわけではないと思う。
- 復路あさま549号。
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