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個別メモ

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【第1340回】 今日は今日とて一木会(2009年6月4日)

日常
5:50起床。朝食と家事とメール送受信(昨日の演習のレポートをもう提出してきた学生がいて驚いた)を済ませて出勤。往路あさま510号。今日は18:30から一木会があり,その後ではチュータ学生との懇親会というイベントもあるそうだが,来週の講義資料を作ってしまわねばならないので,懇親会に出ている暇はたぶんない。
人口動態統計
新聞に,平成20年人口動態統計月報年計(概数)が発表されたことが載っていた。TFRは1.37で,3年連続で増加中だそうだ。直感的に若年層におけるできちゃった婚の増加の寄与が大きいのではないかと思ったが,実はそうではないようで,たぶん第2次ベビーブーム世代(1971年〜1974年生まれ)による第3子以上の出産増の影響が大きかったらしい。30歳代の年齢別出生率は,このところずっと上昇を続けているので,この傾向はもう少し続くと思われる。
R基本統計関数マニュアル
まだ作成中とのことだが,間瀬先生の『R基本統計関数マニュアル』は素晴らしい。時系列とかMDSとかクラスタリングとか非線型回帰については,一瞬,「基本統計じゃないじゃん」と思ったのだが,このマニュアルの主目的が,『基本パッケージ中の統計関連関数の全体をカテゴリー別に紹介すること,およびそのヘルプドキュメントの「ほぼ忠実な」和訳を提供すること』とあり,その目的なら見事に達成されていると思う。また索引の付け方が参考になった。機能別に大きく分けておいて,その中をアルファベット順+五十音順に並べるというやり方は,使いやすそうだ。
SVM
昨日Demographic Researchからのお知らせメールが届いて知った論文が,Rのlokernパッケージに入っているlokerns()関数を使ったカーネル法と,e1071パッケージに入っているsvm()関数を使ったサポートベクターマシン(SVM)で年齢別出生力パタンの平滑化推定をしている。Discussionで,もっと多くの集団のコホートあるいはピリオドのデータに適用すべきと書いているので,日本の人口動態統計データの年次推移とかを同じ手口で分析して,もし面白い結果が出れば,人口学研究くらいはいけるかもしれない……と思いつきはするんだが,やっている暇がないのが悲しい。なお,カーネル法とサポートベクターマシンについては,かつてこのメモでも触れた,金明哲『Rによるデータサイエンス:データ解析の基礎から最新手法まで』森北出版,ISBN 978-4-627-09601-1(Amazon | bk1 | e-hon)の説明が直感的にわかりやすかった。
日常2
一木会は,まあ普通。暫く資料作りの続きをしてから帰途に就いた。復路あさま553号。今公開中のRookiesの映画をノベライズしたやつを読んでしまった。映画に行くつもりなら読まない方が良かったかも。

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