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個別メモ

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【第1402回】 努力は報われる(2009年8月24日)

週末雑記
土日は家のことをやっていたら終わった。土曜はソフトボールの練習,日曜は地域の祭りの準備で蔵の確認と整理をするという仕事がそれぞれ午前中あったが,それ以外はほぼ炊事とか洗濯とか掃除とかのみ。それでも草刈りまではできないのだった。庭にオクラが2本あって,次々と実をつけるので,このところ毎食オクラを使った料理を作っている(野菜スープとか炒め物とかカレーとか)。キュウリもたくさんあるのを浅漬けにして食べているのだが,なかなか減らない。キュウリとオクラを大量に使えるいいレシピがあったら知りたいところだ。
嬉しいニュース
去年まで部長をしていて,今年はコーチという肩書きがありながらほとんど行けていなくて申し訳ない状態の少年野球チームが,富士ホンダ杯という大会で優勝したとのこと。とくに準決勝は4回裏に3点のビハインドを追いついて勝ち越した好ゲームだったようで,選手たち,とくに3人だけの6年生のこれまでの努力が報われて,とても嬉しい。おめでとうございます>選手諸君,監督・コーチ,保護者の皆様。
運も大事
とはいえ,努力は常に報われるわけではなくて,花巻東の菊池投手のように運悪く故障してしまうとどうしようもない。運も味方してくれないと,努力は実を結ばない。件の少年野球チームも,長野市大会ではレフトのレギュラーの子が故障して出場できなかったのが響いて途中で敗退してしまったので,スポーツにはつきものとはいえ,改めて故障は怖いと思う。プロなら専門のトレーナーをつけることもできるが,アマチュアスポーツではなかなかそこまではできないのが普通だろう。それに,いくらトレーナーをつけていても,突発的な怪我は防げないだろうし。やはり運も大事ということだな。
忙しい週明けの朝
月曜は日曜夜に作ったカレーを温めなおして食べ,ゴミ出しをしてから出発。往路あさま512号。
歯科受診
土曜に歯の詰め物が外れてしまったので,歯科に連絡しなくてはならない。で,行きがけに寄ってみたら,すぐに処置してくれることになった。しかし土台になっていた歯も欠けて無くなっているのでそのままではつかず,詰め物も作り直さねばならなくなった。まずは芯を入れる穴を開けるということで,麻酔無しにゴリゴリとドリルが頭に響く。既に根管治療済みの歯なので神経はなく痛くはないが,カルシウム臭が立ち上るのと,時々歯肉をドリルの先がかすめることがあって痛むのに辟易した。ついでに明日予約してあった治療中の歯の処置もしてもらったが,上の取れた歯の方は早く元通りにならないと食事に苦労するので,明日の予約はそのままにして上の歯の治療を進めることにした。
一仕事完了
12:45までかかって某事典の改稿とキーワードと書誌情報まとめを完了し,メール送信した。次はオセアニア学会仕事だが,その前に昼食に行ってこよう。
ご恵贈御礼
舟尾さんから新刊をご恵贈いただいた。書誌情報は,舟尾暢男『[R流!]イメージで理解する統計処理入門:データ解析の初歩から,シミュレーション,統計アプリの作成方法まで』カットシステム,ISBN 978-4-87783-229-2(Amazon | bk1 | e-hon)である。第12章「HTMLアプリケーションを用いた簡易Rツールの作成」は,javascriptを駆使してhtmlで作ったフォームからRのスクリプトファイルを書き出し,次いでRを呼び出してそのスクリプトファイルを実行させるという2段構えのアイディア。自分でも思いつかないでもなかったが,自作メニューを考えるならRcmdrを書き換える方が簡単そうなので,自分で実装しようとは思わなかった。実際に作られたものを見ると,実は以外に応用が利いて面白いかもしれないと思った。内容的にはRのインストール方法を丁寧に(画面イメージも多く掲載してあってわかりやすく)OS別に解説するところから始まり,Rによるデータ解析の流れ,2群間の平均値の比較,2つの連続変数データの関係,2群間の割合の比較,イベントが起こるまでの時間,3群以上の群間比較,で「データ解析の初歩」は終わりで,残りが例数設計,乱数とシミュレーション,最後に既にふれた第12章という構成になっている。各章ごとに参考文献と練習問題が充実していて,自習にも使えると思った。とくに,共分散分析と二元配置分散分析の交互作用について詳しく丁寧に解説されているのが素晴らしい。これくらいイメージ図を使って説明するとわかりやすいんだろうとは思うが,こういうのは意外に作るのが面倒で,自著では簡略に流してしまうところなので,舟尾さんの丁寧さには頭が下がる。いい本をありがとうございました>舟尾さん。
R-2.9.2
ちなみにR-2.9.2は今日リリース予定のはず。まだアナウンスはないが。
昼食時読書
昼食はとよだに行ったら日替わりが終わっていたのでオムライスにしたのだが,食べながら読んだのは,海堂尊『外科医 須磨久善』講談社であった。まだ途中だが,いい伝記だと思う。一流の仕事をする人の言葉はいろいろ勉強になる。
次の仕事
オセアニア学会仕事をやっていたら,某事典の編集から再度メールが届いた。別項目の方の改稿依頼で,編集主幹のコメントは紙に書いたものが郵送されてくるそうなので,実際の作業はそれを待ってからになる。難しいのは,「高校生にもわかるように書く」ということだな。息子にアルバイト料でも払って読ませるか? もっとも,今日と明日は試験だとか言っていたから,明日以降しか頼めないが。
R関係更新
予定通りR-2.9.2リリースアナウンスが流れたのと,舟尾さんから上記の通り新刊をご恵贈いただいたので,統計処理ソフトウェアRについてのTipsを更新した。R実践活用勉強会でも第8章を使ってsurvival analysisの復習をすることにした。
復路
19:40頃研究室を出て,復路あさま547号。高崎での乗継ぎ待ちの間に大粒の雨が降ってきて驚いた。海堂尊『外科医 須磨久善』講談社,ISBN 978-4-06-215583-0(Amazon | bk1 | e-hon)を読了。「余談になるが,現在医学研究は倫理問題が強く意識されすぎているため滞っている部分もある(p.62-63)」など,海堂尊の色が強く出ている部分もあるけれども,基本的には須磨久善先生の珠玉の言葉にノックアウトされそうだった。一部をメモしておくと,「画期的な業績を挙げたければ鈍感になるべきです(p.76)」「人が自分をどう思っているとか,ひそひそ話の中身みたいな小さな問題よりもはるかに,自分が自分の行為をどう思うかの方が大切です。たどりついたゴールが,本当に最初に目指していたゴールかどうか。そうした問いに対する回答がイエスなら,あとは,まあそこそこ,どうでもいいのではないでしょうか(p.183)」「自分のこころが引き込まれたら,自分にとっての本物です。ふつうの人はそうした瞬間を見過ごしてしまう。本物と出会った瞬間,誰でも,ああ,これかもしれないと思うはず。自分の感覚を大切にしようという気持ちさえあれば,本物が蓄積されていくはずです(p.206)」など。

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