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【第1482回】 生命科学の前線講義(2009年12月15日)
- 7:00に起きて講義資料づくりを再開した。「新型」インフルエンザ対策への公衆衛生学的視点などというタイトルにしてしまい,全学部1年生からの選択の講義なので,工学部とか社会情報学部とか教育学部の学生にもわかるように話さなくてはいけないし,インフルエンザの基礎的な話もしなくてはいけないだろうし,「新型」に関する情報は日々激しくアップデートされているために講義準備が大変になってしまったのである。
- 8:40頃病院の軽食喫茶に行って朝食をとってきた後も講義準備を続け,13:00過ぎに漸く15ページの資料ができあがって印刷に入ったが,それなりに時間がかかり,結局タクシーで荒牧に行った。受講生は23人のはずだったのだが,何人か休んでいたので資料が余ってもったいなかった。学生には配ってしまったが,まだ推敲が十分でないので,もう少しreviseしてからwebにはアップロードするつもり。
- 荒牧から昭和へはバスで帰ってきて,共同購入を頼んでおいた薬を引き取りに教職員組合に寄ってから研究室に戻ってきて,地域保健実習学生の対応をしてから,疫学勉強会に突入し,18:30頃漸くすべてが終わった。
- 疲れ果てたので帰りたいが,疫学勉強会の次回予定を教室webサイトに反映させねばならないので,その作業をした。人口学会仕事がメールで届いていたが,さすがにそこまでは今日やる気力はない。これから自転車で新前橋に向かう予定。
- 研究室を出る前にもう一度と思ってメールをチェックしたら,北海道からも作業要請が届いていた。申し訳ないが今日は限界なので明日で許してください>Y君。ただ,明日はパスポート更新申請をしてから来るので,研究室に着くのが少々遅くなる予定だけれども。
- カギカッコつきで「新型」と書いているのは,揶揄しているのではなく,この言葉がただ新しい型という意味ではなく,特定のウイルス株を指す固有名詞であることを強調しているだけである。そう書かざるを得ないところが,インフルエンザウイルスの呼称が,分類体系として破綻している,少なくとも不十分であることを意味していると思う。
- 時間概念を含んでいないのにrateと呼ぶのが疫学用語として不適切だという示唆には同感だけれども,割合の英語はproportionであるべきで,ratioではないと思う。
- なるほど,実はEulerに統合されているMaximaには複素数を受け付ける(ただし例えばabsによって実数値にする方法がわからないのだけれども)zeta()が入っているのだな。つまり,Eulerのプロンプトに対して,::zeta(2)|floatと打てば,1.644934066848226と表示されるのだった。さすがだ。
- 10月に触れたが,トレーニング・ジャーナルの最新号を,またもやお送りいただいた。実は以前いただいたものを読み終えていないので,定期購読注文もしていないのだが,今回の特集は測定と評価ということで,統計学の立場からも興味深いので,先にこっちを読もうと思う。
- 復路あさま549号。
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