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個別メモ
Latest update on 2012年3月5日 (月) at 10:54:46.
【第1560回】 月曜から会議(2010年4月5日)
- 月曜は6:15起床。往路あさま510号。群馬は雨だったので前橋からバス。
- 不在中,Heiberger RM, Neuwirth E "R Through Excel"を石田基広さんと石田和枝さんが翻訳された『ExcelでR自由自在』シュプリンガー・ジャパン,ISBN 978-4-431-10088-1(Amazon | bk1 | e-hon)をご恵贈いただいていた。いつもありがとうございます>石田さん。ExcelのアドインからRの全機能を使えるようにするパッケージを開発した人たち自身が入門的な使い方を書いた本を翻訳されたものらしい。Rcmdrとも連携しているようで,これが広まると,ますますRの敷居が低くなるのではなかろうか。言語の障壁を下げるという意味で,本書の翻訳の意義は大きいと思う。ただ,入門書としては,4500円という値段が心理的な障壁になるかもしれない。もちろん,これに類した機能をもつソフトの値段に比べたら,タダみたいに安いのだけれども。
- 今日は昼から教室ミーティングと授業ミーティングがあるので,その準備が必要。
- 実は書評をしなくてはならない本も届いていて,面白そうなのだが,ともかくミーティング準備が先。
- 授業ミーティング準備が終わったら12:30だったので,とりあえず買置きのカップ春雨を食べつつミーティング突入。いろいろ決めなくてはならないことがあり,13:50頃までかかった。カップ春雨ではやはり足りないので,握り飯でも買いに行ってこようと思っているところ。
- 買ってきてから,さっきのミーティングを踏まえて非常勤講師の依頼文書作りと公衆衛生学のプログラム作成作業。見学実習についても進めなくてはいけないのだが,明日の午前中にするしかないだろう。
- 16:00から統計相談があり,その後17:30から18:25までR実践活用勉強会でWHOQOL-BREFデータでレーダーチャートを作る方法を個人についてとグループについて英語で説明(参加者が自分以外は全員インドネシア人だったため)。もう少し仕事の続きをやってから帰りたいが,定期が今日までしかないので,23:00より早く長野駅に着く必要がある。ということは,あさま549号で帰らなくてはいけないので,両毛線が遅れたりする可能性も考慮に入れたら20:00までしか仕事はできないということだ。
- しかし『ExcelでR自由自在』の環境をインストールしようとしてはまってしまった。WindowsXP環境であり,Office2007がインストール済み(群大の包括契約によるライセンスを使っている)である自分のマシンで,とりあえず使ってみようと思って,既にRがインストールされている人向けの説明である付録A.4を見たら,いくつかのパッケージをインストール後,コマンド実行するだけでできそうだった。たしかR-2.10.1をインストールした後で,全部のCRANパッケージをインストールしたはずなので,いきなりlibrary(RExcelInstaller)とやってみた。すると,付録Aの最初に書いてある通り,statconnDCOMモジュールがないので,installRExcel()コマンドを実行してインストールせよというメッセージが出てきた(英語で)。指示通り実行すると4 MB程度のファイルがネットからダウンロードされインストールされる。サイズが大きくないので回線は多少遅くても大丈夫だが,インターネットに接続されている必要がある。次にlibrary(RthroughExcelWorkbooksInstaller)を実行してみたら,インストールされていなかったので,install.packages("RthroughExcelWorkbooksInstaller",dep=T)で57 KBのファイルがダウンロードされてインストールされた後でやり直した。すると,installRthroughExcel()を実行しろというメッセージが出てきたので(英語で),指示通り実行した。今度は1.4 MBのファイルがダウンロードされて実行された。最後にlibrary(RcmdrPlugin.HH)を実行してRcmdrとRを終了すると,デスクトップにRExcel2007 with RCommanderというアイコンができている。
- しかし,これを実行しようとしてもRgui.exeが見つからず,うまくいかないのだった。そこでこのアイコンのプロパティをみたら,"C:\Program Files\RExcel\xls\RExcelWithRCommander2007.bat"というバッチファイルを呼び出していたので,そのファイルの"Not found"というところを,"C:\Program Files\R\R-2.10.1"に置き換えてから,再度実行してみた。しかし今度はRとExcelの起動まではいくのだが,Excel上でErrorというウィンドウが開いて,No R server configured. Please set RServer to work with RExcelというメッセージが出てきて,そのウィンドウを閉じるとVisual Basicのデバッグダイアログが開くのだった。
- 困って再び本書を開いたら,付録Bのトラブルシューティングの冒頭,問題なさそうにみえるが実行できない場合として,古いR(D)COMライブラリが残っている場合という説明があり,A.3.2に対処法も書かれているようだった。しかし時間がないのでとりあえず今はここまでにする。古いバージョンのR(D)COMを入れてしまっている人は,先にそれをアンインストールしてからインストール作業を始めねばならないようだ。
- しかしR(D)COMが見つからない。既にインストールしていたわけではなかったのか? 考えてみると,"Not found"はこのせいじゃないような気がする。もしかすると,R-2.10.1PatchedをR-2.10.1というディレクトリにインストールしているのがいけないのかもしれない。この解決はどうやったらいいのだろうか。
- よくわからないが,もう一度最初からインストールを試みつつ,今度はメッセージを慎重に読みながら進めたら,うまくいったような気がする。installRExcel()をする前に,library(rcom)して,comRegisterRegistry()と打ってNULLが表示された後にinstallstatconnDCOM()して最新版のR(D)COMをインストールしておくのがカギかもしれない。リモートで使う予定はないので,ローカルサーバモードでインストールした。"Not found"はたぶんレジストリにはPatchedという文字列があるのにディレクトリ名にはないという状況のせいであろう。こっちは個別対応するしかなさそう。
- しかし,RExcel2007 with RCommanderのアイコンのリンク先のバッチファイルを直しても,RとRcmdr,Excelは無事に起動され,RExcelのスプラッシュも表示されるようになったのだが,実際にRExcelの操作をしようとすると,"There seems to be no R process connected to Excel"というダイアログが表示されて,それを閉じるたびにRExcelのスプラッシュが表示され,再び同じダイアログに戻るというループに陥ってしまうのだった。インストール段階は初心者向きではないと思う。もっとも,Rを入れる前の段階で全部一括インストールする方のやり方をすればうまくいくのだろうけれども,既にRをいろいろ標準でない状態で使っていると対応させるのが難しい。
- もう少しあがいてみる。こうなったら,レジストリエディタでPatchedを消してみよう。検索してみたら"HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\R for Windows 2.10.1 Patched_is1"というのが怪しかったので,この" Patched"を削除し,さらにキーとして存在していたDisplayNameとDisplayVersionからも" Patched"を削除してみた。しかしそれでもダメだった。こうなったら,Rもいったんアンインスールしてからやり直すしかないかもしれない。別マシンで試すか? とも思ったが,19:30なので,もう今日はやめよう。
- 20:05頃に研究室を出て,予定通りのバスで前橋に着き,20:47の高崎行き両毛線から,復路あさま549号に乗り継いだ。長野駅で10日の人口学会理事会のためにえきねっと購入した高崎→東京の切符を買い,翌日からの3ヶ月定期も買ってから自転車で帰宅。
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