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個別メモ
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【第1685回】 締め切りの山(2010年9月24日)
- 23日は休日だったわけだが,7:00から神輿の組み立てがあったので6:00起床。ダブルで目覚ましをかけたところ,PCで流した「青空のかけら(Live版)」はまったくインパクトが無く起きられなかったが,WILLCOM 03のG-Alarmで流したNokkoの「Natural」の破壊力は素晴らしく,一発で起きることができた。食事をさっと済ませ,集合場所へ行くと,まだ自分を入れても3人しか集まっていなかったが,とりあえず作業準備を始めた。時間が経つにつれて人も増えてきて,9:30頃に無事完了した。公民館へ移動し,行灯(たぶん地口行灯から転じたのだと思うが,こちらでは地口と呼ばれている。四面に毛筆で町の名前とか会の名前が大書されたもの)の紙を全面的に張り替えるという作業(といっても,ぼくは最後の1面の糊を塗って紙を延ばしただけだが)に続き,木遣りの練習を昼まで。最後にやる道中木遣りの入りの部分が難しい。午後は法被を配ったり,町内会の募金の集金をしてブロック部長のところに届けたり,家事をしたり。疲れ果てて0:30頃就寝。
- 24日は5:30起床。目覚ましは前日と同様。往路あさま506号では高崎まで眠っていた。このところ新幹線で眠ってしまうので,ソロモン調査時の日記がなかなか完成しない。あまりいないと思うけれど,もし待っている読者の方がいたら,気長にお待ちいただきたい。それにしても,昨日は負けたけれど,ドラゴンズが久々にペナントレースで優勝しそうなのは喜ばしい。で,高崎駅で乗継ぎ待ちの間に,東京中日スポーツを買って読んだ。堂上直倫は初失策だったのか。井端がバッティングピッチャー180球という記事を読んで,興南高校の島袋君がノックを30分やったという話を思い出した。誰もがチームのためにできることをやるという姿勢が強いチームを作っているのだろう。
- 大学に着いて,メールチェックと返事。トレーニングジャーナルのAさんから届いていたメールにコメントを返すのに少し時間がかかった。もう9月も残すところ1週間なのだが,土曜は娘の中学の運動会,日曜はソフトボールのコーチと町のお祭りで一日中忙しいのに,9月中という締め切りが山のようにあって,頭が痛い。9月末日までという原稿締め切りが2つ(うち1つは大学の事務仕事みたいなもの),10月2日に獨協医大で行われる日本寄生虫学会東日本支部大会の発表準備(プレゼンファイルは9月30日必着で郵送なので,来週月曜には発送したいところ),10月3日に名古屋で行われる日本地理学会のシンポジウムの発表準備(これは名古屋に早朝着くので,オセアニア学会のときと同様,着いてからもDenny'sで詰めができる……なんて甘いことを考えていると危ないか?),ソロモン諸島へ今回の調査の報告書の完成版と2月ワークショップの案を英文で作文して送るのも"as soon as possible"と書かれたメールが届いてしまったので急がねばならない。優先順位を決めなくては。
- 午前中は9月中締め切り原稿の1つを片付けるためにRのコードを書いていた。欠損値処理が去年までと変わったのか? 昼は久々にとよだに行ったが,既に日替わりランチは終わっていたので,ランチチキンソテーを頼んだ。食べながら,南部さおり『代理ミュンヒハウゼン症候群』アスキー新書,ISBN 978-4-04-868701-0(Amazon | bk1 | e-hon)を読了。数日前に触れたとき,まとまった日本語の本として初めてだと思うと書いたけれども,実は2003年に,坂井聖二『子どもを病人にしたてる親たち 代理によるミュンヒハウゼン症候群』という本が明石書店から出版されていて,そのことは本書の中でも紹介されていたのだった。また,数日前に触れた時には「この病気」と書いてしまい,DSM-IV-TRでも暫定案だが「代理人による虚偽性障害」として診断基準が提唱されているけれども,本書の著者は,MSBPはあくまで児童虐待の一類型としての虐待行為を指すものであって,『MSBPのような複雑な虐待行為を行なう親の精神状態には,さまざまなものが含まれており,そうした精神状態を説明するために「代理ミュンヒハウゼン症候群」という言葉があるわけではない(p.189)』と考えるので,母親の精神的な病気というべきではないと述べていて,ハッとさせられた。さらに,MSBPがからむ裁判員裁判は既に行われていて,点滴汚染水混入事件として本書第7章で詳しく説明されていたのだった。読み了えて思ったのは,たしかに著者が主張する通り,人格障害のひとつだから心神耗弱ではなく責任能力は十分にあるといえるだろうという気持ちと,しかし社会を含めた周囲のありようが虐待行為を助長した側面もあるのだから100%母親の責任といえるのだろうかという引っ掛かりの両方だった。今一つ整理を付けにくい話だ。
- Amazonから,ギタリスト村治佳織の新作,『Soleil Portraits2』が届いた。DVD付き初回限定版なのだが,素晴らしいとしかいいようがない選曲と編曲と演奏で引きこまれる。全部いいので,暫く無限ループにしたいが,13曲目の「エル・ディア・アンテス」が個人的には一押しである。
- Rのcor()関数にデータフレームか行列を与えた場合,たぶん1行目のデータがNAの変数については相関係数の計算結果がNAになってしまうようだ。useオプションでuse="complete"として欠損を全部除けば計算できるが,むしろcor()に渡す前に欠損値をリスト単位で除去しておくべきだろう。少なくとも今回はそうしよう。
- 来週末から医学情報処理演習が始まるのだった。スケジュールが過密だ。でも,今年はシラバス通りにやることにして,別途配布資料を作るのはやめにしたい。課題は作らなくてはいけないが……。スケジュールを確認していくと,1月の札幌出張翌日に期末試験をすることになっていた。無茶な気もするが,2月にソロモン諸島でワークショップをやらねばならないので,休講はしない方がいいだろう。札幌で17:30にセミナーが終わってから飛行機で羽田に飛ぶとすると,その日は長野まで帰らずに大学に泊まってしまう方が楽だなあ。
- 弘文堂から厚めのA4封筒が届いたので何かと思ったら,『地球環境学事典』(Amazonの予約受付ページ)が漸く10月中に刊行されることになったということで,著者割引購入のお知らせであった。定価で26,250円という高価な本だが,それだけの価値はある画期的な事典だと思う。ぼくは「病気の多様性」と「人口転換」の2項目を執筆していて,まだいつ出版されるかわからないという段階で原稿料が振り込まれていて驚いた記憶があるので,1冊は購入するつもりだ。しかし普通は個人で買える値段ではないので,図書館にリクエストして入れてもらうといいと思う。
- Natureのデザインがリニューアルされたそうだ。World Viewという新セクションが面白いかもしれない。
- 午後はRのコードができあがって一瞬で実行できたので9月中締め切り原稿を書いていたが,まだ全体の4分の1くらいの進捗度なのだけれども20:00近くなり,力尽きたので帰途に就くことにした。
- 復路あさま589号。金曜日はこれか551号でないと座れない。長野駅までほぼずっと眠ってしまった。
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