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【第2011回】 今日も科研費書類作り(2011年10月19日)
- 往路はサークルKで中日スポーツを買い,新幹線で読んだ。さすがに優勝翌日の中日スポーツで,紙面の7割方がドラゴンズ優勝に関連した記事であった。
- 今日も科研費書類作りの続き。
- 元々の開発者である曽田さんが開発停止宣言をされた後,有志が開発を引き継いだFFFTPのChangelog。UTF-8のファイル名に対応したことが最大のポイントだな。旧バージョンから設定を引き継ぐにはINIファイル経由にすればいいらしい。
- 控え野手が大量出場する一方,川井-吉見という投手リレーは最多勝狙いだろうが豪華だ。落合さんは味がある采配をするなあ。
- 復路新幹線で,北杜夫『マンボウ家族航海記』実業之日本社文庫,ISBN 978-4-408-55054-1(Amazon | bk1 | e-hon)を読了。月刊J-novelに連載されているエッセイを中心に新たに編集され,今年の夏に書かれた後書きと,娘さんである斎藤由香さんによる解説が付いた文庫オリジナル作品である。よくもここまで赤裸々に自分に振り回される家族のことをネタにできるなあと感心するのだけれども,語り口にユーモア感覚がにじみ出ているので下品にもならず悲壮にもならない。著者が双極性気分障害(躁鬱病)であることは有名だが,躁の時期に株売買にのめり込んで破産寸前まで行ってしまったとは本書で初めて知った。中学,高校生の頃には北さんの小説もエッセイも愛読していたのだが,本書で自虐的に書かれているように,新作を目にしないので最近はあまり人気がないということなのだろうか。寂しい限りだ。寂しいといえば,本書に何度か登場する長い童話とは,『さびしい王様』シリーズ三部作のことではないかと思うが,あの王様は,確かシャハジ・ポンポン・ババサヒブ・アル・アシッド・アリストクラシー・ジョージ・ストンコロリーン28世王という名前だったと記憶しているが,この名付けは,やはり躁状態がもたらした天啓だったのであろう。あれは傑作だった。それにしても,本書に何度か登場する,ブラジル移民を扱った『輝ける碧き空の下で』という作品は読みたい。30年前には存在しなかったので未読なままなのは残念なことをした。垣根涼介『ワイルド・ソウル』を読んで以来,ブラジル移民についてはもっと知りたいと思っているので,既に文庫になっているらしい『輝ける碧き空の下で』は必読だな。
- 吉見投手の最多勝が確定した。どうせならもう1勝して単独最多勝を狙ってほしいところだが,防御率1位も掛かっているから失点の可能性を考えると難しい選択だな。
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