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個別メモ
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【第2036回】 講義準備の日(2011年11月16日)
- 7:30に村治佳織のLe Cielで爽やかに起床したものの,銀色のシートの上でシュラフカバーにくるまっていた自分を見出して苦笑した朝。でも意外なほど疲れはとれている。やはり遠距離通勤がないと楽だ。
- 昨夜立てた予定にしたがい,すき家で朝食を食べつつ,何ヶ月かにわたって少しずつ読み進めてきた,海堂尊(編著)塩谷清司,山本正二,飯野守男,高野秀行(高は本当は所謂「はしご高」),長谷川剛(著)『死因不明社会2 なぜAiが必要なのか』講談社ブルーバックス,ISBN 978-4-06-257735-9(Amazon | bk1 | e-hon)を漸く読了した。海堂さんはいつも通りのシンプルな主張であり,塩谷さん,山本さん,飯野さん,高野さんは,第一線での実践を通じたAiの効用と社会的受容についての臨場感あふれる説明で,そこまではまあ予想通りだったのだが,最後の長谷川さんの文章は凄かった。本書は長谷川さんのパートだけでも読む価値がある。死をめぐる哲学的論考から説き起こされ,信頼とは何か,科学技術とは我々にとって何なのか,と議論が進み,法と責任の問題に至って,責任とは(法にありがちな)後ろ向きの追及ではなく,前向きにエラーを繰り返さないために生かされるべきものではないか,という共感できる主張を経て,Ai実践により関係者間の議論が進むことにより信頼できる社会へと社会変革がなされるようになるはずだという結語へと至る大筋も無理が無く素晴らしいし,途中で言及される先人の論考がまた示唆に富んでいる。フランクフルト学派第3世代のボルツの『世界コミュニケーション』は未読だが,長谷川さんが引用している部分だけでも卓見であり,是非読んでみたいと思った。
- 今日は月曜にやった統計演習の後始末をしてから来週月曜の講義準備と,今週金曜の非常勤の講義準備を済ませるのをノルマとしたい。余裕があれば,論文直しその2,その3,その4,その5,と長い待ち行列があるので,そこまで進めればいいなあ,とは毎日思うところだが,どうしても行き着けない今日この頃。ダメダメだ。
- 地球研から12月に喋るテーマの問い合わせがあった。ブレストということだったので,大風呂敷を広げてみた。統計演習の後始末をしていたら北関東医学仕事が入ってきた。研究会抄録のチェックだったのですぐにやって返してしまった。スピード記録かも。すぐに統計演習の後始末再開。
- 昨夜から「情熱大陸」のおかげでややハイになっていたのが,だんだん燃え尽きて灰になりつつある。FRISKも効かなくなってきた。気分転換に『世界コミュニケーション』を買おうと思ってAmazonで検索したら,既に絶版なのだろうか,中古しか手に入らないようだ。東大出版会を調べたら版元品切れだった。絶版ではないということか? 原書はどうかと思ったら,どうもドイツ語だったらしい。これでは読めない。うーん,諦めて中古を注文するか。
- 枝廣淳子さんのメールニュースで知ったが,キューバの講演会行きたいなあ。12月14日だと無理そうだが。っていうか,キューバに行きたいなあ。
- 昼飯前に統計演習の後始末は完了。後は講義準備2つだ。金曜の非常勤については,メール添付で送れば資料の印刷はやってくれるそうで助かった。
- 先に金曜の非常勤の準備。資料ができたところで社会医学勉強会となり,終わって研究室に戻ってきたらちょうど電話が鳴って,金曜の資料の原稿を今日欲しいということだったので,すぐにメール添付で送信した。ギリギリセーフ。
- ほとんど力尽きたので,来週月曜の準備は明日以降にして,社会医学勉強会と明日の教室セミナーの予定を教室webサイト上で更新したら帰ることにしよう。
- ふとニュースを見たらいきなり先取点を取られた模様。今日も苦戦しそうだな。上越線でも新幹線でもWillcom03のワンセグで途切れ途切れに観戦していたのだが,代打小池選手が三振したところで,次の平田選手が大きな外野フライでも高いバウンドのゴロでも打ってせめて1点取らないと負けるだろうなあと思っていたら,当たり損ねのフライがレフト前に落ちるかと思わせておいて内川選手がスライディングキャッチでアウトという最悪の展開であった。谷繁選手は守備だけで力を使いはたしているように思うので,次のショートゴロは三振しなかっただけマシと思うしかなかろう。ま,ここは森福投手の隙のないピッチングを褒めるしかないか。落合監督は小池選手の経験に賭けたのだろうが,ここで右の代打がもっといたら違った展開だったかも,と思わないでもなかった。例えば中田亮二選手とか,せっかく40人には入っているのだから,ベンチ入り登録しておけば良かったのではなかろうか。帰宅後,最後は1イニングしか保たないはずのファルケンボーグ投手が2回を完璧に投げ切って負けであった。仕方ないといえば仕方ないが,山井投手と浅尾投手をつぎこんでいたから,今日はきっと落合監督も勝とうという気持ちがかなりあったのだと思う。けれども最後,谷繁選手をそのまま使ってセンターフライで幕となった場面は,ここもやはり経験に賭けたのかもしれないが,ドラゴンズの1ファンとしては,代打堂上剛裕選手という展開も見てみたかった。残念だが,明日仕切り直しだ。しかし山井投手を使ってしまったということは,明日の先発はエンジェルベルト・ソト投手だろうか。チェン投手や吉見投手を使ってしまうと背水の陣となるが……。
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