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2002年4月と5月のメモ
- 最終更新:
2002年 8月 18日 (日曜日) 13時59分
- 湯田温泉まで飲みに行った。鯨の「おばいけ」というゼラチン質の部分を(酢味噌和えで)初めて食べた。「おば」というのは「尾羽」を意味していて,尾の部分を水にさらして加工したものらしいが,「いけ」は何を意味するのだろう? ともあれ,その後行った韓国料理屋では,チーズチヂミもさることながら,桂花陳酒(金木犀を白ワインに浸して作るものらしい)のサワーが美味であった。ほろ酔いで帰宅し,そのまま眠ってしまった。
- 一時的にプロジェクトで内部の人しか使わないMLを運用するために,fmlをインストールしたのだが,postfixでfmlを使うには,main.cfにallow_mail_to_commands = alias,forward,includeという行を付け足さなくてはいけないとは知らなかった。実はFAQだったのに,5分ほど悩んでしまった。
- OpenOffice.orgを入れるためにはvaioのHDDの空き領域が足りなかったので,無駄に大きいDOSパーティションを分割することにした。GNU Partedというパーティション管理ソフト(コマンド名はparted)がインストールされていたのでそれを起動し,1GBあったDOS領域を100MBに減らし,空いた領域を新たにext2-fsとして確保し,/homeを割り当てるために/etc/fstabを書き換えた。personalにしなかったのでシステムへのインストールに加えてユーザ用のインストールをやる必要があったが,後者はネットワークからというのを選べば/usr/local/OpenOffice.orgのソフトを使ってくれるので,すぐに終わった。jreが入っていなかったので,sunのサイトからダウンロードした1.4をインストールした(Linux用バイナリというやつに実行属性をつけてそのまま実行すればいい)後でやると良い。これでvaioは完全に甦ったといえよう。
- Kondara/MNU LinuxをインストールしたvaioからLAN接続されたLIPS IVプリンタを使うための設定は,GNOMEのプリンタ設定メニュー(というか,printconf -guiだが)を使ったら簡単だった。新規でUNIXプリンタとしてプリンタのLocal IPアドレスを入力し,CanonのLIPS IVを選んで,編集のドライバ設定でPostscriptに変換とかいうチェックを外し,用紙サイズを変更するだけで使えた。ドライバの中には各種BJプリンタもリストされていたので,家庭での使用でも問題なさそうである。こうなってくると,ソフトウェアは完全にオープンソースのフリーのものだけを使って仕事をするということが本当に現実味を帯びてくる。問題は4GBしかないvaioのHDD容量だが。
- サーバ概要のページがpostfixのMLに紹介されたので,夜半からアクセス数が激増しているようだ。試行錯誤の記録が役に立つなら嬉しいことだ。
- OpenOffice.orgのワープロはWriterというのだが,MS Wordとの互換性はそれなりである。改行幅がうまく読み込めないのか,35ページの文書を読んだら,37ページになってしまった。やはり文字化けはしたが,WesternのフォントをすべてMS UI Gothicにしたら一応読めた。Word Artで円弧状に並べた文字は縦に引き伸ばした形になってしまうなど,若干駄目な部分もあるので,「それなり」というしかあるまい。ところで,kddlabsからダウンロードしたのは日本語版ではなかったらしく,慶應湘南藤沢キャンパスの非公式ミラーを見たらファイル名にjaと入った日本語版があったので,ダウンロードしなおした。リソースがほとんど全部日本語化されているし,インストーラのメッセージも日本語だった。PowerPointファイルを取り込んだときの文字化けを手っ取り早く直すには2つの戦略があって,1つはフォント置き換えテーブルを使うことで,もう1つはマスターを編集して,欧文フォントのデフォルトをMS UI Gothicくらいにしてしまうことだが,どちらでも実用上は問題ないと思う。
- デスクトップやメールの設定が再起動で消えてしまうという話があって見に行ったら,WindowsXP Professionalでユーザプロファイルが壊れているために,C:¥Documents and Settings¥TEMPディレクトリが使われていて(再起動するたびにエラーメッセージが出ているのだが,その意味がわかりにくいのでユーザの方は気づいていなかったらしい),設定したことや受信したメールが保存されていない,という問題だった。2000やXP Proにはシステムの復元という機能があって(スタートメニューのプログラムのアクセサリのシステムツールの中),確実に動いていた回復ポイントまで戻したら直った。一応,メールのバックアップは別のドライブに取っておいたのだが,その必要もなかったようだ。
- 元の本も読んでいないし議論になっている内容も斜め読みしただけなので的を外しているかもしれないが,"Skeptic Environmentalist"は,各論は字義通りにとれば間違いではないけれど,そこから組み立てられた総論(あるいはそれを紹介するマスメディアの情報)に論理の飛躍がある(検証するのに必要な材料がない)性質のものだと思う。それを,各論についての専門家に批判させようとしたScientific Americanの企画に無理があったのではないか。各々の専門家は総論を踏まえて各論を批判してしまっているために,各論の部分について「そう,その通り,専門家たちだって,各論についての元の本の記載が正しいことを認めているじゃないか? そこから繰り出される批判は論理がずれているじゃないか?」とLonborgがpdfで公開している反論の方が,字義通りに見れば筋が通っているように見えてしまうのではないか。もしそうなら不毛な議論かも。
- 今度の統計学の講義のプレゼンをOpenOffice.orgでやろうと思っていろいろ試しているのだが,PowerPointではできないと思われる凄い機能があることがわかった。ToolのOptionのPrintで印刷対象が選べるのだが,Handoutだけを印刷することにして,デフォルトだとレイアウトがおかしいので,これはどこかに設定する場所があるに違いないと思って,FormatのPageで紙を選び,ViewのMasterのHandoutで配布資料の配置を変えると,いくらでも好きなように配布資料のレイアウトを作ることができるのだ(何枚表示するかを選んだ後,個々のスライドを選んでFormatのPosition and SizeでProtectのチェックを外しKeep Ratioにチェックを入れるとマウスで個々のスライドの角にある緑色の点をドラッグすることで自由に変更できる)。これは本当に移行してしまっていいかも。もう1つ付け加えておくと,保存形式はXMLがzip圧縮されているようなのだが,これが元々のPowerPoint形式よりも小さくなるのも凄いと思う。9MB以上あったのが6MBちょっとになった(実はPowerPoint形式で保存しても元のより小さくなるから,きっと元のファイルにはゴミが含まれていたのだろう)。
- これだけ優れたソフトなのだから,絶対に使い倒している人がいるだろうと思って検索してみたら,OpenOffice.org 日本非公式ユーザー会というものが存在した。これはMLに登録するしかあるまい。Linux版もMacOS X版(MacOS X版はβバージョンだが)もあって,しかもThinkFreeと違ってJavaで書かれているわけではないせいか,速い。大きな画像が入ったプレゼンテーションの表示など,PowerPointよりずっと速い。素晴らしいことだ。データベースもこのユーザー会のページで推薦されているMySQLというのはいい選択かもしれない(MySQLもLinux版やFreeBSD版もあるし,しかもOpenOffice.orgと同じくオープンソースなのが素晴らしい。RやMozillaもそうだけれど,どうしたってオープンソースなソフトの方が安心できる)。未来開拓研究のイベント集のスタンドアロン版はMySQLで開発しようか?
- Microsoft Office 2000 StandardのAcademic版というものは,既に販売されていないらしい。妙なアップデート契約しかないものを,今後学生の情報教育に使うのはまずいと思うので,いっそのことOfficeを(できれば全学的に)違うものにしてしまうというオプションが有力になってきた。ThinkFree OfficeというソフトはWindows版とMac版があって,そこそこ安価であり,実はぼくは正規ユーザである。ExcelとCalcの互換性はまあまあだと思うが,PowerPointに相当するアプリが扱えるファイルサイズが小さいことと,フォントの互換性が低くてレイアウトが崩れてしまうことがあることと,オフィスランチャーみたいな余計なものがついてくることと,動作が遅いことがネックであった。Sunが出したStarOffice(日本ではStarSuite)6.0は,教育用途では無料なのが利点だと思うが,それを試す前に,StarOfficeと親戚関係にあるOpen SourceプロジェクトであるOpenOffice.orgの1.0を使ってみることにした。50MB以上のファイルをダウンロードするには時間がかかったが,kddlabsのftpサイトからダウンロードできたので,10Baseとか100Baseのethernetでインターネットに接続している人なら無茶ではないだろう。インストールすると高速起動のためのランチャーがタスクトレイに常駐するが,それほどメモリは食わないので気にならない。Address帳のインポートを求められるがキャンセルしても差し支えないようだ。PowerPointのプレゼンテーションを開くと,書体情報(サイズは残っている)が消えてしまう(というよりも2バイト文字が入っていてもうまくAsian Languageと認識されずにWestern扱いされる)らしくて全部Times New Romanになってしまったが,MS Pゴシックとかを選びなおすときちんと表示された。ToolのOptionでAsian Fontをサポートにすると,日本語について選択できる内容が増えるが,PowerPointを読み込んだときにTimes New Romanになってしまうのは変わりなかった。この辺りはStarSuiteの日本語版では問題ないのだろうか? スライド間の移動がタブになっている(別にNavigatorウィンドウを出すこともできる)のは,MSのPowerPointよりも使いやすいかもしれない。表示効果もかなり維持されているし,ThinkFreeより互換性が高いと思った。いろいろ試してみよう。次回の講義のプレゼンはこれでやってみようか?
- 教員組合総会は,何というか象徴的だった。その後フィルタリングに成功したはずのアカウントにKlez.Hがやってきたので,設定をチェックしたらバージョンが古かったので更新した。これまでの手順をまとめたものを,このサイトのトップページの一番下からサーバ概要としてアクセスできるページで公開した。
- 5月29日。事務室のアドレス帳を更新した後,学部便り編集会議。概要が決まった。その後,このところずっと取り組んでいるvaio-kondara/MNUの復活作業で,何度目かのカーネル再構築をした後,eth0のカードがハードウェアとしては認識されているのにifconfigでupできていなくて,その後の設定ができていないらしいことがわかったので,ifconfigとrouteを手動でやったら外部への接続ができるようになった。本当は違う場所に書くべきなのだろうけれど,/etc/rc.localにその手動手順を書き込んで対応した。これで研究室内LANのクライアントが3台になった。後は/etc/printcapの設定か。
- 事務室ではNC4.7がWEBブラウザ兼メールクライアントだったのだが,メールアドレス変更に伴って,メールクライアントだけEdMaxフリー版に移行してもらった。Windows95でIEが使われていなかったため,ComCtl32.DLLのバージョンが古くてEdMaxが素直にはインストールできなかったのだが,MicrosoftのサイトでComCtl32.DLLをアップグレードするファイルをダウンロードすることができ,それをインストールして再起動した後は,無事にEdMaxをインストールできた。NN4.7では看護学部トップページもきれいに表示できないのでブラウザも更新したかったが,Pentium 120MHzマシンにMozillaを入れたら重くて辛そうなので断念した。なお,NC4.7はコンマ区切りやタブ区切りでアドレス帳を出力する機能をもっているので,簡単なフィルタをPerlで書いてEdMaxのアドレス帳形式(名前,メールアドレス,備考の3行で1レコード)に変更した。これを例えば標準.adrという名前でEdMaxのディレクトリ内のAdressというサブディレクトリに入れてからEdMaxを起動し,設定のアドレス帳からリストグループの常用アドレスで右クリックして標準を追加すれば見事にアドレス帳が移行できた。EdMaxのアドレス帳は構造が単純なのが良い。
- Mozilla 1.0RC2をベースにしてMathMLサポートと開発者向け機能を省いて安定性を向上させたものがNetscape 7.0 PR1として公開されているようだ。ぼくはMathMLサポートが欲しいからMozillaを使うが,数式なんかきれいに見えなくてもいいという人はこちらの方がいいかもしれない。もっとも,mozilla.orgではRC3が出ているので,新しモノ好きもmozillaだろうが。
- 下記のような経緯を経て,やっとフィルタリングに成功した。これでウイルス/ワームを受信することなく東京大学のアドレスからのforwardingを受けられる。どこかに手順をまとめておこう。
- ローカル配送どころか,ping localhostが通らない。しかもnetstar -rをみるとルーティングテーブルは正しい。以上2点からipfの設定が厳しすぎるのだろうと考え,ipf.rulesにlo0を全部passするとか設定してみたが駄目であった。webを検索したら,今年の2月頃同じ症状に悩んでいた人の英語のメッセージが見つかり,カーネル再構築のときのoptions IPFILTER_DEFAULT_BLOCKをコメントアウトすればいいというので,そうしたらping localhostが通るようになった。後はpostfixのmain.cfにcontent_filterを設定して,master_cfにlocalhost:smtp-backdoorを設定すれば送受信するメールがavmailgateでフィルタリングされるようになるはずだが,うまくいくだろうか。東京大学のアドレスから転送されてくるメールには,昨日だけで14通もKlez.HやBadTrans入りのものがあった(AVG 6.0 Anti-Virus System Free EditionがEdMaxがファイルを展開した段階でフックして警告を出してくれた)ので,できるだけ早くサーバサイドでフィルタリングする方法を確立したいのだが。
- 講義資料をアップロードして講義後,看護学部のメールの転送設定をon demandで時折やりながら,avmailgateのインストールとpostfixと組み合わせた設定をしようと試行錯誤したが,微妙にバージョンが違うらしく,オンラインドキュメントに指定されている場所にファイルがなかったりして,どうもうまくいかない。もっとも,実はavmailgateを外してもpostfixがlocalにメールを配送するときにNo route to hostという警告を吐いていることがわかったので,postfixのローカル配送設定に問題があるのかもしれない。
- 息子のドッジボール大会を見ていたら惹きこまれてしまい,日焼けをしすぎたのは恥ずかしい。その日の夜は餃子を作った。日曜日は講義準備と家事に明け暮れ,22:30に長野駅を出るバスで新大阪に向かった。今回も予定より20分近く早く着いたので,6:00発のひかりレールスターに乗り継ぐことができて,9:30には山口の家に着いた。
- 金曜日。娘の保育参観は,シャボン玉作りであった。せっかくデジカメをもっていったのに,何時の間にか再生モードになっていて,電力が尽きていた。間抜けな。
- 木曜日。メールの返事を打ち,朝9:10に研究室を出て9:23宮野駅から山口線に乗り,ひかり号とのぞみ号を乗り継いで東京に着いたのは15:22だった。御茶ノ水で死亡モデルの共同研究をした学生とちょっと話してから市ヶ谷のJOICFPに向かい,夕食を食べながら会議をした。会議終了後,上野に出て再来週の人口学会に往復するための新幹線指定席券を自販機でViewカードで買った。山口駅のぱるるプラザ側に自転車置き場があることがわかったので,乗車券は山口から東京都区内まで往復のものを日曜に長野駅で買うことにした。
- 東京大学のメールアカウントにSPAMとかウイルス付きのメールが山ほど来ていて,これを現在メインに使っているメールアカウントに転送設定していたために,いつも大量のSPAMやウイルスを受信するのが鬱陶しくてならなかった。これを解決するために,個人もちのサーバでpostfixを稼動させて,個人利用なら登録すれば無料で使えるサーバ側のウイルス対策ソフトであるAntiVir for Linux and FreeBSD(avmailgate)を被せてみようとしている。このアカウントに東京大学のアカウントからの転送設定をすればよいのだ。もしかしたら,AMaViSも必要かもしれない。それにしても,このH+BEDVという会社はWindows系のアンチウイルスソフトも個人利用なら無料で使えるようにしていて,実に偉いと思う。
- 予定が詰まっていて実に忙しい。学生控え室のコンピュータ関連機器の物品管理(というか保守)は,結局情報ネットワーク管理委員の仕事になった。看護学部ウェブ広報委員会は順調に1時間で終わった。委員の先生方のご協力に感謝。今後の話し合いはMLですることになった。
- 5月22日。6:30に起きて昨夜のおかずに卵を追加して温め,朝食をとって研究室に来た。
- 20:00過ぎに自転車で山口駅へ行き,23日に東京へ出張する新幹線の時刻を早めてきた。Viewカードで買った特急券だったので,最初は「違う会社のカードで買った券だから難しいねえ……」などと言われたが(こういうとき,JRが東西に分割していることを不合理に感じる),結局時刻変更だけだったからなのか,やってくれた。ついでにきわめて不調なルータマシンのキーボードを取り替えるため,ベスト電器まで足を伸ばして叩いた感触で決めてきた。3000円もしないキーボードにしては,Justyの109Sというやつは使いやすいと思う。その後いったん帰宅し,すっかり干していたことを忘れ去っていた布団と洗濯物を取り込み,鶏肉とニラとキャベツを焼肉のタレで煮込んだおかずを作り,朝炊いたごはんと一緒に食べて夕食とした。その後再び研究室に来ているのは,来週の統計学講義の準備をするためにである。が,あまり準備できないままに眠さに負けて2:00に帰宅した。
- もっとも,Rみたいなキーボードでコマンドを入力する形のソフトは,学生には馴染みがなくて,随分とっつきにくいらしいが。
- クライアント設定変更中に,その辺にいた学生から,SPSSのデータを貰ったのだが読めないかという質問を受けたので,学生用マシンにRをダウンロードしてインストールしたのだが,Pentium MMX 166MHzのValue Starとかいう余りに低速なマシンだったためにインストールに信じられないほど時間がかかった。結局,X22をもってきてRを立ち上げ,PackagesのLoad Packageからforeignを読み込んで,x<-read.spss("hogehoge.sav")とやったら(hogehogeは実際のファイル名)一瞬でデータが読めた。これをwrite.table(x,"hogehoge.txt",sep="¥t")とすると,タブ区切りのテキストファイルができる。簡単である。もはやデータ互換の点でもSPSSなど無用といえよう。
- 学生用コンピュータ群(PC9821シリーズが4台,PowerMacが1台,Compaqのセレロンマシンが2台)にインターネット接続を提供していた,セキュリティが今ひとつで異音を奏でていたマシンを,専用ルータで置き換えた。これまでのやつもルータなのだろうと思っていたのだが,ルータとしては使われていず,proxyになっていたので,全部のクライアントの設定を変えなくてはいけなかった。
- 現在のところ,アンチウイルスソフトとしては,AVG 6.0 Anti-Virus System Free Editionというのを使っているのだが,これは設定しておけば自動的にアップデートされる。市販品並みだ。もっとも,ウイルス/ワームはメールで山ほど届くのだけれど,実行したことはないし,確かめるために実行するほど酔狂な気分にもなれないので,このソフトの実力のほどは不明だが。
- 5月21日。evolve-mlでグールドの死亡を知った。肺の腺癌だったとのこと。古生物学者というか進化学者として傑出した才能だっただけに,60歳での若すぎる死亡は痛い。
- 産業用バーチャルリアリティ展の案内が,看護学部情報系教員宛てで届いた。そんなに金が余っている看護学部など,あるのだろうか。
- NATを通して外部サーバにftpするには,FFFTPの場合,ホストの設定の拡張タブで「PASVモードを使う」にチェックを入れなくてはならない。が,それだけで完璧に使えた。すばらしい。
- 講義を挟んでNATの設定を続けた。結局maxusers 32とかoptions IPFILTERなどいろいろ設定して,カーネルの再構築をしてインストールして,/etc/rc.confにipfの設定をした上で(/etc/ipf.rulesを作るのが大変だった。今ひとつ自信がないので載せない),ipnatをrc.localで呼び出すようにして(これも/etc/nat.rulesを作るのが試行錯誤だったが,まだ自信がないので載せない),やっと動作するようになった。しかし,vr0がwatchdog timeoutというメッセージを吐いて止まりまくるので,webを検索した結果,usbへのIRQ割り当てを止めてusbdが動かないようにして,やっと完全動作するようになった。この問題は,web上の情報によると,どうもvr0が悪いらしい。de0も10 base/Tのオートネゴでエラーを起こすので,rc.confにifconfig_de0="inet 202.245.137.168 netmask 255.255.255.192 media 10baseT/UTP"と手動設定しなくてはならなかった。早く学内LANが100 baseになればいいのだが。
- 夜行バスは,ちくま号よりも良く眠れた。新大阪に予定より20分も早く着いたので,ひかりレールスターの始発に乗れて,9:30前に家に着けた。すばらしい。
- 土曜日は雨のために長野県職員宿舎の環境美化活動(要は掃除)が中止になった。一日中家事と子守りで終わった。晩飯はホッケを焼いて食べた。美味であった。
- 東京に着いて機山館にチェックインしてから,ちょっと人類生態に顔を出して,竹内君がコンピュータ設定をするのを手伝っていたら4:00になってしまった。8:15に朝食を食べようと約束したのだが寝過ごしてしまい,目が覚めたのは10:00だった。慌ててチェックアウトし,午前中に事務作業とか午後の会議資料のプリントアウトとコピーとかを終え,第二食堂で昼飯を食べて,午後はずっと未来開拓研究の会議であった。大塚さんと篠原さんと3人でワインを飲みつつ晩飯を食べてから(豆腐とマグロのヅケ丼が美味であった),閉店直前の上野のヨドバシカメラでBSとUVの分波器を買い(といってもポイントがあったので,現金は75円しか使わなかったが),あさま号で長野に向かった。長く有意義な一日であった。
- 残る問題は,ip filterである。どうしてうまく動作しないのだろう,と試行錯誤しているうちに17:20になったので研究室を出て宮野駅に向かった。これから東京までは講義準備と明日の会議の準備をしよう。
- 午前中に申請書を提出した後,換骨奪胎マシンにPLANEXのNICを入れたら,無事にvr0として認識された。この時点で,旧Alphaマシン,現AthlonXP1800+マシンは,phi.ypu.jpとして機能を開始した。apache-1.3.24を入れるのは簡単だったし,sshでアクセスできるようにするのも簡単だったし,ThinkPad-X22とデスクトップマシン(ホスト名はwindyとした,と言っても,外からは見えないから意味はないが)からWinSCPでファイルのアップロードをするのも簡単だった。プリンタ出力に若干悩んだが,ポートをrawでなくlpにしたら,何の問題もなく出力できた。研究室内LANの完成である。どのマシンからも高速に両面印刷ができる。
- 今夜から東京へ出張の予定なので,その前に研究助成金の申請書を提出してしまわなければならない。
- 夜が明けて木曜。8201が認識されないという問題は3月頃FreeBSDのMLで話題になっていて,パッチも出ているらしいことが判明したが,面倒なので迷う。朝食をとりにいったん帰宅した後で戻ってきたら,備品費で購入したプリンタ(LBP-1610-Nに両面印刷ユニットと大容量給紙ユニットを追加して20万円弱だった)が配達された。予想以上に図体が大きいが,出力環境が格段に良くなった。それにしても換骨奪胎マシンがルータにできないと無意味なので,Realtekを殺して枯れているカードを刺すか?
- Alphaマシンの換骨奪胎のために徹夜してしまった。FreeBSD-4.5Rのインストールは簡単にできるのだが起動しない。rootパーティションが1 GBもあるからいけないのか,などと見当違いの疑いをもったりして試行錯誤した結果,新しいマザーボードのBIOS設定で起動デバイスとしてHD0でなくHD1を指定しなくてはいけないことがわかった。HD0はRAIDらしい。徒労。今度はルータとしての設定をしようとするが,マザーボード組み込みのRealtekの8201Lというチップが認識されない。他にも認識されないデバイスがいくつかある。nForce415Dという選択は冒険が過ぎたか?
- いろいろな物資が届いた。このページを公開できる日が近づいたかもしれない。
- Mozillaのセキュリティホールを塞いだRC2が出ていたのでダウンロードした。
- ひかりカルテットだと新大阪と博多が往復22000円らしい。でも,1ヶ月で4枚を使い切らなくてはいけないので,すぐには買えない。長野から小郡まで片道乗るときは,長野から新大阪が夜行バスで,新大阪から小郡がチケット屋で11000円で買った新幹線自由席回数券ということになった。
- 突然IDMにログインできなくなってしまったが,IDM.iniを削除して起動しなおしたら直った。
- やっと,看護学部の職員用の,新しいメールアドレスと新しいメーリングリストが使える状態になった。個人別にパスワードを含む設定情報を打ち出した紙を作らなくてはいけなかったので,データファイルからTeXのソースを生成するPerlのスクリプトを書いた。Perlは便利だ。
- Mozillaにローカルのファイルが読まれてしまうセキュリティホール。この種のセキュリティホールなら,変なサイトを見にいかなければ,とりあえず大きな問題ではないけれど,ちょっとショックだ。
- 統計学講義準備は,ちょっと凝り過ぎかもしれない。無意味に詳しいハンドアウトができてしまいつつあるような気がする。もっと先を進めた方がいいのだろうが。
- 先週,山口のアーケードの西の外れで買ってきたのだが,黄金桂は美味だ。感動した。
- 5月9日。単身赴任手当てというのは,旅費と同じ扱いで別途予算請求されて,それが通ってから給料とは別に支払われるので,夏以降に支給されるのだそうだ。知らなかった。
- PNASのEarly Edition Contentsに載っている特集は,未来開拓研究のモデルの参考になるかもしれない。読まねば。高速なプリンタが早く欲しいところだ。
- 後でわかったが,OE 5/6 Multi ConverterというフリーソフトがOE5Convを受け継いでいたので,それを使えばもっと簡単だったかもしれない。
- OE5からEdMaxフリー版へのメールの移行は,OE5Convというソフトが使えれば楽だったようなのだが,IE2EというソフトでUNIX mbox形式にすれば,EdMaxでインポートできた。しかし,IE2Eでの変換がうまく行かなかったケースが1つあって,そこではまずIE5.5SP2をOE付でダウンロード&インストールしてからOEを開き,移行したいメールを全選択して任意のフォルダにドラッグ&ドロップし(同一Subject名のファイルは両立しないので,これだけでは移せないメールが1割ほどできてしまった),できたemlファイル群をMailExpで「プレーンテキスト形式から標準UNIX From形式メールボックス」としてUNIX mbox形式に変換し(MailExpを解凍するのに+Lhacaを入れたりMailExpの実行に必要なVB5ランタイムSP3をダウンロードしてインストールしたりするので時間がかかった),それをEdMaxで読み込むことによって,その場合でもほぼ9割方のメールが移行できた。しかし,やはり昼間はKlez対策でつぶれてしまった。
- 5月8日。Klez対策で一日つぶれてしまいそうな気がするのは痛い。しかし,この際きっちりと対策してしまうべきだろう。
- CPUとメモリは,パソコン工房山口店に注文したら,そこそこの値段で買えた。明日配達されるというのには驚いた。使える店だ。
- ベスト電器に問い合わせていた部品は,CPUとメモリ以外は取り寄せられることがわかった。問題はCPUとメモリをどこでどうやって入手するかだ。
- Winampの2.8.0aがリリースされていた。
- ApacheでもWin32版の1.3.23以前のセキュリティホールは恐ろしい。このサーバは1.3.24だからいいが。
- 5月6日。キャッチボール,バドミントンなどを楽しんだ後,急行ちくまに乗って山口に向かった。いい休暇だった。
- 5月5日。飯山の菜の花祭りに行った。見渡す限り一面の黄色が美しかった。
- 5月4日。田子池に釣りに行った。ブラックバスとブルーギルしか釣れなかった。恐るべき繁殖力だと思う。それにしても,こんな池にまで誰が密放流するのだろう。娘がブルーギルを10匹以上釣った。
- 5月3日。キャッチボールをした。娘が補助輪なしの自転車に乗れるようになった。
- 急行ちくま号の自由席は地獄のようだった。大阪から松本まで真夜中に眠れずに満員で身動きもロクにできないとは。今後は,指定席がとれないときはバスにしよう。
- 現在,2002年 5月 2日 (木曜日) 19時38分である。外はすっかり暗くなっている。
- ひかりレールスターのオフィスシートでの作業は快適だ。Perlで簡単なスクリプトを書いて,看護学部の教官に新しいアカウントと初期パスワードを配布するためのpdfファイルを作成したが,小郡で乗ってから作り始めて,広島を過ぎた辺りで完成した。
- 今日も大慌てで用事を片付け,17:42宮野の山口線にぎりぎりで間に合った。
- 郵便局で財形貯蓄の変更手続きが漸く終わった。長かった。その後,県庁で昼食をとってからいろいろと共同研究のために資料集めをし,さらにベスト電器で学生用のルータとか自分の消耗品とか部品とかいろいろ注文してきた。
- 全学のサーバ室で作業をした。ラックマウントマシンは作業がしにくい。vaioをDHCP接続して使おうとしたが挫折した。これまで固定IPだったのをDHCPに変えようとしたせいか? 運搬中にカードがいかれたか? 深夜までかかって新しいアカウントを登録した。後はfmlの作業をして各ユーザへの連絡を済ませればメール関係は完了である。
- Mozilla 1.0RC1の日本語パックが公開された。
- R 1.5.0がリリースされた。
- ゴールデンウィーク前半,長野に帰って子どもとキャッチボールを楽しんできた。
- 晴れたので,看護学部の裏手からSX-560で建物の全景写真を撮ってきた。学部Webサイトのトップページに使ってみた。
- PCO論文の修正が終わった。宮野から出すよりも,明日の朝,長野駅に着いてから中央郵便局に行って出すほうが東京に早く着きそうだ。
- 情報ネットワーク管理委員会が予定より長引いたので(効率は良かったが内容が多すぎた),看護学部の懇話会に遅れてしまった。最初から聞きたかったのに残念だった。
- Kondara MNU/Linux 2.1は作業端末としては実に優れた環境を提供してくれると思う。タブブラウザとしてのGaleonは素晴らしいし,TeXやxdviやFreeWnnも完璧に使える。どうもバッテリーのもちも,Windows2000より良いようだ。スタンバイも一瞬である。もっともポートがたくさん開いているので,LAN内というかdelegate内で使うに留めたいが。
- 2.4.18のソースを入れてカーネルの再構築をして再起動したら,tulip_cb.oは使わなくても件のNICは認識された。phiから外に出られなくてdelegatedの設定をいじっていたら,いつのまにか看護学部内にしかいけなくなってしまった。ws1にpingが通らない状態が続き,kan1からも外にpingが通らないのでL2スイッチを見に行ったりしたが,どこも悪いところが見つからず,永崎さんに電話までしてしまったが,delegatedを再起動してコンピュータを再起動したのと同じタイミングで回復したところからすると,たんにローカルマシンの調子がおかしかっただけかもしれない(delegateを外向けに設定してしまっていたとか。kan1から外にpingが通らなかったのは,たまたま回線が重かったとか,タイプミスだったとか)。だとすると,恥ずかしくて顔から火が出そうだ。講義前の忙しいときにお騒がせして,永崎さんには大変申し訳ないことをした。
- coregaのFEther CB-TXLというカードが2.4系のカーネルでは標準でサポートされていなかったために,pcmcia-csの新しいのとカーネルソースを入れなくてはならなくなった。新しければいいというものではない,というところが難しい。
- Kondara MNU/Linux 2.1は,起動フロッピーをrawriteで作っただけでvaio505rxにインストールできた。I.O.DATAのCBIDE-IIにつながったDVD/CD-ROMドライブをちゃんと認識するのだ。NeoMagic用のXFree86のドライバも勝手に認識された。この辺り,やはりFreeBSDよりもLinuxの方が多くのハードウェアをサポートしていてユーザに親切だと思う。
- 看護学部トップページを変更した。
- 統計学の講義は前回よりも受講者が増えて満席になってしまった。それで緊張したというわけではないのだが,2ヶ所ほどしどろもどろになった上,講義時間が不足して話の途中で終わってしまった。話が終わってから宿題を出すつもりだったのだが,企画倒れに終わった。プレゼンテーション用のハードウェアのセットアップは自前でRGBケーブルを買った甲斐があってスムーズにできたのだが,今度から10分くらい前に行ってやっておくことにしよう。
- どうしてもダウンロードがうまくいかなかったので,長野にいく途中,新大阪駅の書店でKondara MNU/Linux 2.1のCD-ROMが入っているLinux World 5月号別冊を買ってしまった。
- vaioにunix系のOSをインストール。まずFreeBSD 4.5Rをインストールしてみた。PC-DOS 7.0のパーティションにCDの中身をxcopyし,フロッピーブートしてDOSパーティションからインストールと設定したらうまくいった。が,FreeBSDはCardBusのカードをサポートしていなかったのでcoregaのFEther CB-TXLが使えないのだった。coregaのサイトを漁ってみたらKondara MNU/Linuxでサポートされているらしいことがわかったのだが,isoイメージのダウンロードがどうしても完了しないのに困っている。回線が遅すぎるのだろうか?
- 週末を長野で過ごした後,統計学の第1回の講義をした。受講者が50人を超えたのに驚いた。今回は機材のセッティングに手間取ってしまったが,来週からはもう少しうまくやろう。
- 看護学部の宿泊オリエンテーションに行ってきたが,何というか,実に健全なオリエンテーションだった。ドッジボールまでやってしまった。
- 全学での共同管理体制というのは,確かに,これくらいの規模の大学だったら最適解なのかもしれない。
- 全学のメールサーバにアドレスを作ってもらったので,メールアドレスが短くて覚えやすいものになった。
- だんだん,看護学部のネットワークのハードウェアがわかってきた。L2スイッチの場所がわかった。来週,X22を直結してテストしてみよう。設定変更にはモバギをRS-232C接続すればよいはず。
- 事務書類の作成や行事参加で日々が終わっていく。まだ論文書きを再開できていない。講義が少ないのが救いだ。
- WWFのアクション。でも,項目設定がおかしいと思う。LCAで考えていないし,両立しない項目があるし,自動車を使わないというオプションがないし。これでは説得力はない。
- このアドレスは誰にも教えていないはずなのに,アタックだけは来る。定期的にポートスキャンをかけてくるサイトがある模様。Code Redのアタックがいまだに来るのは何とかならないものか?
- 2002年4月2日から暫くの間,このページはhttp://phi.ypu.jp/としてアクセスできるはず(ただし,HUBを買ってきてサーバを置き換えるまでは,週末は原則として停止)。
リンクと引用について