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【第186回】 長旅(2005年1月4日)
- 5:00起床。最寄り駅まで送って貰い,始発で旅を始める。熊本,博多,東京,高崎と乗り継いで,前橋からバスで研究室に辿りついたのは17:00近かった。博多から東京までの新幹線が(座れたけれども)身動きできないくらい混んでいて辛かったが,とりあえず全部座れたので往路よりは楽だったといえよう。
- 会議が終わったら20:00を過ぎていた。これから長野に向かい,23:30頃に今日の長旅は終わるはず。
- と思ったが,結局終電になってしまい,家に帰り着いたのは日付が変わってからになってしまった。疲れた。復路あさま533号で,滝本竜彦『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』角川文庫: ISBN 4-04-374701-2(Amazon | bk1)と西澤保彦『夢幻巡礼』講談社文庫: ISBN 4-06-274908-4(Amazon | bk1)を読了。前者はもう少し熟成するのを待てばもっといい作品になったのではないかという気もするが,この舌足らずさが何ともいえない味わいを生み出しているともいえるので,これはこれでいいのかもしれない。いや,もっとも,これはぼくが読むからそう思うので,高校生が読んだらまた違う受け止め方ができるかもしれないが。ただ,間違いなくいえるのは,ベテラン作家にはこういう作品は書けないだろうということか。後者は多重構造の中に母子癒着と自己欺瞞と人格破綻を織り込んだ西澤保彦節が炸裂していてうまいのだけれども,あまりにも読後感が悪い。如何にチョーモンイン・神麻嗣子の最大の敵を登場させるための伏線なのだとしても,ここまでひどい人物像を何人も何人もよくも書けたものだ。読んでいるだけでも気持ちが悪くなるので,気が弱い人は読まない方が身のためかも。
- どうでもいいことだが,UNFPA東京事務所から届いた(少なくともFromアドレスにはそう書かれていた)メールは,年賀メールなのだがhtmlで記述されたフレームとjpeg画像1枚が添付されているだけで,ほとんどウイルスのようだ。普通,これじゃ見ないでゴミ箱行きだという事実を,(もしこれが本当にUNFPA東京事務所からのメールなのだとしたら)担当者は知っておいた方がいいと思う。
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