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【第668回】 高崎から自転車(2006年11月14日)
- 5:50起床。息子は剣道部の朝練があるというので起きて食事をして行ったが,娘は一瞬起き上がったものの再び眠ってしまったので,ぼくらの朝練はなし。このまま寒さと暗さに負けていくのも悔しいが,ここは娘の気合が試されるところだ。昨日と同じく家事をしていたら7:00近くなってしまったので,メールを受信し,メモをアップロードしようとしているところ。たぶん往路あさま510号の予定。高崎から研究室まで約50分,自転車を漕がねばならないのがやや辛い。それでも,全国的に天気が悪いところ,関東地方だけは晴れて穏やかな天気らしいのは救いだ。
- 駐輪場の代金は,夜,係の人がいない時間帯に停めた場合は後払いでよかった。電車の事故ではなくて沿線火災なのでJRに文句を言うわけにもいかないが,100円で済んだので許そう(自転車が使えなかったらタクシーで3500円くらいかかるところだったが)。今朝は上越線を新前橋まで使う場合に比べ,10分くらいの遅れで研究室に着いた。これなら,晴れていれば高崎から自転車でも悪くないな。
- 途中,昨日の火災現場のそばを通ったら,線路のすぐ脇の家が完全に黒焦げになって焼け落ちていた。デジカメはいつも持ち歩いているんだが,まだ警察や消防の方が事後処理をしているところで物見高く写真を撮るのは失礼な気がしたので,写真は撮らなかった。高崎問屋町を過ぎて井野に行く途中の道路では前の方がひしゃげた車があって,警察が現場検証をしていた。昨日から何だか事故の現場に出くわすことが多い。
- 午前中,25日に実施予定の公開シンポジウム「家族で考える、私たちの望む医学・医療」の案内ビラ配りに行ってきた。病院の会計順番待ち中の方に軽く説明すると,大抵の場合お受け取りいただけてありがたかった。
- 昼飯ついでに銀行に行って,昨日病院のATMで使えなかったキャッシュカードをチェックしてもらったのだが,丁寧に拭いてくれて,もう一度ここのATMで試していただけますか? と言われるので,差し込んでみたら無事に使えたのだった。ATMのカード読み取り機能に,表面の汚れなんて関係あるんだろうか? それとも病院内のATMの方が悪い?
- 昼を食べながら,筒井功『サンカの真実 三角寛の虚構』文春新書,ISBN 4-16-660533-X(Amazon | bk1)を読了。これは驚くべき本だった。宮本常一の『忘れられた日本人』でも,会話の中でサンカが登場するところにつけられた注では三角の本が紹介されているくらい,サンカ研究の基本文献とされてきた三角の『サンカ社会の研究』がほとんどでっち上げに近いものだったということが,これでもかこれでもかと論考されていてエキサイティングだった。それにしても,日本社会においてサンカのような非定住職能集団が被差別存在だったということは,差異化に伴う心理的差別を社会の安定に使ってきたということで,いじめが無くならないのもかなり根深い日本文化の原罪的な副産物なのかもしれないと思わせる。技能のある人は尊敬すべきなのに,逆に差別するのはなぜかということだ。ソロモン諸島の農村では竹細工くらい誰でもできるのだけれども,そうやって差異化が進まず,困った時はお互いに助け合って(足の引っ張り合いになるという側面もあるが)暮らしている人たちの世界では,いじめは存在しないように思う。
- 金曜日の東大への非常勤出講の出張手続きをするのを忘れていたのでGLOVIAに入力し,別にフォームを埋めて紙でも出張書類を作ったら,20:30を過ぎた。今週末と来週の講義準備があまり進まない一日だったが,高崎から自転車で来たせいもあるのだろうか,疲れが出てきたので帰途に就いた。復路あさま549号。
- 長野駅に着いてから,みどりの窓口で東京出張の切符を買い,さらに,小雨だったけれども中央郵便局に回って,娘の「4年の科学」を引き取ってきた(前日,不在配達票が入っていたので)。
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