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個別メモ
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【第749回】 データ入力したい(2007年3月2日)
- 気がついたら7:00だった。夢の中でPHSのアラームが鳴っていたような気がするが目が覚めなかった。まずい。食事とか食器洗いとかしてから自転車で出発。肌寒いが天気はよい。往路あさま512号。明日が朝8:15集合なので,今夜は研究室に泊まる予定。
- それにしてもデータ入力をそろそろ終わらせないとまずいんだが。
- 昼食としてパンをかじりながら,黒川清『大学病院革命』日経BP社,ISBN 978-4-8222-4556-6(Amazon | bk1 | e-hon)を読了。川端君のblogで知ったが,これは必読書だった。著者は日本医療政策機構代表理事で,UCLAと東大で教授をしていた経験があり,医局を無力化するために現在の卒後臨床研修2年間必修化の実現に尽力したそうだ。本書中では病診連携のこととか,大学病院を開業医にも使わせるとか,地域医療システムをうまく回すためのアイディアもいろいろ語られているが,著者の立場であれば,それをアイディアだけに終わらせずに,是非実現してもらいたい。医局が無力化したのは著者の狙い通りだったかもしれないが,そのために特定の科や地域に医師不足が起こっているという現状には,壊すだけ壊しておいて,その補完の方がほとんど手付かずだからという面があると思う。著者には,ややシステム思考というか,公衆衛生マインドに欠けているところもある。例えば,p.214の
おいしいものをたらふく食べ,運動もせず,太って病気になったら,それは自分の責任です。それでも,医療費を公的保険からまかなってくれ,というのは「甘えの構造」ではないでしょうか。
は言い過ぎである。運動しないのは本人のせいではなくて,運動ができるような時間や場所がないからかもしれないし,太るのは本当においしいものを食べているからではなくて,むしろ質の悪い高脂肪・高カロリーな食品しか食べられないからかもしれない。健康増進法でも健康日本21でも,個人が健康を維持増進できるような環境を社会が整備すべきという,Ottawa Charterの大事なところが置き去りにされているような現状で,それを「自分の責任です」と言い切れるだろうか? あと,著者が何度もいう,米国メディカル・スクールを実現するには,全員が学士入学という医学部を作ればいいんじゃないかと思った。とりあえず学士入学と一般入試の定数枠を半々くらいにしてもいいかも。
- 論談というサイトの空っぽの「脱・脱ダム」という投稿は素晴らしい。これも長野市民必読。
- 中日新聞惜しいな。岡部「フィクション」話を長野版だけでなくて政治面にも書いたのは評価するが,せっかくなら,北山早苗県議らの「あおぞら」が出している1年前の声明にも昨日の声明にも触れて欲しいところ。
- 昨日触れたサンプリングがダメな世論調査だが,『駒ヶ根に想う』というブログの指摘を見ると,前県政を評価する割合の方が村井県政を評価する割合より高かったそうだ。このことは,今回発表された「世論調査」での村井県政「支持」61%の中には,県政なら何でも支持する人が相当数含まれていることを示唆する。それは普通,支持とはいわない。
- 夕方から2時間ほど学生の論文をみた。完成近い。
- データ入力をすぐやるか,食後にするか迷うところ。
- 結局食後に。ヤマダ電機でPIXUS MP10のインクカートリッジを買ってからCoCo壱番屋でカレーを食べた。鶏の唐揚げがトッピングされた野菜がたくさん入ったやつを「1辛」,つまり標準よりも1段階だけ辛くしてもらったら,かなり辛かった。やはりぼくの口には標準がちょうどいいようだ。しかしあれで「1辛」とは,「5辛」とかだと,どれほど辛いんだろう?
- さてこれからデータ入力の続きだ。
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