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個別メモ
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【第1251回】 漸進的改良(2009年2月6日)
- 6:30起床。家を出ようとしたら雪が降っていて,長野電鉄に乗らざるを得ず,往路あさま512号。高崎は長野の雪が嘘のような晴天で,新前橋から自転車を漕ぐのも気分が良かった。
- Perlのコーディングは,だんだんコツを思い出してきて,少しずつ完成形に近づいてきた。問題文の雛形作成を進めるか。
- と思っていたが,ソロモン行き航空券その他が届いたので,オンラインで銀行振り込みをしたりメール連絡をしたりしていたら昼になってしまった。
- PNASのCommentaryで,血清フェリチンが貯蔵鉄の指標となる他,炎症があると濃度が上がることは古くから知られていたが,それが何故かという説明として,血管形成を調整する働きがあることが示されたという論文が取り上げられていた。Coffman et al.(2009)PNAS,106:570-575.は見逃していたが読まねば。
- とよだで昼飯を食べながら,文庫オリジナルの『理系白書3』講談社文庫,ISBN 978-4-06-276257-1(Amazon | bk1 | e-hon)を読む。時宜を得た内容で興味深い。日本の科学技術政策のグランドデザインのなさ(あるいは,誰かグランドデザインをもっている人がいたとしても,それが政策に生かされていないこと)を悲しく思う。この本に出てきた韓国の国立高校「韓国科学アカデミー」は凄い。横浜市が作ったばかりのサイエンスフロンティア高校も志は高いと思うんだが(いい入試問題だ。ただ,字数も少ないし,60分は短い。字数を10倍にして,制限時間を3時間くらいにしたらいい。このうち1問を英語で出題,英語で解答にすれば,他の一般選抜なんてやる必要はないと思う),「韓国科学アカデミー」がやっている1クラス6人の教育とか,本来なら中学2年の年齢の生徒の飛び級入学とか,国内大学には入試を受ける必要なく入学できるとか,毎年1本の論文を課すとかいったことは真似できないだろう。頭脳流出の話も当然だと思う。きっちりと職務を分け,各研究室レベルで常勤の事務職を付けて研究者を事務仕事から解放してくれるとか,教官数を2倍にすることで教育dutyを半減させるとか,やる気のない学生は見捨てていいという規範を確立してくれるとかいった画期的な改革が欲しい。この国の今の流れではありえないが。
- 歯科受診前までに,問題作成は7割くらいまで行けたか。戻ってきても続き。いい問題を作ろうと思うと手間が大変。それにしても,全員がノートパソコンを持っていて大講堂で無線LAN接続するなどして,2クラスまとめて試験ができるなら,個人個人に別々の問題を出すなんていう阿呆なことをしなくても済むのだが,そういう状況にない以上仕方ない。
- 21:00過ぎに漸く動くようになり,テスト用問題でwebフォームからsubmitできることも確認したし,.htaccessを使ったBASIC認証にも成功した。問題文も,いくつかの基本雛形から3つをランダムに割り当てるようにできた。しかしどういうわけか,数字や変数を乱数で指定しているのに,それが固定されてしまう。何故だ?
- 21:50を過ぎて終電が危なくなってきたので,とりあえず切り上げて帰ることにする。こういうときに限って新前橋の直前で自転車の前輪がパンクしたりするんだよな。自転車を押して新前橋駅の駐輪場に停め,ホームに着くと,本来22:17に行ってしまうはずの両毛線が遅れていたおかげで,ちょうどそれに乗れたのはラッキーだった。高崎では余裕をもって臨時列車あさま591号に乗れたので,コーディングを続けた。いわゆるprintデバッグをしていて,漸くバグの原因に気付いた自分は間抜けであった。雛形を一度読んで,それを最初の人のところで乱数で決めた値と置換してしまうので,2人目からは乱数と置換されるべき特殊文字列が無くなってしまっていたのだった。直すのは簡単で,1人分ずつ雛形を読み込んでもいいのだが,ファイル入出力はあまり多くしたくないので,最初に読んだ雛形をいったん別の変数に保存しておき,1人ずつ代入し直すことにした。これで見事に問題が完成したわけだ。しかしもう佐久平を過ぎている。ここから長野駅までは眠ろう。
- 考えてみたら今朝は雪のために長野電鉄に乗ったので,自転車がないのだった。歩くしかないか? 約45分歩いて,家に着いたのは0:30近かった。
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