Top
個別メモ
Latest update on 2012年3月5日 (月) at 10:54:46.
【第1288回】 今日もRothman(2009年4月2日)
- 6:00起床。4月だというのに雪がちらついている。しかし青空が見えるから帰りは止むだろう。長野電鉄で長野駅に出て,往路あさま510号。
- 某編集仕事を少しやってから,午前中は第8章を読んで問題をやって,第9章を読むところまで。午後は第9章の問題から始めることにして,昼休み。
- とよだの日替わりを食べつつ,理論社よりみちパン!セシリーズから出ている西原理恵子『この世でいちばん大事な「カネ」の話』,理論社,ISBN 978-4-652-07840-2(Amazon | bk1 | e-hon)を読んだ。『ゆりかごで眠れ』と通底する,貧困と暴力の桎梏からの脱出の難しさが胸に迫る。それ以上に,実体験に基いて,子供にもわかる平易な言葉でカネとのつきあいを描いているのが凄いと思う。子供に読ませたい。
- まだこのサイトへの学外からのアクセスはルータでブロックされたままである。火曜には申請書が届いているはずなのに,まだ公開されないのはおかしいと思って問い合わせたところ,業者に催促してくれたらしい。そんなに難しいことではないと思うが,業者の対応はあまり迅速とはいえないと思う。それにしても青木先生の掲示板は外からアクセスがあり続けているみたいだ。メディアセンターからの突然の通知に,いったいどうやって対応されたんだろう。
- 有名なきっこのブログだが,今日付けの記事は明らかに誤っている。このjciに掲載された論文でマウスの実験はin vivoでもやっているけれど,ヒトの細胞についてなされているのはin vitroの研究だし,「マリファナが人体に害を及ぼさないことは多数の研究結果によって証明され」てはおらず(だいたい,無いことの「証明」は科学的には非常に難しいし),この論文はマリファナの主要薬効成分であるTHCが,明らかな毒性が無くかつ治療効果があるであろう濃度でがん細胞をオートファジーによって殺すことができることを示したのが主旨だ。ゲートウェイ仮説も,異論や批判もあるものの無根拠ではない。しかし一般の人にはその違いの重要性はわかりにくいだろうなあ。疫学がもっと理解されないと。
- ソロモン諸島のデータについてメールでやりとりとか,いろいろあって,復路あさま553号。本人が雑誌で結末が凄いと宣伝していたので買ってしまった中森明夫『学校で愛するということ』を読んだが,うーん,それほど画期的なわけじゃないなあ。恩田陸『六番目の小夜子』とか,または川端のジュブナイル『真夜中の学校で』の方がよほど画期的なんじゃなかろうか。
▼前【1287】(新年度(2009年4月1日)
) ▲次【1289】(Rothman終了(2009年4月3日)
) ●Top
△Read/Write COMMENTS
Notice to cite or link here | [TOP PAGE]