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個別メモ
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【第1296回】 コンピュータ組み立てとか(2009年4月15日)
- 6:00起床。かなり回復してきたそうなので,病院に古文の教科書を持って行ってやってから出勤。往路あさま510号。今日は晴天だが,自転車を大学に置きっぱなしなのでバスを使わざるを得ない。この時間帯だと,渋川行き上越線で新前橋に着くのが,新前橋発,群大病院経由,総合スポーツセンター行き,というバスが出た直後なのが悔しいが,仕方ないので両毛線で前橋まで行って2番乗り場から群大病院行きのバスに乗った。新前橋のバスが渋川行きからの乗り継ぎを待ってくれると理想的なんだが。
- 昨日の深夜,『ヤノマミ 奥アマゾン 原初の森に生きる』の再放送があったらしい。日曜夜に流れていたのをふと見てしまったのだが,10年間の交渉の末にテレビクルーが150日間住み込んで取材したという映像は生々しかった(ネット検索したところ,2ヶ月ほど前にハイビジョンで放送されたオリジナル版では嬰児殺しの方法も流れたそうだが,地上波では50分カットされてそのシーンはなく,死んだ後の赤子を葉でくるんでシロアリの巣に入れ,巣が大きくなってから燃やして「天に返す」と表現されていた)けれども,150日間もテレビクルーが一緒にいたら,そこから彼らは影響を受けたに違いなく,その点をどう考えるのか,取材班に訊いてみたい気がした。ヤノマミといえば20年以上前,学生だった頃にChagnonとNeelの進化人類学研究の本を読んで凄いと思った記憶があるのだが,その後,血液が死後に残っているのは彼らの世界観からいって許されないとか,他の点からもChagnonとNeelに対して強烈な批判が浴びせられたけれども,さらに後になってUCSBの委員会が調査した結果によって,その批判自体が誤解や捏造に基いていて冤罪であった可能性が高いと言われている「ヤノマミ・スキャンダル」事件(参考:進化研究と社会というサイトのまとめ)が思い出されるが,NHKの放送ではそういう言及は一切無く,テレビ局としては初めての長期取材であるということと,彼らの「原初性」だけが強調されていたように思う。
- ディスプレイが壊れていたために外部ディスプレイをつないで使っていたY2が先週起動しなくなり,おそらくマザーボードがダメになったような感じだったので,余っていた部品を集めて,Atom330マザーを注文していたのだが,すべての部品が揃ったのでコンピュータを組み立て中。とりあえず学生に使わせられるコンピュータとしては,これくらいで充分だろう。と,光学ドライブをケースに取り付けるためのガイドレールが見つからないのだった。これでは使えないではないか。とりあえず中断。
- 安井至さんが「市民のための環境学ガイド」の中で,生物多様性条約の本質と題して,COP10への日本の取り組みがSATOYAMAしかないようなことを書いて批判しているが,矢原さんが中心となって,JBONという組織(リンク先は松田さんのサイト内)が立ち上がっているので,安井さんの批判は的外れと思う。
- できるかな?という素晴らしいサイトを10年以上前から運営されていることで知っていた,平林純という著者名に惹かれて,『論理的にプレゼンする技術:聴き手の記憶に残る話し方の極意』サイエンス・アイ新書,ISBN 978-4-7973-4977-1(Amazon | bk1 | e-hon)を買って,今日の往路新幹線車内と,とよだの昼飯を食べながら読んで,読了した。これは学生に是非勧めたい。プレゼンの勘所として,「話の進め方のZの法則(左から右,上から下)」「素材間のつながりがスライドに示されていると,発表者も自信をもって説明できるので,聴衆はよりわかりやすく感じる」「いいスライドは自然と登りたくなる階段,そのためにはスライドの最後に次のスライドへの期待をもたせる」「スライド間に重複するものを置いておくテクニック」「余計なものを見せない,そのためにはアニメーションをうまく使うといい」といった話や,PowerPoint2007を使った(これがOpenOffice.org3用にも示されていると個人的には理想だったんだが)具体的なテクニックには感心させられた。
- 16:00から17:30まで6年生に疫学を講義して,すぐに社会医学勉強会で約1時間。疲れた。
- SHARPが新ノートパソコンのモニタ募集をしているのだが,どういうコンセプトのマシンなのだろうか。muramasaみたいなやつだったら魅力的だが。
- WillcomがWILLCOM NSというwebブラウズに特化した新しいデバイスを発表したけれども,あまり魅力を感じない。03で充分。
- 自転車で新前橋に出て復路あさま549号。足立力也『丸腰国家〜軍隊を放棄したコスタリカ60年の平和戦略〜』扶桑社新書,ISBN 978-4-594-05872-2(Amazon | bk1 | e-hon)を読んでいたが,途中で睡魔に負けた。長野駅から自転車に乗ろうとしたら,以前駅前で無料で配られていてずっと使ってきたチェーンロックの鍵穴がダメになってしまっていて,どうしても鍵が開かない。10分ほど格闘したが,これはペンチで切るしかないと判断し,息子の見舞いも断念して長野電鉄で帰った。タダほど高い物はないとは,良く言ったものだ。
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