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【第1297回】 疫学を教える(2009年4月16日)
- 6:15起床。R.P.G. (by Chatmonchy)は目覚ましには向いてないようだ。ゴミ出しをしてから長野電鉄の駅へ。長野駅の乗換えがギリギリだったが,往路あさま510号。鈴木光司『情緒から論理へ』ソフトバンク新書,ISBN 978-4-7973-4844-6(Amazon | bk1 | e-hon)を読了。論理性を主張するわりに「……だと見ています」という論拠がない言明が多いのは苦笑ものだし(まあ,きっとアブダクションなのだろう),ポパーの哲学についてなど誤解しているとしか思えない点も散見されたが,それでもいくつか同意すべき点はあった。ただし,藤原正彦がいう「情緒」と,鈴木光司が本書で排撃している「情緒」は異なるものであり,両者の主張は実はかなり近い。日常生活においても,事実に基いた合理的推論をすべきであって,考えることを放棄してお上に従うとか,空気に流されるといったことではいけないという点は共通している。しかも,どちらも論理的根拠を徹底的に突き詰めるということをしない点では中途半端である。
- 今日は午前中から6年生にRothmanを使って疫学を教える実習の続き。5章から7章まで終わらせる予定。7章まで終わったのは15:00過ぎだった。他の学生に対応しつつコンピュータ組み立てを終わらせ,ソフトのインストールを始めた。Atom330は意外に速い。
- 昼はCoCo壱番屋でアサリトマトイカリングカレー。美味だった。
- イチロー選手はあっさり3085本に並び,しかも満塁ホームランという快挙を成し遂げたそうだ。満塁で打順が回ってくるという幸運も凄いが,そこでホームランを打ってしまうのは凄すぎる。
- 21:00まで仕事をして帰途に就いた。新前橋から高崎までの間に『丸腰国家』読了。コスタリカの積極的非武装中立,武装しないことのメリットがいろいろとわかって興味深かった。とはいえ,日本のような経済大国がこの路線をとろうとしても許されないような気はするから,別の道をとらねばならないだろう。平和に対して日本人は戦争を連想するがコスタリカ人は自由とか民主主義を連想するという話も面白かった。環境にとっても健康にとっても平和は欠くべからざる前提条件だから,コスタリカ人の思想に学ぶべき点は多いと思う。司法に違憲審査専用の窓口があって,年間15000件の申し立てがあるというのも凄いと思った。高崎駅での乗り継ぎ待ち時間と復路あさま553号で,DVDで買った『ブタのいた教室』を見た。期待に違わぬ佳作であった。ディスカッション部分は台本無しだったという話をどこかで読んだことがあるが,それが本当なら凄い子供たちだ。
- 長野駅で鍵穴が壊れたチェーンロックを切ろうと5分ほど格闘したが,ペンチでは歯が立たなかった。そこで発想を変え,鍵穴が壊れたのだからそこから強力鋏で攻めてみたら,あっさり錠を外すことができた。病院に寄って帰ったが,息子は土曜に退院予定になったらしく,すっかり元気そうだった。まあでも,油断は禁物だ。
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