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【第1381回】 採点完了しなくてはいけないんだが(2009年7月23日)
- 6:10起床になってしまったので,往路あさま510号の予定。
- 食事をして可燃ごみを出してから自転車で長野駅に向かい,予定通り往路あさま510号に乗ったまでは良かったが,高崎直前まで眠ってしまった。高崎での乗り継ぎ待ちの間に,くまざわ書店にダッシュして昨夜欲しいと書いた2冊の本を買った。新前橋で降りて自転車で大学へ向かう道はとても暑かった。昨日がこの天気だったら日食も見えただろうに。
- 研究室に着いてから10分で統計相談を1つ終わらせた。これから再び採点に入る。
- 久保さんが触れられている通り,AJPAは自然人類学のトップジャーナルだが,その守備範囲はかなり広くて,形質とか進化とは直接関係しない論文がたくさん載っている。大塚さんのGidraの低出生力論文(Ohtsuka R (1986) Low rate of population increase of the Gidra Papuans in the past: a genealogical-demographic analysis. AJPA, 71: 13-23)など,人口人類学とか生態人類学の論文も多いし,サルの論文もいろいろ載っている。自然科学的な人類学研究ならば何でもOKだと思う。
- セミナー後も採点を続け,20:30頃に終わったが,集計は終わらなかった。復路あさま553号で,辛島昇『インド・カレー紀行』岩波ジュニア新書,ISBN 978-4-00-500629-8(Amazon | bk1 | e-hon)と,川端裕人『嵐の中の動物園』角川つばさ文庫,ISBN 978-4-04-631027-9(Amazon | bk1 | e-hon)を読了。前者はインド料理を含む社会文化史を語りつつ魅力的なレシピを紹介してくれた良書であった。作りたくなって困った。後者は『真夜中の学校で』に続くジュブナイルファンタジー第2作(と思う)だが,『真夜中の学校で』よりスケールアップしていて,冒険色が強まった佳作であった。『川の名前』や『銀河のワールドカップ』も少年少女を主人公にしているし,本作では『川の名前』の一節かと思わせるような記述も出てきたりするし,「エコ部」の胡散臭さの描写とか,大人の川端ファンが読んでもニヤリとさせられるような作品ではあるが,タイムスリップが出てくる時点で,これはもう純然たるファンタジーであり,架空設定を使いながらも現実にありうる話な『川の名前』や『銀河のワールドカップ』とはまったく違ったところに照準が定められているのだと思う。どちらかというと,岩本隆雄『夏休みは銀河』の読後感に近かった。
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