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個別メモ

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【第1435回】 講義準備とポスター作り(2009年10月16日)

日常1
5:40起床。メールチェックをしてから味噌汁を作って朝食。今日も天気が良く,放射冷却で寒い朝だが気持ちはいい。往路あさま510号。
信毎世論調査?
信濃毎日新聞の記事にはいろいろ呆れることが多いのだが,朝刊5ページに載っていた松本大学関係者による投稿記事(?)には呆れるのを通り越して笑ってしまった。現状認識もおかしいし論理展開もでたらめ。そこまで追い詰められているのだろう。別の記事だが県政についての世論調査は,調査方法は昨今には珍しくRDDでなくまともなサンプリングをした郵送調査だったようだが,まとめ方に変なところがあった。たとえば,選択肢として「支持する」「どちらかといえば支持する」「どちらかといえば支持しない」「支持しない」を挙げておき,前2つと後2つでまとめて,「支持する」が「支持しない」より多いというやり方はミスディレクションだと思う。「どちらかといえば支持する」を選ぶことは,思考停止あるいは事なかれ主義者を含んでいるので,「支持する」とまとめるには無理があるだろう。村井県政と鷲澤市政に共通するのは,なるべく自分のやることを減らして住民や民間に丸投げする姿勢で(その弊害は,やる力のあるところだけが潤って,力のないところが置き去りにされて格差が広がることだと思う),かといってその分,本当に合理化によって財務が改善したかといえばそんな事実もない。ぼくはどちらもまったく支持しないけれども,何も目立ったことをやらないという姿勢は,行政に無関心だとアラが見えにくいことを意味するから,スタンドプレイが多くていいこともかなりやったけれども弊害も目立った田中県政に比べるとマシだと考えて,「どちらかといえば支持する」と回答した人が多かったのではないだろうか。
博学なお二方と丸山珈琲店
メールがダウンロードされている間にkashinoさんのblog記事で取り上げられていたWBC国内予選の記事を読んだ。WBCといっても3月にやっていたWorld Baseball Classicではなくて,World Barista Championshipのこと。つまりぼくの理解では日本で一番エスプレッソをうまく淹れるのは誰かを競う(それだけではないかもしれないが)大会で,丸山珈琲小諸店の中原見英さんが優勝したという記事である。丸山珈琲本店は軽井沢だし,小諸も通勤経路上にあって,どちらも途中下車すれば行けないことはない立地であるにもかかわらず,これまで存在さえ知らなかった。そこの珈琲を普段飲みにしているというkashinoさんはさすがだ。kashinoさんといえば,三中さんの『分類思考の世界』について全体としては高く評価しつつも一部批判的な書評を書かれていたときにも,その博学に驚いたが(その批判に対して,三中さんはblogの方で取り上げて,「ほんとうにそうなんですか?」と疑問文で返されていたが,メトニミーもシネクドキも知らなかったぼくにはどちらが正しいのかわからない),博覧強記であることにかけては,三中さんとkashinoさんはいい勝負だと思う。お二人とも計り知れないほど広いアンテナを張っていて,blogをフォローしているだけでもその凄さがわかる。
『患者と作る医学の教科書』
ふと長野駅で買ったスポニチの記事で,エッセイストの吉永みち子さんが,先週の一木会で酒巻先生が紹介された『患者作る医学の教科書』を激賞していた。これを医学教育に取り入れてほしいというのは,酒巻先生も言われていたことだが,まだ採用する大学はそれほど多くないようだ(群大ではもちろん酒巻先生の講義で使われているわけだが)。なお,酒巻先生ご自身は,本当は『患者作る医学の教科書』というタイトルにしたかったそうだが,出版社からそれでは売れないので「と」にしてほしいと言われて泣く泣く変えたそうだ。「が」だと売れないということ自体,吉永さんの指摘が当たっていることを示していると思う。患者会の人たちから集まった文章はまだまだたくさんあるそうだし,『患者と作る医学の教科書』に取り上げられていない疾患も扱いたいので,第2弾,第3弾と出していくためにも,ある程度は売れてほしい,と酒巻先生は言われていたが,吉永さんの記事が売れるきっかけになってくれるといいと思う。
平安堂長野店の売り上げランキング
ただ,本の売り上げに関していうと,あの平安堂長野店でさえ,1位が『神様のカルテ』であることは地元を舞台にしたハートウォーミングな青春小説風味も入った医療小説であることから当然かと思うが,2位に文鮮明自伝が入っているのは恐ろしいことだ。そんなに信者がいるのだろうか。
日常2
それにしても今日は来週月曜の講義準備(というかcgi書き)と,熱帯医学会のポスター作りを進めて,少なくとも前者は完成させねばならないので頑張ろう。
日常3
しかしメールで入ったソロモン諸島関係の問題への対応などで意外に時間がかかり,11:30になってしまったのに,まだ講義準備もポスター作りも1ミリも進んでいないのであった……。
日常4
昼食をとよだのランチで済ませた後は,ほぼずっと講義準備をしていたのだが,途中メールの返事を書いたり地域保健実習学生の相手をしたり統計相談に応じたり歯科受診しに行ったりといったinterruptはあったものの,終わったのが19:45だったのは予想以上に時間がかかったといえる。しかしtextareaを使うsubmissionの雛型ができたので,次回からはもう少し楽になるだろう。
ソロモン諸島関係問題への対処
ソロモン諸島関係の問題への対処の残りができる材料が届いたので,それをやってしまってから帰ろうと思う。もっとも現地では既に金曜夜の21:50なわけで,研究所に人がいるとは思えないが。……20:45に終わった。けれども,もう少しポスター作りを進めてから帰ろうと思う。
日常5
復路は臨時あさま591号。金曜日だけ終電が出る12分前に臨時列車があるのだ。これに乗るのは久々だが,比較的空いているはず。予想通り空いていて良かった復路あさま591号。

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