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個別メモ
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【第1459回】 やっぱり論文を書かなくちゃダメだ(2009年11月13日)
- 5:40起床。往路あさま510号。家を出る前に受信しておいたメールをチェックしたら,ユトレヒトで奮闘している若き天才からの活動報告が入っていた。彼は家庭を持ち,育児にも時間を割かねばならなくなったにもかかわらず,それを言い訳にせずに論文も書いて,ちゃんと実効を上げているところが凄い(眠ってないんじゃないだろうか?)。今回の仕事は,神戸の岩田健太郎先生との共同研究というところが,また素晴らしい。岩田先生が数理モデルを一部誤解されていたのはつい先月のことなのに,もう共著で,先日のワクチン接種の戦略転換に影響を与えたモデル論文を出すところまで持って行った(つまり,既に岩田先生は数理モデルの効用を理解されたということを意味するはず)という強烈なパワーはさすがと思う。なお,岩田先生のブログでもこの件は言及されていた(1回打ちにしたい根拠と根拠となる論文。先月の日本版ACIPをと1回か、2回か、の議論も必読)。
- ぼくももう少し論文を書くことに時間を使おう。講義準備と雑文を書くのに使っている時間を1割でも論文書きに振り替えたら,ポツポツとでも書けるだろう。もちろんその程度ではquick worksの戦いには参戦できないが,それでもやらないよりマシだろう。自分にしか取れない視点もあると思うし。
- 11:00から採血被験者であることをすっかり忘れていて,昨日学生から貰った味覚糖の「宇宙めし」というお菓子を食べてしまったので,もしかすると血糖値が高いかもしれない。たぶんセレンには影響しないだろうが。
- 11:30を過ぎたが,今朝の新幹線での決意も空しく,まだ論文書きには1秒も時間を使えていない。
- 昼は弁当を買ってきて,食べながら,午後にある試験問題出題のための会議の準備をした。その会議の前には大学院生の発表もあるので聞いてこなくてはいけない。既にくじけそう。
- データは去年のものだから新型の話ではないが,先月でたJAMAの論文で,医療現場における接触に関しては,普通の手術用マスクのインフルエンザ感染防御能がN95レスピレータに有意に劣ってはいないというものがあった。飛沫を直接吸い込むことを防御するいう意味においては,いくらウイルス粒子は通り抜けられるサイズだといっても,手術用マスクをつけておくだけでも効果はあるのだろう,とは直感的にも思う。あと,あまり言われていないかもしれないが,屋外でのマスク着用は,飛沫やウイルスを吸い込まないためにというよりも,呼吸器の乾燥防止効果が大きいのではなかろうか。
- いろいろと事務的な作業や5年生の実習応対とか,例によって空しく時間が過ぎていく。デスクトップマシンにRのパッケージを追加しようとして,ふと魔が差してBioConductorもOmegaHatも全部入れようとしてしまったら,いつまで経っても全然終わらず,個々のファイルが数百メガバイトなんてのが続々とダウンロードされていくので,[ESC]キーを押して強制終了した。やはり普通にCRANとCRAN-Extraだけを入れることにしてやり直し中。
- 京都大学学術出版会から著者購入分の『オセアニア学』が請求書とともに届いた。手数料がかからない振り込み用紙は付いてきたが,ぼくの場合,みずほダイレクトからの振り込みは毎月3回まで手数料無料なので,みずほダイレクトから振り込んだ。1冊は家に持ち帰ろうと思うが,他をどうするかだな。図書館には買ってほしいし。
- 日本オセアニア学会と生態人類学会の年次大会の案内が届いた(オセアニア学会の方は,まだ理事のMLにしか回っていない案だが)。今回は4日間連続で琵琶湖から犬山と距離も近いので,両方参加しやすい条件ではある。久々に生態人類にも参加してみたいところだが。
- R-2.10.0にパッケージ全部インストールの作業だが,回線の調子が悪いらしく,どうしても途中で止まってしまう。まあ急ぐわけでもないので,月曜朝から再び試すことにした。
- 復路あさま549号。
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