Top
個別メモ
Latest update on 2012年3月5日 (月) at 10:54:46.
【第1506回】 寒すぎる(2010年1月12日)
- 6:30起床。カップ春雨とポンカンを食べ,コーヒーを飲んでから暫くメール送受信とか他の仕事もしてから,チュートリアルへ。若干早めに終わって戻ってきた。今日は昼ミーティングと大学院教務委員会と疫学勉強会があるが,それ以外は昨日の続きをする予定。それにしても寒すぎる。長野に帰ったらもっと寒いだろうなあと思いやられるが,1月だから仕方ないか。むしろ先週が暖かすぎておかしかったのだろう。
- メールで教職員宛に届いた情報により,実は病院のすぐ東側にゲストハウスがあって,月曜夕方から土曜朝までの素泊まりだけだが格安で(新前橋までのタクシー代より安く)泊まれることがわかった。しかし部屋数が少ないのと,宿泊前日までに手続きが必要なのがネックだな。悪天候で帰れないとか,二次会でトラップされて帰れないとかいった急場の役に立たない。もっとも,今日みたいな,最初からシュラフカバーで仮眠する計画に対しての代替手段としては使えそうだが。いや,もちろん,本来は非常勤講師用にあるんで,遠距離通勤者の非常時用ではないんだけれども。
- 安井さんのサイトで紹介されている畝山さんの本は,先日アマゾンで注文したのだが,うっかり別の本と一括発送にしてしまい,そちらが2週間だか3週間待ちだったので,まだ届かない。けれども,畝山さんといえば,的確さと明晰さで知られる食品安全情報blogを長年にわたって維持されてきている方だし,たぶんいい本だろうと期待している。それはそれとして,安井さんが紹介している問題2の答えはNoではないと思う。個体について「死ぬ可能性がある」という言明は,LD50を超えていることは意味しない。100万分の1の確率でも致死ならば「死ぬ可能性がある」は誤りではないのだ。LOAELのAdverse Effectが死亡を含まない確証がない限り,問2の答えはNoにならない。安井さんが意図した答えが正解であるためには,「かなりの割合で」とか「半数が」とかいう限定が必要だろう。実はこれは根が深い問題で,一般の人々が安心(安全ではなく)するために,なぜ過大な安全を求めるのかといえば,ごく低い確率でも運悪く自分に当たってしまったら嫌だと考えるからだろう。安全係数を掛けるという操作自体,このことが大きな理由の一つだろう。学士会会報の最新号でも唐木英明氏が,「食品不安の時代」と題して,ヒトの判断はheuristicで感性に頼ることが多く,危険を素早く察知しなくては生き残れなかった人類の感性は危険情報を重視するように進化してきたので,ヒトは悪いことに過剰反応する傾向がある(プロスペクト理論)からそうなってしまったのだと書かれているが,まさにそういうことなんだと思う。
- 選択基礎医学実習の説明文書をメモ書きから作り,昼食後,教室の昼ミーティングと大学院教務委員会に出てきた。これから3時間は,再び昨日から続いている仕事の続きをする。
- いくらか進んだが,到底終わらない。学生対応も時折入ってくるし,17:30からは疫学勉強会で,今日は若干のフォローアップも必要だった。その後も20:40頃まで続けたが終わらず。疲れ果てたので帰途に就く。復路あさま553号では長野駅に着くまでずっと眠ってしまった。
- 今日の中西準子さんの「雑感」によると,近々新刊『食のリスク学−氾濫する『安全・安心』をよみとく視点』日本評論社が出版されるらしい(15日が発行日で,アマゾンは予約受付中となっている)。第2章が教育学部の高橋久仁子先生との対談で,第3章が松永和紀さんによるインタビューになっているようだ。たぶん,畝山さんの本と併読すると面白かろう。
- 帰宅してメールを見たら,某懸案の仕事の催促メールが来ていた。うーん,やってますよ。まだ終わっていないというだけで。それにしても,締め切りより前に催促メールを送ってくるとは驚いた。いやまあ,reminderというやつなんだろうけれども。調べ物をしたり家事をしたり風呂に入ったりしていたら2:00を過ぎた。結局布団に入ったのは3:00頃だった。
▼前【1505】(月曜は出勤(2010年1月11日)
) ▲次【1507】(路面凍結(2010年1月13日)
) ●Top
△Read/Write COMMENTS
Notice to cite or link here | [TOP PAGE]