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個別メモ
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【第1523回】 節分は雪〜『インフルエンザ21世紀』を漸く読了(2010年2月3日)
- 6:00起床。今日は節分らしい。起きた時は降っていなかったが,出かけようとしたら,かなり強く雪が降っていて自転車は無理だった。最寄りの長野電鉄の駅まで歩き,往路あさま510号。新前橋から自転車に乗ったら,ところどころまだ雪が残っていたけれども,やはり長野とは全然違うなあ。
- 北大の久保さんが昨日あたりからROCとAUCを生態学に応用する問題に取り組まれていて,自分も2007年頃に教室セミナーでスクリーニングにおけるROCについて紹介したことがあったなあと思いだしたので,その時のpdfファイルをリンクしておく。しかし,久保さんのぎょーむ日誌で紹介されている三重大の奥村さんの解説によると,EpiライブラリのROCでは「AUCの値が時々ややおかしくなる」らしいのと,他にもいろいろなライブラリで提供されているとは知らなかった。
- ソロモン諸島の調査では,健診参加者へのサービスとして写真を撮って,健診結果を打ち込んでから,すぐにポータブルプリンタで印刷するというサービスをしているのと,データも簡単にまとめた中間報告書を作成してカウンターパートに提出して帰ってくることにしているので,いつも自分のY5を持って行っている。これまで幸いにして壊れたことはないのだが,2006年11月末から3年以上毎日へヴィーに使っていて,ソロモン諸島にも毎回持参しているY5が壊れた場合の保険もそろそろ必要かと思い,ONKYO BXを注文していた。いつも荷物の重さがギリギリなのだが,370グラムなら増えても大丈夫だ。それが昨日配達されたのだが,まずはUSBからUSB-LANアダプタのドライバをデスクトップにコピーしておいてからUSB-LANアダプタを装着してドライバを読み込ませ,LAN接続してWindows Updateを始めた。60個近いアップデートがあったので,動作させたまま帰ったのだったが,はたして今朝来てみたら無事に終わっていて良かった。次いで,既に入っているAdobe ReaderとJavaのランタイムライブラリもアップデートした。次にRとかエディタとか必要なソフトをインストールしたいのだが,その前に,SSD内にリカバリ領域はあるとはいえ,この状態のバックアップをとっておくべきだろう。Y5のHDD換装はどうやったっけ? とこのメモを検索したら,2008年1月にDriveImage XMLというソフトを使ってやったことがわかったので,同じようにやろうと思う。その前に90日試用版のプリインストールソフトは不要なので,McAfeeとi-Filterはアンインストールし,Microsoft Security Essentialsをインストールし,パタンファイルを最新にしてからバックアップする。SSDがFAT32で,バックアップ先HDDがNTFSだからなのか,それともSSDから起動しているせいなのか,Lockできませんというエラーが出てDrive_to_Driveはできなかったが,Backupはできた。この場合のリカバリは,USB接続のCDから起動してDriveImage XMLを起動してからRestoreによって行うことになるのだろうから,BartPEを使って,DriveImage XMLのインストールファイルも入った,起動できるCDを作っておこう。もっとも,念のために,SSD内に隠し領域として作られているリカバリー領域4GBは当面そのままにしておくつもりだが。
- 昼食はとよだのランチ。基本的に昼飯時に時々しか読んでいないので1ヶ月以上かかってしまったが,漸く瀬名秀明著(鈴木康夫監修)『インフルエンザ21世紀』文春新書,ISBN 978-4-16-660733-4(Amazon | bk1 | e-hon)を読了した。しかし,最後まで読んでも,これが名著だという結論は変わらなかった。最後に高山先生との対談をもってきたのが読後感を引き締めている。インフルエンザについて何か語りたい人は必読の基本文献といえる(もちろん,本書で紹介された専門家の言葉の中には疑問を感じる点もいくつかあるが,それも含めて瀬名さんの書き方がフェアなのが良い)。なお,あとがきの最後に書かれていた言葉「本書の主題であるインフルエンザ・パンデミックは,世界の問題である。よって本書も無償の活動として執筆・監修された。本書の印税の一部は取材費に充てられ,残りのすべてはインフルエンザと直接関係のない慈善事業に寄附される」は深いと思った。欲を言えばどういう慈善事業に寄附されるのかを明示してほしいところだが,プロの作家である瀬名さんが3ヶ月をかけて(それでも本書の内容の広さと深さから言ったら,よくぞ3ヶ月でここまでのものを仕上げたものだと感銘を受けるが)無償でやった活動だという点,ただ脱帽するのみである。
- 昨年3月に急にサーバ公開が申請制になって,必要な印鑑の数からして到底間に合わなかったために数日間サーバが外部からアクセス不能になってしまったときも困ったのだが,その許可が1年ごとに更新を要することになっているため,また同じことをやらなくてはいけない。で,今年はLaTeXのスタイルファイルが提供されていたので,それで作って(ただしマクロの引数が足りなかったり,いろいろ問題はあったが),庶務に頼んで,申請は終わったつもりになっていたのだが,いつの間にか部局システム技術連絡担当者が自分ではなくなっていたそうで(期限は書かれていなかったけれども昨年3月までだったのだろうか?),修正して再申請しなくてはならなくなった。面倒。そこだけホワイトで修正させてほしい。
- 業績の報告という作業もあった。悲しいことに少ないのですぐできたが。去年長い時間を掛けて書いた日本語原稿が印刷されるのは,いったいいつになるのやら……(今回の業績報告は原著論文だけだから,所詮,日本語の本は関係ないが)。そういえば,期末試験問題作りをしなくてはいけないのだった。地域保健実習の状況確認もしなくてはいけない。それに,4月からの講義日程調整もしなくてはいけないしシラバスも書かねばならないのだった。明日はそういう学務関係の仕事に当てるしかないか。明日の夜には一木会の話題提供があるのだが,新たに準備する時間はないので,去年の熱帯医学会で発表した話で済ませることにした。もう時間切れ。
- データ整理を続けているうちに20:30近い。549号に乗るにはそろそろ帰途に就かねばならないが……。データ整理の切りが悪く,結局21:15に研究室を出ようとしているところなので,たぶん復路あさま553号。
- ということで,やはり復路あさま553号であった。なんだか疲れきっていて,ボーっとしていた。
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