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個別メモ
Latest update on 2012年3月5日 (月) at 10:54:46.
【第1526回】 期末試験(2010年2月8日)
- 土日は大雪のため,かなりの時間を雪かきに費やした。全部で50cmくらい積もったのではなかろうか。他には古紙回収に大量の紙を持っていくとかいった家事もいろいろあったし,土曜の夜には地区組織の会のボウリング大会があったし(土曜の昼には少年野球部のボウリング大会が同じ場所であったはずだけれども,班長でありながらこのところの行事に全然出ていないので,少年野球の方ではなく,地区組織の方に出た),いろいろと忙しかったので,地域保健実習のレポートを見て評価をするとかレポート未提出者に催促するとかいった作業しか土日ではできなかった。もっとも,日曜の午前中,娘のソフトボールの練習が入るはずだったのが,大雪のためか急遽中止になってしまったので,その分の時間は浮いたが,雪かきとのトレードオフだから全然得はしていない。
- 月曜は往路あさま504号。午前中は統計処理演習の期末試験。一人ずつ違う問題だから,採点も面倒なのは仕方ないか。
- 昨年11月に書いたメモにy_tambeさんからいただいたコメントに返事を書いた。こうしてコメントいただけるのはありがたい。
- メール連絡が多々あって,なかなか採点にたどり着けない。選択基礎医学実習のHIV/AIDSシミュレーションはいい感じになってきた。栄養疫学はまとまったデータが公開されていないことがわかったので,個々の都道府県あるいは県庁所在地サイトから引っ張ってくるしかなく,手間がかかりそうだが仕方あるまい。でも,学生がやる気があるので大丈夫だろう(時間との戦いになりそうだが)。
- 調査用具の一部が納品された。しかしまだ届かないものが残っている。調査関係の詰めももう一息。
- 19:20頃,朝が早かったせいか,それとも昨日までの雪かきの影響が出たのか,ともかく疲れ果てたので帰ることにして,群大病院からバスに乗って前橋へ。ところが,前橋に着いたら,とっくに出ているはずの高崎行きの上り電車が停まっていた。どうしたのかと思ったら,高崎問屋町と井野の間で事故があったというアナウンスがあって事情がわかった。これは暫くかかりそうだ。
- とりあえずBXを取り出して,立ったままメモを打ってみているが,両手でホールドして親指2本打ちというのは,意外に悪くない。ついでだから,だいぶ前に息子が貸してくれたまま放置していたのを暫く前に読み始め,さっきのバスの中で読みおえた,伊坂幸太郎『ゴールデン・スランバー』についてメモ。映画化されていて,時々テレビで宣伝画像が流れているが,あの宣伝画像でもっとも印象に残るのが主人公の堺雅人でなくて,北の国からの純といおうか,コトー先生といおうか,尾崎豊の歌がうまいことでも知られている,……うーん,名前が出てこないぞ,あぁ,思い出した,吉岡秀隆だ,彼の笑顔であるのと同様,このストーリーでも最も印象に残るのは「森の声が聞こえるなんて真っ赤なうそだ」の森田であった。いや,主人公の元カノである樋口が結末でみせる小粋さも素晴らしくて,何ともいえない余韻を残してくれるが,それでも森田には敵わない。ストーリー全編を通奏低音のように流れるビートルズのアビイロードが醸し出す青春への郷愁と相俟って泣ける。伊坂の若さからすると奇跡のような作品であった。もちろん監視社会と権力の暴走の恐怖,主人公の逃亡劇のサスペンスというメインストーリーもスピード感があって,極上のエンタテインメントといえるが,それ以上に読ませるのが暖かい人々のつながりであった。轟煙火の社長父子といい,妙な入院患者保土ヶ谷といい,脇役がいい味を出していた。三浦の人物像だけはつかみきれなかったが,ある種のトリックスターというか,悲しいスーパーマンとして彼を描くこともまた必然であったのだろう。リアリティについていうと,ここまでかかわる人が多くては無理じゃないかと思うが,東京地検特捜部くらいの規模ならありうる話かもと思ってしまった。
- 復路あさま549号。長野に着いたら冷たい雨が降っていて,ちょっと自転車に乗る気になれなかったので,長野電鉄を使ってしまった。明日の朝も長野電鉄を使わねばならないが仕方ない。
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