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個別メモ
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【第1589回】 眠い(2010年5月18日)
- 息子が5:00にアラームをセットしていたので,その爆音で目が覚めてしまい,5:30頃には起きあがった。朝食後,回覧板を回してから出発。往路あさま506号。それにしても眠い。
- 午後に論文チュートリアルの2年生に対してRの使い方を教えることになっていて,来週からの大学院のテキストを使うことにしたので,午前中はその改訂作業。昼飯とミーティングを挟んで13:40に終わったので,慌てて印刷中。
- 夕方は疫学勉強会があり,Chapter 1の章末問題の途中から。Chapter 2に入るつもりだったが,予想以上にDiscussionが盛り上がって,Chapter 1の章末問題だけで終わってしまった。
- 今日発売の週刊ASCIIのインタビュー記事には,僧医という見慣れない肩書の人が出ていた。ターミナルケアにおける宗教という話では,聖路加のように教会があったりしてキリスト教の牧師は良く出てくるのだが,他の宗教がかかわってくるのはあまり目にすることがないとは以前から思っていた。まあ,葬式仏教という言葉があるくらいで,日本では仏教は死と結び付きすぎているから,ターミナルケアの場面で僧侶が登場すると,心の救いになるというよりも,早く死ねと言われているような気がしてしまうケースもあるかもしれず,難しいところかもしれない。そういう意味では,僧侶が医学を学んでターミナルケアにかかわるという,この方のアプローチは,仏教と医療の間に新たな関係性をもたらすかもしれない。しかし,このインタビュー記事では,この方がホメオパシーを高く評価しているようなのが気になった。サイモン・シンの代替医療についての著作でも納得できる批判がなされていたが,科学的なエビデンスといえるほどのものは何もないホメオパシーを,こうしたフロントラインに立つ方が褒めてしまうのは,この方ご自身への評価にも色眼鏡がかかってしまってまずいと思う。
- International Journal of Epidemiologyに昨日付けでINTERPHONE Study Groupが発表した論文。13ヵ国,5000人以上の脳腫瘍患者と,マッチングした対照について行った症例対照研究の結果,携帯電話の使用によって脳腫瘍の発生リスクが上がる証拠は得られなかったということだ。使用頻度が上位10%の人々で発生リスクが有意に上がっていたことについては,これらの人々の使用頻度はありえなさそうな値(implausible values)だということで切り捨てられているのが少々気になったが,普通に使っている程度なら,脳腫瘍のリスクが極端に上がることは,とりあえず10年間の使用ではないと言っていいようだ(もちろん,今後のフォローアップは必要だろうが)。
- 復路あさま549号。
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