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【第1639回】 まだまだ採点続き(2010年7月16日)
- 5:00起床。食事の後,新聞を見ていたら,高校野球の長野県予選で,今日,上田県営球場で長野高校対松本深志高校の対戦があるようだ。盛り上がるだろうなあ。まあ,長野高校が勝ってくれると思うが,気合が入っているだろうから油断はできまい。我が子が入っていた少年野球チームのOBが長野西高と須坂商業でレギュラーになっているらしいのだが,たしか西高は創造学園に負けてしまっていたような気がする。須坂商業は,今日,松本第一と当たるのだが,頑張ってほしい。天気予報では長野県北部は大雨注意報とかいっているが,まだ全然降っていないので,自転車で長野駅に行けて良かった。往路あさま510号。
- 採点の続きで,今日は語句説明問題を見ているのだが,「国勢調査」の説明があまりに伝わっていなかったことに愕然とした。講義で紹介したU.S. Census Bureauの動画は,非常に強く多くの学生の印象に残ったらしい(ということは,講義にはちゃんと出ていたらしい)のだけれども,何を目的としたどういう調査なのかについても説明したつもりなのだが,そっちの方は頭に残らなかった学生が多かったようだ(もちろん,ちゃんとわかってくれた学生もいたけれど)。動画を講義で使うのは両刃の剣だな。
- 別の問題では,1995年制定の高齢社会対策基本法について説明を求めたのだが,2008年に法改正により老人保健法から名称が変わった高齢者医療確保法と勘違いして,後期高齢者医療制度導入とか医療費適正化を挙げた解答が多かったのは予想外だった。講義では老人保健(2)の回で強調したつもりだったんだが,学生は15年も前の法律についての問題が出るとは思わなかったんだろう,たぶん。しかし(詳しい説明は省くが)高齢社会が歴史的必然である以上,そういう社会構造でもうまくいくように社会システムを対応させることを行政に義務付けたこの法律はとても重要で,小手先の対策ばかり細かく設定している最近のわけのわからない法律群よりも,知っておく価値があるものだと思う。試験当日に解答例は貼りだしているので,それを見てわかってくれればいいのだが。
- 長野高校は順当勝ち,須坂商業は惜敗だったようだ。でも,松本第一を相手に1点差まで追い上げたのは,健闘したといっていいと思う。
- 採点がやっと終わったら21:00を過ぎていて,やっぱり映画『ソフトボーイ』を高崎で見て帰るなんてことはできなかった。DVDになるのを待とう。
- 復路あさま553号。
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