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【第1692回】 日本寄生虫学会東日本支部大会(2010年10月2日)
- Chatmonchyの「Good luck my sister!!」で4:30起床。約2時間睡眠なので,さすがに眠い。
- 手早く朝食を済ませ,自転車で長野駅に出て(途中,コンビニに寄って中日スポーツを買った),往路あさま502号。高崎直前まで眠ってしまった。実は7:04発にも乗れたが,予定通り7:19発小山行き両毛線に乗ったところ。これを栃木で降り,東武線に乗り継がねばならない。
- 両毛線も東武線も,ところどころで町に入るのだけれども,基本的に田園風景の中を進む。獨協医大のある「おもちゃのまち」駅は,寂れた感じが漂っていて,本当にこんなところに大学があるのだろうかと危ぶまれるほどだったが,10分ほど歩いて着いた獨協医大は,かなり広いキャンパスに高層の建物が並び,ドクターヘリが飛ぶヘリポートまである凄いところだった。
- 肝心の寄生虫学会は,最初3つの演題はマラリアについてだったので馴染み深かったが,その後はかなりマニアックな寄生虫の話がいろいろ出てきて,圧倒されるばかりだった。昼は弁当がもらえた。なんて太っ腹な学会なんだろう。非学会員は研修室で弁当を食べることができるというので行ってみたら,特別講演をするフィリピンの皆さんが食事をされていた。なぜか人類生態にいたMさん(だと思う)がattendしていて,紹介してもらったところ,3人のフィリピンの方のうち1人は群馬大学の寄生虫学教室(鈴木守先生が教授だった時)に留学して博士号をとったということだった。獨協医大もフィリピン大学マニラ校と交流協定を結んだそうだが,そういえば群馬大学も鈴木守学長のときに,たしかフィリピン大学レイテ校と協定を結んでいたっけ。
- 特別講演の後に一般公演としてタシンボコプロジェクトでのマラリア絡みの話を喋ったのだが,ちょっと時間が足りなかった。寄生虫学会にはあまり向いていない講演内容だったかもしれないが,お許しいただきたいところ。
- 大会の最後の方はまたマニアックな話だったが,とくに最後の話がグロかった。南米に住むハエで,蚊やアブなどの吸血昆虫の腹部に卵を付着させ,蚊やアブがヒトの血を吸う時にヒトの皮膚に移った幼虫が皮下に潜り込んで成長し,三齢幼虫の段階で皮膚の穴から這い出して地面に落ち,土中で蛹になるという,妙な生活史をもったやつがいるそうだ。すべて輸入例だが,日本でも40例近く報告されているらしい。17:20頃すべてのプログラムが終わったので「おもちゃのまち」駅に向かい,17:57発栃木行きに乗ったまでは良かったが,新栃木で南栗橋行きに乗り換えないと6分ほど栃木着が遅くなるとは盲点だった。乗り継ぐ予定だった両毛線に乗れず,次の高崎行きが来るまで20分ほど待つはめに陥った。待ち時間から,息子のリクエストで買った『神様のカルテ2』を読み始め,読了した。前作の雰囲気はそのままに,悲しいながらも人間の素晴らしさを感じる佳作であった。海堂尊作品と同様,現在の医療を巡る問題点を描きながらも,凛とした美しさを感じるのは文体故だろうか。結局,前橋到着時点で20:00を過ぎていたので,いったん大学に寄るのもバカらしくなり,そのまま高崎まで乗って,西口のスターバックスでPCを開いたところである。webメールでメールチェックしたら239通来ていたが,SPAMを消したら残りは40通ほどになり,普通に受信できる容量になった。とくに返信を要するメールはなくて良かった。
- これから明日の地理学会の準備だ。名古屋に早朝着く夜行バスが高崎駅西口を出るのは23:20なので,土曜日は22:30まで開いているスターバックスで時間を過ごすのはちょうどいいかもしれない。
- スターバックスが閉店になってからバスが来るまでの50分,意外に待ち長かったが,定刻に来たバスに乗り込むと,席が最後尾だったので気兼ねなくシートを倒せたのはラッキーだった。おかげで,金山駅到着のアナウンスがあるまで熟睡できた。
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