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【第1722回】 講義準備とか(2010年11月11日)
- 5:45に村治佳織の「Le ciel」で起床。手が凍りそうに寒いので,まずガスストーブのスイッチを入れる。朝食後,洗濯物を干したり,可燃ごみを出しに行ったり(集積所に着いてから,袋が旧規格のものだったことに気づいて,シールを貼るためにいったん持ち帰って,シールを探して貼って,再び集積所に持って行くというバカなことをしてしまった)していたので出発が遅れた。自転車で長野駅に着いたら,次の新幹線発車まで20分ほど待ち時間があったので,昨夜契約した「エコネクトWifi」(月額380円の定額で多くのアクセスポイントから無線LAN接続ができるサービス)の設定をしてみたら,長野駅新幹線待合室から,無事にBB Mobile経由でのインターネット接続に成功した。速度は約11 Mbpsで,品質は「非常に良い」であった。平日毎日使う長野駅と高崎駅で高速無線LAN接続ができると考えたら,毎月380円は安いものだと思う。メールを受信したら待ち時間が残り少なくなったのでホームに降りた。往路あさま512号。
- 高崎駅に着いて走ると,ちょうどのタイミングで水上行き上越線に乗り継げる。新前橋でも速足でちょうど,群大病院構内にまで入るバスに乗り継げる。乗り継ぎのタイミングから考えると,この時間はベストに近く,door to doorで2時間かからない。
- 新幹線からバスまで,ずっと読み続けて読了してしまったのが,第11回日本SF新人賞受賞作の,伊野隆之『樹環惑星 - Diving Opalia -』徳間文庫,ISBN 978-4-19-893251-0(Amazon | bk1 | e-hon)であった。異世界SFであり,不思議な異星の生命である「森」を扱っていて,雰囲気からいうと,レムのソラリスの海とか,カードのペケニーノの森を思い出させるのだが,フォーカスは全然違っていて,むしろ眉村卓の司政官シリーズに近い作品であった。山田正紀選考委員長の解説は流石で,確かにリアリティの水位が新しい作品でもあって,現実世界そのものとデータスフィア(マトリックスに出てきたような生体埋め込み型の「インプラント」をインターフェースとして接続できる電脳世界)の両方について,ディテールの描写のストイックな理系っぷりは,川端裕人や瀬名秀明に近いものを感じさせた。それを異世界でやってしまうという作風は小林めぐみにもあったわけだが,それだけに止まらず,司政官シリーズ的な視座も含めた人間=社会関係の描写を絡ませることで社会科学的なリアリティの水位も高めてしまったところが本作の特徴といえよう(まあ,小林めぐみも『地球保護区』の作風は,かなり本作と近かったが,本作の方がシリアスラインが維持されているのが大人向けか?)。とはいえ,シギーラとビートの過去のつながりが最後にわかったところとか,オパリアの「森」もこれで全部わかったわけではなさそうなところとか,最後のところでまさかあの人を仮想人格として蘇らせてしまうとかいった布石は,続編が書かれることを強く予感させるので,今後の展開が楽しみだ。要注目。
- 今日は講義準備を終わらせることと,15:00頃から某作業があることと,17:30からの教室セミナーが主なミッションだが,午前中に,できれば昨日もやっていた英語版統計テキストのreviseを済ませてしまいたい。
- しかし12:30までやったがCox回帰が残ってしまった。とりあえずここまでをアップロードし,午後は講義準備を優先する。
- 15:00頃からの准講会仕事と17:30から約1時間の教室ミーティングを挟んでずっと講義準備をしたが,終わったら20:15であった。
- 相変わらず高崎駅の新幹線待合室ではBB Mobileがハンドルできない。困っている人はいないんだろうか? 明日もダメなら問い合わせてみよう。復路あさま549号。
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