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個別メモ
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【第1839回】 報告集を仕上げたい(2011年4月7日)
- 今日は久しぶりに曇り。Proceedingsの編集が終わったと思ったら報告集の編集をしているし,人類生態学の本の索引の再校とかも裏ではやっていたりするので,このところずっと広い意味での本作りばかりしている。
- 一昨日昼食に出た時に撮った桜の写真を加工して壁紙にしてみた。PowerShot SX130 ISの望遠端で,さらにデジタルズームを使って24倍相当くらいのところまでフレーミングし,Tvモードでシャッタースピードを1/1250 secに設定したところ,かなり明るかったためか,ISO-320,F/5.6で撮れた写真が元で,それをIrfanViewに読み込み,"Auto adjust colors","Sharpen"してから,"Enhance colors"でcontrastとcolor saturationを上げたもの。右の写真は,その解像度を4000x3000から500x375に下げたものだが,4000x3000の写真のまま壁紙の「拡大して表示」でY5の1400x1050に合わせても,そこそこ美しく見える。
- ロボット開発技術を取り巻く人の間の断絶について森山さんが「断絶を埋める人」が必要と書いているのは正鵠を射ているかもしれないと思う。もしかしたら,森山さんご自身が「断絶を埋める人」になれるのではなかろうか,とも思うが。
- 同じ森山さんの日記でリンクされていた国会図書館の本の散乱についての朝日新聞記事の写真をみて,震災当日の自分の研究室の床を思い出した。
- これも森山さんの日記でリンクされていた全国の大学から延べ100人以上が福島県で放射線測定ボランティアをしたという時事通信の記事だが,呼びかけ人である阪大の藤原守准教授は川俣町などで活動したと書かれている。『世界の放射線被曝地調査:自ら測定した渾身のレポート』講談社ブルーバックス,ISBN 4-06-257359-8(Amazon | bk1)の著者であり札幌医大教授の高田純氏は川俣町から相談会を断られたそうだが,藤原氏らのグループの活動は受け入れられているのだから,ご本人も書いている通り「真意が上手く伝わらなかった」ということなのだろう(住民の健康管理に貢献するためという意味では同じ目的のはずだから)。
- 金子勝氏のブログ記事「日本復興計画その1」には概ね共感する。金子氏は最後に「その基軸となるのは,本格的な再生可能エネルギーへの切り替えです」と書かれているが,矢部孝氏のマグネシウム循環技術(メモ1,メモ2)のことはご存じだろうか。岡田斗司夫氏による公開読書会でも,期待は大きいのだが,あまりに話がうまくできすぎていて信じられないという面があり,だからこそLCAは必須と思う。
- おお,『Rパッケージガイドブック』が明日刊行だ。RjpWikiに書影とamazonへのリンクが掲載された。
- 20:40までかかって,現在揃っている分のレポート整理とタイトル・分野一覧ができた。明日不明点を確認しないとこれ以上先の作業はできない。11日に印刷屋に渡すのは難しいかも(要交渉)。それ以上に講義準備とか実習調整とか間に合うのか不安。
- 復路新幹線と乗継ぎ待ち時間で,服部真澄『エクサバイト』角川文庫を読了。単行本で出た時に本屋で見かけて買おうか買うまいかさんざん悩んだ挙句に買わなかったわけだが,文庫落ちしては買わないわけにはいかない。メモリの大容量化と小型化の速さ(32 GBのmicroSDHCカードなど,一昔前だったら何の冗談かと思っただろう)は目を瞠るものがあるので,確かに,そう遠くない将来,エクサバイト単位のメモリ(SSDというべきか)に,埋め込み型のカメラで,本人が見たものと聞いたことのすべてを記録することは,技術的には可能だろう。実際,マイクロソフトの副社長(だった?)ゴードン・ベルが『ライフログのすすめ』で書いていることが,誰でも簡単に実現できるようなガジェットだと思う。もっとも,誰も彼もが埋め込み手術をしてまでそんなものを装着したいと思うかどうかはわからないし,そういうハードウェアが一社独占で作られている状況は,たぶん独占禁止法の排除命令をくらいそうだから,現実にはありえないと思うが,本書の近未来SF(+ややホラー風味)としての力点は,もしそういう技術が実現したら,社会や人はどうなるのかという点にあり,それがかなり示唆に富んでいて読ませる。終わり方も不気味な余韻が残り,いろいろな読み方ができるものだった。
- ちょうど自転車を漕いで帰宅途中だったし,長野市は震度3だったから気付かなかったのだが,宮城県で震度6強の地震で津波警報発令中というニュースが流れていた。たぶんマグニチュード8以下だけれども震源が浅いので震度は大きいというタイプの余震の1つなのだろうが,震度6強はしんどいだろう(物理的にもだが,精神的ダメージが大きいだろう)。とりあえず東日本各地の原発には致命的な問題は起こらなかったらしいのが救いだが。
- 昨夜だったか,帰宅したらNHKでSONGSという番組をやっていた。森山直太朗が仙台の女子高生と合唱する「さくら(合唱)」は心洗われるようだったが,その次の美輪明宏の「花」は人間を超えた別の何かであった。完璧な演奏と背景に投影されたイメージ(歌に合わせて刻々と変わっていく照明さんの腕は凄かった)とも相俟って,あまりにも凄くて圧倒された(来週深夜に再放送があるらしいので,見ていない方にはお薦めしたい)。「花」といえば,確か先月末にフジテレビ系でやっていたライブ番組では喜納昌吉自身が歌っていて,それは力強く,内なるパワーを感じたけれども,それでもまだ人間の力の範疇にあった。ついでに書いておくと,その番組のエンディングでの「上を向いて歩こう」の大合唱は圧巻ではあったが,あれはやせ我慢の歌だから,現在進行中の大災害の影響下では少々辛い。寿の宮城さんのブログで紹介されていたから,たぶんご自身が投稿したのであろうと思うが,「前を向いて歩こう」の方がぼくは好きだし,歌詞としても被災地支援に向いていると思う。
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