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【第1874回】 論文チュートリアルとか(2011年5月18日)
- 夜中に娘が眠れないほどの腹痛を訴えて起きてきたので,朝から病院へ。検査の結果異常値はなく投薬で様子を見ることになったが,ともかく混んでいて,待ち時間が非常に長く,昼になってしまった。娘を学校にやって,妻の車で長野駅まで送ってもらったが,ちょうど新幹線が出たところで50分ほど待ち。14:10からの論文チュートリアルに間に合わないのでメールを入れて遅らせてもらい,売店で握り飯を買って昼食にした。
- 新前橋から自転車を飛ばして大学に着いたのは14:40頃だった。10分ほど待ってから論文チュートリアルの課題図書輪読会に入った。発表者に内容を要約したレジュメを作ってもらっているが,5人もいるとやり方がバラバラで面白い。
- 終了後,来週からの大学院の統計演習のテキストrevise作業(センターでこの講義の補佐を担当してくださるM先生によると,大学院教務係のIさんに送れば印刷はお願いできるとのこと)をしていたら,インドネシアからいらしているI先生から統計処理の相談があり,データが送られてきた。やり方は簡単なのだが,わかるように説明するのは存外難しいので,英語で簡単に説明を書いてみた。しかしデータを取る前にデザインの相談をしてくれたら良かったのだが。
- そうこうしているうちに20:00を過ぎてしまった。テキストreviseはまだまだ。
- とりあえず和文版ができあがったところで21:00を過ぎたので帰途に就くことにした。
- 復路あさま553号で水生大海『かいぶつのまち』原書房を読了。映画が公開されたばかりの(長野県では上映されていないが)『少女たちの羅針盤』の後日談である。前作を読んでいなくても楽しめるが,先にこちらを読んでしまうと『少女たちの羅針盤』を読んだ時に興趣がそがれる部分がいくつかあるので,順番に読むことをお薦めする。高校演劇の全国大会についての(現実通りかどうかは知らないが)生き生きとした描写と本格ミステリ性(都筑道夫『黄色い部屋はいかに改装されたか?』や島田荘司『本格ミステリー宣言』がいう意味での)への拘りが感じられる点が特徴といえる。誰もが心のうちに飼っているかもしれない「かいぶつ」というテーマが,本格ミステリ性を生かしながらも鮮やかに浮かび上がる構造は見事というほかはない。ただ『少女たちの羅針盤』に比べると,読後感が暗く重かった。そういうテーマだから仕方ないし,たぶん次作で爆発的に展開させるために,敢えて羅針盤メンバーを「さなぎ期間」(上原ひろみがいう意味で)に置いたのかもしれないが。
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