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個別メモ
Latest update on 2012年3月5日 (月) at 10:54:46.
【第1915回】 年央(2011年7月1日)
- 普通,年央人口というときは,7月1日現在の人口を指すことになっている。ただし,日本では国勢調査が10月1日に行われるので,ある年の人口をいうときは10月1日現在の人口を使うことが多い。
- ともあれ,今日は昨日も書いたが息子の三者面談のため午後休をとっている。三者面談の前に裏庭の草刈りと換気扇カバーの交換をし,三者面談が終わって帰宅したら日曜に回収に出すための古紙を分類して紐を掛ける作業をしなくてはいけない。
- 11:30までに来週月曜の配布資料(自分の講義と,地域保健実習についての説明と計画記入用紙)の印刷を事務補佐のYさんにお願いすることができた。
- 昼飯は高崎駅の京樽で買った海鮮巻と納豆巻とイカ巻(納豆とイカは中巻)。久々に食べたが,なかなか美味だった。復路新幹線で,柳澤桂子『いのちと放射能』ちくま文庫,ISBN 978-4-480-42360-3(Amazon | bk1 | e-hon)を読了。かなり断定的かつ指示語が曖昧な書き方が科学者らしくない。たやすく制御不能に陥ってしまうような技術は実用に供すべきでないという主旨には賛成だが。
- 一昨日,総務省統計局の国勢調査の結果の概要ページで公開された(ということは,早晩,担当者から日本人口学会宛にリンク依頼が来るものと思われ,作業が必要になるわけだが),「抽出速報集計結果」のデータを使うと,昨年10月の国勢調査人口の速報集計値による,全国と都道府県別の年齢5歳階級別人口ピラミッドを描くことができる。
- Excel形式の主要統計表(534 KBある)の第2表から,縦長形式に組み替えつつ年齢不詳(意外に多いのだが)を除いてテキスト化したファイル[japancensus2010tp.txt]を作業ディレクトリに置き,同じディレクトリにmakepyramids2010.Rも置いて実行すれば(事前にpyramidパッケージをCRANからインストールしておく必要があるが),同じディレクトリに次のグラフがpng形式画像ファイルとして出力される。軸目盛を手抜きしているので見にくいが,ピラミッドの形を見るには十分だろう。明らかに東京都は19歳未満が少ないのに20歳以上で急増しているし,長野県と香川県は20-24歳だけ少なくなっていることがわかる。これは大学生や専門学校生の就学人口移動を意味していると思う。それにしても沖縄県だけがかろうじてピラミッドと呼べる形になっている。TFRの年次変化を都道府県別にプロットすると沖縄県だけが他の都道府県の塊から離れて高いことが一目瞭然だが,人口ピラミッドの形からも沖縄県の出生率が高いことはわかる。
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