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個別メモ
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【第1943回】 土日は家事をしつつ査読(2011年7月31日)
- いろいろ家事をしつつ金曜に終わらなかった査読の続き。
- 共産党の志位委員長の講演(赤旗の記事)。原子力が未熟な技術であることはまったく同感。どうして世の中には共産党嫌いな人が多いんだろう。
- 青空MLで和尚さんが絶賛している古賀茂明氏の記事。確かにこの人は凄い。つくづく,国務大臣を直接選挙で選びたい(こっちの方が具体的だったかも)と思う。
- /.Jのスレッドで,タンザニアの研究者が蚊を誘引する臭いを合成したという研究を知った。元記事にある,「主に屋内で効果を発揮する従来のアプローチ」は,アフリカの話だからDDTの残留噴霧のことだろう。最近効果がなくなってきたということは,屋内繋留性の低い蚊へのスイッチングが起こりつつあるということか。それで屋外の蚊を駆除する手段として考え出されたらしい。汚れた靴下のような臭いだそうだから,アフリカのAn. gambieよりも,元々踝から下を好んで吸血するソロモン諸島のAn. farautiにだったら,もっと強い効果がでそうだ。マラリア対策手段としては,集めた後の蚊をどうするかが問題だが,蚊の密度を評価するための研究の効率を良くするのに使えるかもしれない。いや,逆にバイアスがかかってしまうか?
- 川端君のTweetで知ったチャットモンチーのドラム高橋久美子脱退という記事はショックであった。着実なビートを刻んでくれるドラムも格好良かったし,酒飲みですだちくんを被ってくれたり歴女であったりするキャラも面白かったが,それ以上に作詞には時々天才を感じていたので惜しいと思う。「親知らず」とか「女子たちに明日は無い」の歌詞の切れ味は凄かった。それにしても,3人が交替しながら書いていたblogでは,全然そんな感じしなかったけどなあ。きっと,ツアーが終わるまでは隠していたということか。もっとも,Chatmonchyのサイトを開くと表示されるメッセージによれば,「先のことはまだ決まっていませんが、きっと言葉を紡いで生きていくのだろうと思います」ということだから,詩という形の表現は続けてくれるのだろう。いや,むしろそっちに集中したいという,前向きな脱退なのかもしれない。高橋さんの脱退決意と誠実に向かい合って,潔く送り出す2人の言葉も泣かせてくれるなあ。本当,応援したいバンドだ。
- たった2日で1万を超えるコメントって凄いなあ。高岡氏の真意は震災と原発事故の被災者が大勢苦しんでいるという現状があるのにバカ騒ぎしているマスメディア批判で(もっとも,消費に貢献するためのバカ騒ぎが,本質的に広告ビジネスである民放テレビの本来の仕事であるという側面もあるわけで,復興のためには日常経済が冷え込まないようにすることも必要という視点からみたら,一概に悪いとはいえないわけだが),その象徴がああいう表現方法になったということなんだな。全然表現方法は違うけれども,そういう意味では,東京大学の児玉龍彦教授が衆議院厚生労働委員会で参考人として政治家に対して訴えたこと(矢原さんの日記で知ったが,テキストに起こした方がいらっしゃる)と通底している(けれども,国会は本来の仕事が出来ていないのが明らかで,その点を批判されているのだから,言い訳の余地もないが)。
- 美味そう。見るだけでも眼福。フードマイレージは高そうだが,ハレ食としてはOKだろう。
- 日曜朝は曇っていて涼しかったので,ラジオ体操から町の公園の環境美化活動まで1時間,それほど汗もかかずにできた。しかし昼前から青空と夏の陽射しが戻ってきたので,これから暑くなりそうだ。査読が終わらないので11時からのソフトボールのコーチに行くわけにはいかないが,きっと今日はいい練習ができるだろうなあ。
- 原発事故が起こった日本に,列車事故が起こった中国を批判する資格があるのだろうか。制御能力が十分でないままに実用している点も,事故後の隠蔽(善意にとっても情報の混乱)もそっくりだと思うが。どちらも,技術過信というか,本来管理運用とは別の視点での安全性評価が必要なのにやらずにいた(原発の場合は指摘があったのに無視した)。
- 小出裕章氏の講演を文字起こししたもの。原子力政策がプルサーマルに至ってしまったわけがクリアに説明されている。
- 一通り査読が終わったときには日付が変わっていた。これから編集委員会向けと著者向けにわけて査読レポートを書かねばならないが,眠気に負けそうだ。
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