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個別メモ
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【第1971回】 もう8月も終わり(2011年8月29日)
- YUKIの『Megaphonic』の「集まろうfor tomorrow」はいい曲だ。歌うのは難しいけれども。「揺れるスカート」は,まるでPerfumeの曲かと思わせる中田ヤスタカ風アレンジだったが,それでもやはりYUKIはYUKIなのだった。
- 高崎での乗り継ぎ待ちの間に,くまざわ書店で,QのXIの折り込みチラシに書かれていた確率捜査官という本を探してみたのだが見当たらなかった。『下町ロケット』も見当たらなかった。直木賞受賞作品だというのに,品揃えが悪い。しかし,神永正博『ウソを見破る統計学:退屈させない統計入門』講談社ブルーバックス,ISBN 978-4-06-257724-3(Amazon | bk1 | e-hon)を見つけ,カバーに書かれていた粗筋「大学で統計を教える主人公・素呂須譲二のもとに,統計アレルギーの学生や怪しい営業マン,はては文系女子の妻や娘が次々と問題を持ち込んで……。平均,標準偏差から相関,検定,推測統計まで,笑って読めて無理なく理解。統計思考力がぐんぐん身につく!」から,これはもしかすると,統計探偵の事件簿の具現か! と思って購入。まあ,ちょっと違ったのだが,サクサク読めるし,統計学的な考え方を楽しんで知ることができるという意味では,学生に読ませるのにいいような気がする。この手の本はどこまで説明するかさじ加減が難しいが,さすがにブルーバックスというべきか,とっつきやすく書かれていた。後期の統計演習のときに紹介してみよう。なお,注の中に図10.3のデータの出典として青木先生のサイトが紹介されていた。
- これ面白いなあ。統計的分析の内容はともかくとして,ネタとしてでもここまで遊べば凄い。
- うーん,個人ベースモデルからaggregateなモデルに変換するときの考え方で,元のモデルでは故障が1つずつ増えるとは限らないことが本質的だったようだ。そこをちゃんと書かないとGompertz的な急上昇が表現できない。紙の上でああでもないこうでもないと行列の構造を考えていたが,やっとうまい解決策を思いついて,故障数ベクトルの推移行列の中身を完全に書き換えた(以前はほぼ対角成分だけの疎な行列だったのだが,上半三角と左端は実数成分をもつ行列にした。行列サイズを小さくして試してみた限りでは,考え方はこれで良さそうな気がする)。そこで,プログラムコードに落として実行してみると,今度はjit+Raは内部エラーを吐くし,素のR-2.13.1ではoptim()が「初期パラメータで関数を評価できません」というエラーを返してきた。あれ? バグったかと思って見直してみたら,初期値ではゼロ歳のところで100%死亡することになっていた。それはダメに決まっている。やり直し。それでもダメなので,よくよく見直したら,死亡確率ベクトルの長さが1つ足りなかった。そこを直したらjit+Raも通るようになった。あまりにも間抜けなエラーだったが,さすがにこれで大丈夫だろう。試し結果が出るまで,Y5では1時間くらいかかるのが待ち長い。
- 上半三角にばらけさせてしまうと途中が負になってしまうので,故障が少ない方から埋めることにした。それでも故障が少ない方が途中で負になってしまうので補正することにした。それでも最初のテストランではエラーになったのは,プログラム上で引き算を間違えていたからだった。これでは人数が増えてしまうから,合わなくて当たり前だ。
- R勉強会ではtslsをやり,タイムラグのある回帰でresidualsがfitted.valuesとオリジナルデータの差にならないことに一瞬焦ったがオリジナルデータを1年ずらしたものがresponseであって,それとfitted.valuesの差がちゃんとresidualsになっていたことが確認できた。
- 引き算は直したのだが,どこかで無から有を生み出してしまっているようだ。バグ退治能力が衰えてしまっていかんなあ。引っ掛かっている問題点をバイパスしてしまうウルトラCがないわけではないんだが,その手はあまり使いたくないんだよなあ。
- オセアニア学会仕事来襲。けれども不明点があったのでメールで問い合わせし,その返事待ち。
- 旧友H君からのメールで調査の相談があったが,ちょっと探ってみた限りでは難しそう。わかったことを返事した。
- 帰宅後,Rのコードを見直していて,まだ引き算を間違えていたことに気付いた。あまりにも間抜けすぎる。
- 2:00頃,漸くバグが取れた。あとは再びパラメータ探索。悪くなさそうな気もするが,M1が大きすぎるのは,たぶん入れ方が間違っているかも。
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