Top
個別メモ
Latest update on 2012年3月5日 (月) at 10:54:46.
【第1978回】 月曜(2011年9月5日)
- 眠る前に投入したjobは21時間かかるとすると月曜夜までかかると予想した通り,朝はまだ終わっていなかったのでVAIO SAをスリープさせて出勤。デスクトップマシンの方は土曜夜に投入したjobがまだ終わっていないので,引き続きディスプレイだけ消して計算させたままにした。清々しい朝の空気が気持ちいいので,自転車が快適。高崎での乗り継ぎ待ちの間,くまざわ書店で語学コーナーを覗いてみた。平野次郎[解説執筆],鈴木健士[翻訳](2009)『CD3枚付 英語で聴く世界を変えた感動の名スピーチ GREAT SPEECHES THAT CHANGED THE WORLD』中経出版,ISBN 978-4-8061-3409-1(Amazon | bk1 | e-hon)と,堀口佐知子[監修]『【カラー版】英語で紹介する日本事典』ナツメ社,ISBN 978-4-8163-4832-7(Amazon | bk1 | e-hon)を購入。前者は,近江誠(2003)『感動する英語!』文藝春秋が店に無かったので代わりに買ったのだが,入っているスピーチの数は15と多いのだけれども,本人の原音によるのはBarack Obama,Martin Luther King Jr.,John Fitzgerald Kennedy,Winston Churchill,Albert Einsteinの6人のみという点がやや残念だった。19世紀以前の人のは原音ではないだろうと思ったが,Mikhail GorbachevやMother Teresaは原音で入れてほしかった(Gorbyはロシア語で行った就任演説を英訳したものが収載されていたが,英語での講演もあると思うので,それを入れる手もあったのではないかと思う)。もっとも,『感動する英語!』の方もすべてが原音というわけではなく,可能なものは原音で収録したということだから,そこは仕方ないのだろう。15のスピーチの最後の2つは,Karl MarxとNapoleon Bonaparteで,あれ? 英語話者だっけ? と訝しく思ったが,それぞれドイツ語とフランス語から英語訳されたものが収載されていた。個人的には本書のタイトルを「英語で聴く」ではなくて「原語で聴く」にして,Marxはドイツ語,Napoleonはフランス語で収録してくれたら(前出のGorbyの演説も,ロシア語版の演説を収録してくれるなら,それはそれでOK),もっと嬉しかった。そうなると英語学習教材ではなくなってしまうが。ナツメ社の事典は,ソロモン諸島やPNGで日本のことを訊かれたときに英語で何と表現すればいいのか悩むことがあって,こういう写真が多い事典を持っていけば,例えばShintoismとかBuddhismの説明で重宝しそうだ。個人的には日本語対訳は不要だったので,その分,英語の説明を詳しくしてくれた方が嬉しかったが(例えば,Otaku/Akiba-keiについての説明はコンパクトにうまくまとめてあるが表層的な気がした),あまりにニッチな需要なので無理筋か。
- 返事を書くのに時間がかかるメールが何件かあって,意外に忙しい一日になった。R実践活用勉強会後,帰ろうとしたら雨だったので自転車は大学に放置して群大病院入口バス停まで歩いた。
- 復路は長野駅からも電車だったこともあって読書時間が長く,帚木蓬生『インターセックス』集英社文庫を読了。伏線があからさまなので展開は予想通りだったが,ここまでセクシャルマイノリティについて詳細かつ医学的な意味で正確に語った小説は初めてではなかろうか。ミステリとしては後半の展開にもう一捻り欲しかったところだが,これはこれでいいのかもしれない。産科を中心にし医療従事者の数を十分に確保したリゾート病院構想は面白いので,たぶん前作であろうと思われる『エンブリオ(上下)』も読むべきか。
▼前【1977】(コンピュータ組み立てとか(2011年9月4日)
) ▲次【1979】(久々の青空(2011年9月6日)
) ●Top
△Read/Write COMMENTS
Notice to cite or link here | [TOP PAGE]