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個別メモ
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【第2043回】 寒い曇天(2011年11月24日)
- すっかり冬のような天気だ。5:30にLe Cielで起床し,昨夜やりかけだった統計演習のフォローアップを完了してアップロード。来週の課題はまだだが,それは日曜にするしかないか。
- 長野は曇っていて寒かったが,自転車で長野駅へ。乗る前に後輪の空気が抜けていたのを入れなくてはならなかったが,長野駅で駐輪するときにスタンドのバネが折れた。この自転車は,最近は平日だけだが,3月までは土日も少年野球とかソフトボールで30分くらい離れたグラウンドや体育館まで酷使していたので,もう寿命だよなあ,と思う。ここでスタンドだけつけ直すと,また買い替えチャンスを失うのだが,そうかといって,このままではスタンドが地面を削ってしまって走れないので,何とかしなくてはならない。
- 研究室に着くと,教授から昨日仕上げた論文への追加が届いていたので,それを取り込んで印刷し,北関東医学会事務局に行って投稿期限の確認をしてきた。夕方,筆頭著者の学生が来て最終確認をし,それが済んだら投稿する。
- 今週末の統数研と来月の地球研の出張書類を作って提出しなくてはいけないのと,一昨日届いた計算用コンピュータのためのDVIケーブルやHUBのGlovia入力といった事務作業が煩雑で,それを完了するだけで午前中が終わってしまった(学生などへの連絡メールもいくつか打ったが)。
- 午後は統計演習の来週の課題など作ることと,土曜の発表準備と,卒業試験の問題作りか。2件溜まっているオセアニア学会仕事もしなくてはならないが,先送りせざるを得ない。
- とよだで『采配』を読みつつ昼飯。これは凄い本だ,というよりも,落合さんは凄い人だ。午後は予定通り統計演習の準備と土曜の発表準備を平行して進めている。ニューマシンは計算が速く,R-2.14.0のためRa+jitではないのだが,それでもvaio-saでR-2.13.1のRa+jitでやるのと遜色ない速さだ。Silerモデルの当てはめについて,以前教室セミナーで発表したときには,何十年かのうち2年分くらい,収束しなかったり,収束してもグラフ上適合が悪いように見えたりという結果が生じるのを解決できなかったので,今週土曜の発表ではそこを乗り越える方法も含めて説明しようと思っている。モデル的にはdxでfitさせるのが本当だと思うが,生データのばらつき具合によっては微妙な局所最適に陥ってしまって抜け出せないので,lxでfitさせ,control=list(maxit=10000, reltol=1e-08)がデフォルトなところを,control=list(maxit=100000, reltol=1e-14)にしたら乗り越えられた気がする。
- 統計演習の来週月曜分の準備完了。アップロードもやった。北関東医学に投稿する論文の最終チェックも無事に終わり,1点修正してから印刷し,CD-Rに焼かせつつ教室セミナーへ。Rahelさんの発表内容は非常に興味深いのだが,大量の中身を無理やり5分に収めようとしていて,あれでは誰もついていけない。思い切って発表ではフォーカスを絞らないと。そもそも修士論文の研究内容を5分で発表せよというセッティングに無理があると思うが。
- セミナーが終わって戻ってみたらCD-Rは無事にできていた。投稿用シートに教授のサインと印鑑も貰ったし,あとは事務局に持っていくだけ。
- 19:00から帰るまでの間,約1時間半くらいは,土曜の発表準備の続き。これをできるだけ早く終わらせて,卒業試験の問題作りをやらなくては。
- 2番目のデータセットで1年だけfitが悪かった部分は,options(digits=22)にしてreltol=1e-20にしたらクリアできた。ということは,もしかすると,Silerじゃない方のモデルも,reltolを小さくしたら,最適パラメータに到達できるのかも? 計算時間が途方もなくかかるだろうが,計算専用のPCが何台もあるのだから,やらせておいて損はないだろう。明日からやらせてみよう。まあ,そういうわけで進展はあったが,発表準備も終わらないうちに21:20になったので研究室を出た。新前橋から高崎までで『采配』を読了。若干ダイヤモンド社臭が強すぎる本ではあったが,誰が指揮官になっても優勝を争える戦力を受け渡すと書かれていたので,チームカラーが変わっても,来年のドラゴンズも優勝争いに絡んでくれるだろうと安心できて良かった。守道さんはFA補強はしないそうだが,コーチ陣をOBで固めたことだし,山崎武司選手も獲得するらしいし,独立リーグ三重が潰れてしまって所属チームを探しているはずの野口茂樹投手を再雇用してくれないかな,とはちょっと思っている。
- 高崎駅待合室から『ラブ・ケミストリー』を読み始めた。文京区本郷とか根津とか上野近辺の懐かしい地名や風景が出てくるのだけれども(もっと具体的に凝っても良かったんじゃないかと思うが),M2のうちに10本以上の原著論文を書いている超天才という設定だからなのか,論文を書くプロセスが普通じゃない。図表より先に本文を書きあげ,推敲もしないでOKとか,普通はありえない。全合成の経路が見えるという特殊能力を失っても,論文を量産する能力は失わなかったということで,それだけでも羨ましすぎる。それとはあまりにもアンバランスな初恋ストーリーは,どこかのラノベにあったような気がしないでもないご都合主義な展開でありながらも,そのアンバランスさが許せてしまうのは,やはり舞台装置故だろうか。
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