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Latest update on 2012年3月20日 (火) at 21:29:12.
【第2143回】 社会貢献セミナーで休日出勤(2012年3月17日)
- 土曜は瓶類を資源ゴミ回収に出してから娘を予防接種に連れて行き,その足で長野電鉄の駅から出勤。往路新幹線と両毛線で,昨夜LABI1で購入した,三浦明博『感染広告』講談社文庫,ISBN 978-4-06-277216-7(Amazon | bk1 | e-hon)と,川端裕人『風のダンデライオン:銀河のワールドカップ ガールズ』集英社文庫,ISBN 978-4-08-746806-9(Amazon | bk1 | e-hon)を読了した。三浦明博という作家は初めて知ったが,さすが元コピーライターというべきか,表現がうまいと感じた。ストーリーは宗田理『ぼくらのグリム・ファイル』とか川又千秋『幻詩狩り』とか海堂尊『ナイチンゲールの沈黙』を思い出させたが,その斜め上をいく仕掛けは読めなかった。他の作品も読んでみたいと思わされた。川端の『風のダンデライオン』は,名作『銀河のワールドカップ』(ぼくはハードカヴァーで読んだが,既に文庫に入っている)の前日譚にして,4月からNHKで始まるアニメの原作でもあり,しかも文庫書き下ろしで400円というお買い得な作品。銀河本編が群像劇であるのに対して,このガールズは,スピードスター・エリカにフォーカスが絞られている。もちろん,銀河で躍動する子供たちは,ガールズでも強烈な印象を放つのだが,本作はエリカの成長物語だ。たぶんアニメ的にはそれで正解だと思う。ただし,解説の杉江松恋さんも引用しているが,決して運動神経が良くはない玲華が,本作ではあくまでもエリカの親友としての登場にとどまっているのに対し,銀河本編では玲華自身の物語を紡いでくれるのが泣かせてくれるので,是非両方読まれたし。
- 社会貢献推進セミナーは予想を超えた盛況だった。ディスカッションも盛り上がった。
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