サイトトップ | 好きな音楽 | 分割ページ

Little Glee Monster

最終更新:2017年11月17日(金)

☆お願い☆ このページをリンクされるときは,分割ページの方をリンクしていただければ幸いです。このページは長すぎて,一部分だけの更新をフォローしていただくには無駄が多いためです。

2017年11月17日から自動的に分割ページに移動するように設定しました。

関連リンク先

ファンサイト・ファンによるブログ及びエントリ

Discography with short review

『放課後ハイファイブ』
■メジャーデビュー作。4曲入り。表題作「放課後ハイファイブ」は等身大の元気さを前面に出した曲だが,決してそれだけではなく,日本人にはなかなかないグルーヴ感が凄い。
■2曲目の「空は見ている」を歌いながらCupsをやっている動画がYou Tubeにアップロードされている。当時は気づかなかったが,ドラマ「問題のあるレストラン」でも,きゃりーぱみゅぱみゅがゲスト出演した最終回にレストランの客の役で出演し,きゃりーぱみゅぱみゅよりも上手くCupsをやっていたのだった。見た目はその辺にいそうなごく普通な感じの女子中高生なので,「問題のあるレストラン」ではまったく目に止まらなかった。しかし,歌い始めると最初の発声だけでその場の空気さえ変えてしまうような素晴らしいボーカリストの集まりであり,あの使い方は勿体なかった。10代の女性が6人もいると,なかなか名前は覚えられないのだが,リトグリは1人ずつ声にもビジュアルにも個性があり,だいたい立ち位置も同じ(左から,かれん,MAYU,芹奈,manaka,麻珠,アサヒ)なので,「好きだ。」で知ってから2ヶ月くらいで覚えてしまった。
■3曲目の「ダイヤモンド」は典型的な応援ソングで元気が出る佳作。4曲目にJackson5の"I Want You Back"のカバーをもってきたのが渋い。最後にマイケルのパートを,半ば遊んでいるかのように自在に歌っているのは芹奈だと思うが,デビュー盤の時点でこのクォリティは恐ろしいほどだ。
『ガオガオオールスター/人生は一度きり』
■入っている曲は予備校のCFに使われていた応援ソング「人生は一度きり」,ポケモン映画とタイアップしていて,着ぐるみで歌い踊るMVのインパクトが強くて一度見たら頭から離れない「ガオガオオールスター」,何とも格好いい"Brand New Me"に加えて,麻珠のソロで「君を今でも」の4曲。
■「人生は一度きり」の歌詞は素晴らしい。CDやCFはアップテンポな歌唱なのだが,LIVEではスローテンポで入ることもあり,これがまた良い。
■(2016年10月30日追記)「Brand New Me」のMVは,まるでKARAの「Pretty Girl」のMVのようで,リトグリは実はこういう感じでもいけるのかと思わせる。でも,リトグリの歌唱があれば,妙に凝ったMVを作るよりも,普通にライブ映像があれば十分なので,最近の「生演奏・生歌」のMVの路線は正しいと思う。
『青春フォトグラフ/Girls Be Free!』
■表題曲の「青春フォトグラフ」は,JPop史上最高の卒業ソングだと思う。実際にどこかの高校で撮影したらしいMVも素晴らしい。
■2曲目の「Girls Be Free!」も「青春フォトグラフ」と同様,自分を解放して好きに生きていいんだよという自己肯定感あふれる応援ソング。種ともこの「パンプスレースソング」,チャットモンチーの「とびうおのバタフライ」,KARAの「Girls Be Ambitious」の系譜に連なる佳作。3曲目「So Long Good Bye」と4曲目「SEASONS OF LOVE with K - Live version -」のような曲を聴くと,リトグリというグループが如何に上手いかがわかるし,ともかく圧倒される。
『好きだ。/書きかけの未来』
■2015年の夏から秋にかけてTBS系で金曜22:00に放映されていた『表参道高校合唱部!』というドラマの主題歌が「好きだ。」で,ストーリーも若い俳優陣の演技も素晴らしく,それ以上に合唱が素晴らしかったドラマでありながら,クライマックスで流れてきたこの曲は,それに決して負けていないどころか,クライマックスシーンをより盛り上げてくれた名曲であった。
■YouTubeで検索してみると,ティーンエイジャーの女性ボーカルグループとして2014年にメジャーデビューしていて,カバーも含めてどの曲も素晴らしい歌唱力と表現力に圧倒されたので,アマゾンで買える4枚を一気に買ってしまい,ほぼ毎日聴くようになった。
■このCDに入っている「HARMONY」のライブを聴くだけでも,ライブでのパフォーマンスの凄さがわかる。
『Colorful Monster』
■満を持して2016年1月に発売されたファーストフルアルバム。最高としかいいようがない超傑作。発売と同時に購入してから春先までは,ほぼ毎日聴いていたが,「人生は一度きり」「書きかけの未来」「全力REAL LIFE」のような頑張るヒトへの応援ソングも素晴らしいし,「SAY!!!」「Lady Marmalade」みたいな格好いい曲も素晴らしいし(「SAY!!!」は聴けば聴くほど素晴らしい決意のうたでもある。You Tubeにアップロードされている,観客がほとんどいない,地方巡業みたいなところでの全力での歌唱は見ていて泣けるほど感動した),「Feel Me」のようなJazzyな曲まで歌いこなしてしまうのはまさに天才としかいいようがない(個々の上手さに加え,たぶんグループとしての猛練習の成果であろう完璧なハーモニーが素晴らしい)。
■このところ通勤音楽はLittle Glee MonsterのColorful Monsterで,もちろんSAYとか書きかけの未来も含め,既に知っていた曲も名曲揃いなのだが,応援ソング系では全力REAL LIFEが素晴らしく,通勤中にこの曲になると元気が出る。とはいえ,このアルバムの白眉はCharaが作ってプロデュースしたFeel Meと思う。この曲はLittle Glee Monsterの音楽に新境地を切り開き,大人になっても素晴らしいボーカルグループであり続けることを確信させてくれた。(鵯記1208)。
■4時間半余りの新幹線移動の間は,Little Glee MonsterのColorful Monsterを何度も聴きながらいろいろな論文査読をしている。これは素晴らしいアルバムだな。「永遠に」「Eyes to me」「ファイト!」といった名曲に,ゴスペラーズ,吉田美和,中島みゆきとは別の魅力を吹き込んでくれるリトグリの歌唱力は素晴らしい。もっとも,中島みゆきの「ファイト!」を聴き直してみようと思って『大吟醸』を聴いたら,これはこれで他には代えがたい良さがあることを再確認してしまったが(中島みゆきの「ファイト!」は,ちょっとラヴェルのボレロみたいな感じがする)。なお,「ファイト!」で歌われる川を遡っていく魚は,昔は何となくサケのイメージだったのだが,良く聴いてみると,冷たい水の中を震えながら遡っていく「痩せこけた魚」,かつ「小魚たちの群れキラキラと海の中国境を越えていく」なので,海から川を遡って成長するタイプ,つまり降河回遊するウナギとか,あるいは海水性両側回遊のスズキなのかと思い直した。ところが,ウナギは温かい水にしか棲まないから,やっぱりちょっとイメージが違うし,スズキもセイゴが遡上するときはもはや小魚でない感じだから,むしろ川で孵化するけれどもすぐ海に降って,5~6 cmに成長した後,春から初夏に温かい水を嫌って群れで川を遡るという,淡水性両側回遊のアユなのかもしれない。きっとそうなのだろう。なお,この辺の話は,前にも触れたが,塚本勝巳『大洋に一粒の卵を求めて:東大研究船、ウナギ一億年の謎に挑む』新潮文庫,ISBN 978-4-10-126006-8(Amazon | bk1 | e-hon)が抜群に面白い。(鵯記1219)。
『My Best Friend』
■2016年5月に発売された。4曲入りミニアルバム的なバラエティに富んだ名盤。moraでハイレゾ版がダウンロード購入可能なことがわかり,ハイレゾ版も買ってFiio X3で通勤音楽として聴いているが,実に素晴らしい。
■第一印象をメモしておく。それぞれまったく違う表情をみせる4曲と表題作インスト版の5曲入り。ヒャダイン詞曲のJOY以外はCFや番組タイアップで聴いたことがあるがフルコーラス聴いて新たな良さを発見した。1曲目に入っている表題曲「My Best Friend」は本人たちも登場していて芹奈が妙にプロっぽいフォームでフックを掛けているボウリングシーンが印象的なラウンドワンのCFで使われている。既にYouTubeで公開されているショートバージョンのPVでのステップも印象的だが,高校生が同性の親友に向ける強い友情を実に楽しげに歌い上げた等身大の名曲と思う。これまでの曲でいえば「青春フォトグラフ」とか「放課後ハイファイブ」の系統。2曲目の「Happy Gate」はソニー損保のCFで使われていて,既存の曲で言うとCupsをやっていた「空は見ている」が近い感じ。が,ソニー損保CFの使われ方ではこの曲の良さが10分の1も出ていないことがわかった。いい曲だ。3曲目「Never Ending Dreamer」は春の甲子園のテーマ曲として使われていた,マイナーコードだがアップテンポで格好いい。歌詞は「書きかけの未来」とか「人生は一度きり」とか「全力REAL LIFE」と同様,未来に向かってgritするものだとはいえ,曲想はこれまでのLittle Glee Monsterにはなかった感じ。これを歌いこなす実力は凄いと思う。4曲目が注目の「JOY」で,ヒャダイン作だから,ももクロに提供していたような,どちらかといえば奇を衒った感じの曲をもってくるのかと思ったら,全然そうではなくてコーラスグループ向けの王道というか,使われる音域が広くて,歌詞もリトグリ自身の気持ちにたぶん合った前向きなもので,ハーモニーを聴かせるところもあり,今後長く歌われる曲になるのではないかと思われた。そもそも「JOY」というタイトルの曲は,YUKIの「JOY」もSMAPの「Joy!!」(というか,作詞作曲が赤い公園の津野米咲なので,むしろ赤い公園がセルフカバーしてくれたらもっと名曲になると思うが)も名曲なので期待していたが,新しさよりも王道を狙ってしかもスタンダードとなりうる質の高さを見せてくれたのは想像を超えていた。最後の5曲目に入っている「My Best Friend」のインストがまた良い。たぶんLittle Glee Monsterと同世代が多いと言われるファンがカラオケとして使うのにも重宝するのだろうが,インストの楽曲として聴くだけでも十分に楽しめる。というわけで,大満足の1枚だった。(鵯記1302
『私らしく生きてみたい/君のようになりたい』
■2016年8月17日発売予定。関西人から「どっちやねん」とツッコミを入れて欲しいかのようなカップリングタイトルだが,たぶん「私らしく生きて」いれば,「君のようになりたい」と思って貰えるような存在になれるというストーリーなのだろう。「私らしく生きてみたい」はYouTubeで先行公開されている公式MVを見ればわかるように,ダンサブルで格好いい曲。作曲が亀田誠治,作詞がいしわたり淳治というJPop黄金コンビによる作品で,途中にいかにも亀田誠治らしいベースラインが入る。「君のようになりたい」はディズニー公式チャンネルでMVが公開されている,この夏のディズニー映画「ジャングル・ブック」のキャンペーンソングだが,まるで「SING SING SING」のようなイントロからニューオーリンズ風のビッグバンドジャズっぽさが全開で,この曲をこんなにもスウィング感たっぷりに歌ってしまえる高校生って凄いと思う。日本語版の詞はいしわたり淳治なのだが,このインタビュー記事によると英語版もレコーディングしているようで,どこかで英語版もダウンロード購入できるようにしてくれると嬉しい(映画のサントラ日本版のディスク2に入るという未確認情報を得たので,サントラも買ってしまうかも……と思っていたが,結局,この曲だけAmazon Musicでmp3をダウンロード購入した)。
■初回限定盤A, B,通常盤と3種類が発売されるのだが,収録曲とDVDのコンテンツが違うので,初回限定盤AとBを両方予約してしまった。全部入りから少しずつ減らしたサブセットを別売りする形ならば全部入り1枚買えば済むのに。(2016年8月5日記)
■8月18日に入手。Aは1曲目が「私らしく生きてみたい」,2曲目が「君のようになりたい」で,Bは1曲目が「君のようになりたい」,2曲目が「私らしく生きてみたい」と曲順が逆になっている。タイトル曲2曲は既に相当聴いているのでとくに新しい感動はないが,3曲目の「Summer Days」はまるでKaraの夏曲(「Go Go Summer」とか)か,Goosehouseの「オトノナルホウヘ→」か,キマグレンの「LIFE」のような雰囲気の,まさに「夏!」という感じのアップテンポな曲。A, Bで異なる4曲目はどちらもスローナンバーで,Aの「かかげた空へ」もBの「きっと大丈夫」も第一印象は似た感じで(どちらかといえば「かかげた空へ」の方がオリジナリティは高いと思うが),わりとありがちな応援ソングかなあ。青春映画のエンドロールで流れたら似合いそうな。決して悪い曲ではないのだが,敢えてリトグリが歌わなくてもいいのではないか。これならむしろ「君のようになりたい」のアカペラ版と英語版でも入れてくれた方が良かったと思う。5曲目のインストもAとBで違う曲が入っていて,それぞれ1曲目のインスト版が5曲目になっている。DVDは,Aが「私らしく生きてみたい」のMVとそのメイキング,Bが「人生は一度きり」と「小さな恋が、終わった」の2015年11月29日のライブパフォーマンスであった。
■映画ジャングル・ブックのキャンペーンで「君のようになりたい」を一緒に歌って踊ろうという企画が行われていて,たくさんの動画がYouTubeにアップロードされている(締切が8月14日だったようだ)。いくつか見た中では,甲府第一高校のアカペラは凄いと思う。タップダンスも面白い。AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」を世界のJICA事務局が踊ったときみたいなノリの109シネマズスタッフの動画もあったが,たぶんこれは選考対象外だろうなあ。(追記:ここに書いた3つのグループはどれも何かの賞を貰ったようだ)
■テレビを付けたらちょうどLittle Glee Monsterが「君のようになりたい」を歌っていたが,出だしのSing Sing Singのようなコーラスアレンジは,さすがBROAD6のというかINSPi圭介氏。今日公開されたYouTubeのビッグバンドジャズをバックにバーで演っている体の【生歌・生演奏】版も良いが,それ以上に凄いパフォーマンスだった。(2016年8月19日の鵯記より)
『はじまりのうた』(2016年11月9日発売,Amazonで予約していたので8日入手)
■新作のタイトルが「はじまりのうた」であることがわかった。これまでの作品の売り上げ枚数よりも少ない限定販売というマーケティング戦略は間違っていると思うが,タイトルだけでも期待してしまう。カップリングの「Magic snow」はYouTubeで聴いたことがあるがいい曲だし,『Colorful Monster』に入っているChara作の「Feel Me」のライブバージョンが収録されているのも嬉しい。買えなかったファンのために,Sony Musicはせめて通常版も出すべき。Sony Musicは(というよりもgr8!recordsレーベルは,というべきか)こういう妙なマーケティング戦略をGoose houseでもやっていて,『Phrase #5 この指とまれ』と『Phrase #6 サクラへ』をmoraとiTunesでの配信のみで販売し,未だに彼らのアルバムには収録されていない。ぼくは,2015年に出た『アイのうた2』というリミックス・コンピレーションアルバムシリーズの,mixed by DJ FUMI★YEAH!の方に「この指とまれ」が,mixed by Q;indivi+の方に「サクラへ」が収録されたので,それだけのために2枚とも購入してしまったが,若いファンはそんな買い方はできないだろうから,やっぱりファンの方を向いていないマーケティング戦略と思う。リトグリもグースも他が真似できない凄い実力があるのだから,妙にCDの売り方に凝るよりも,良い楽曲を作って全世界向けの露出を増やす努力をするだけで良いと思うのだが。(2016年10月8日の鵯記より)
■School of Lockでリトグリの「はじまりのうた」が初オンエア(この数日,LINE BLOGでメンバーそれぞれの歌の「はじまり」が語られ,満を持したタイミングで)された。「私らしく生きてみたい」に続き,いしわたり淳治+亀田誠治コンビの曲(10月30日訂正:どこかのサイトに書かれていたのでそう信じていたが,ガセネタだった模様。作詞家本人からのtweetによってわかったが,正しくは「好きだ。」や「Never ending dreamer」を作詞された)前田甘露さんの作詞による曲で,絆をテーマにしているということだが,普通に聴くと,何らかの意味でハードルを越えて関係性が変わった2人の「はじまり」のうたのように思える。(武道館向けの曲なのだとは思うし,そう思って聴くと良い曲なのだが)もう少し抽象度の高い歌詞の方が想像を働かせる余地が大きくて良かったかもしれない。もちろん,相変わらずリトグリの歌唱,とくに複雑なハーモニーは唯一無二で素晴らしいのだが,曲としては個人的にはあまりピンと来なくて,カップリングの「Magic snow」の方が傑作と思う(何回も聴くうちに感想は変わるかもしれないが)。「はじまりのうた」というテーマは素晴らしいので(フジファブリックや大橋卓弥の同タイトルの作品も良かった),制作サイドは守りに入らず,新しい作詞・作曲コンビを起用して欲しかった。個人的には高橋久美子(元チャットモンチー)に作詞,津野米咲(赤い公園)に作曲を依頼したら,傑作が出来ると思うんだがな。変わったマーケティング戦略よりも,何よりもいい作品を作りさえすればリトグリは世界に通用すると思うので,そっちで攻めて欲しい。(【鵯記1423】より)『はじまりのうた』と『Little Glee Monster』のジャケット
■発売1日前に届いた『はじまりのうた』はmanakaカラーの紫で,連番は08935だった。早速聴くと,「はじまりのうた」も「Magic Snow」も期待通りに良かったが,3曲目に入っていた「Feel Me」のZepp DiverCityでのライブ演奏がめちゃくちゃに良かった。(【鵯記1444】より)
■6:00に「Happy Gate」で起床。これはこれで気分の良い目覚めが得られるのだが,明日から「はじまりのうた」にするつもり。「はじまりのうた」といえば,思った通り,moraで『はじまりのうた』ハイレゾ版の配信が始まった。1万枚限定CDが買えなかった人や,高音質の音源で聴きたい人は,他の配信よりこれを買うのがいいと思う。ぼくは限定CDを買ったけれども,試聴すると,どうしてもCDよりもハイレゾ音源の方が音の厚みと奥行きが深い気がして,これも欲しくなってしまう。ちなみに,YouTubeでのMV (Short ver.)も今日から公開。(【鵯記1445】より)
『Little Glee Monster』(2016年11月9日発売,Amazonで予約していたので8日入手)
■メジャーデビュー前に限定販売されたアルバムの再発。ただし内容はソロ曲がフルコーラスになるなど一部変わっているらしい。
■これも発売1日前に届いた『Little Glee Monster』。リッピングしてAXON MINIに入れたのを聴きながら湊川公園廻りで帰宅した。1曲目「What time is it」はオリジナルのHigh School Musical 2版がYouTubeにあって,これは映像も含めて実に楽しそうで良いけれども,ハーモニーの緻密さはリトグリの方が優れているように思った。2曲目「能動的三分間」,3曲目「女々しくて」は,オリジナルでは気づかなかった曲の良さが引き立つ素晴らしい歌唱。こんなにいい曲だとは思わなかった。4曲目「If I Ain't Got You」はスローテンポなAORっぽい(って死語か?)曲で,この手の曲を集めたカバーアルバムを作ったら,それだけで世界制覇できるんじゃないかと思わせる名演。なんでこんなに味のある歌い方ができるのだろう。5曲目「果てなく続くストーリー」はYouTubeに載っているライブ動画と同じ,(芹奈とmanakaをリードに据えた)パート割りだと思うが歌唱は違っていて,このCD版の方があっさりした感じで,その分,透明感を強く感じる。これはこれで良いなあ。6曲目「あとひとつ」は東京ドームで歌った動画が公開されているアカペラマッシュアップ応援ソングにも入っているが,こうやってフルコーラス聴かせてくれるとしみじみ青春時代の夕焼けのグラウンド感に浸れて実に良い。7曲目「HARMONY」は『好きだ。』にライブ版が入っていたし,『Colorful Monster』にも入っていたので,ある意味聞き慣れている曲だが,安定の良さであった。8曲目から13曲目までは,2枚目のCDにラジオ放送版(3年前のSCHOOL OF LOCKで,デビュー曲のリードボーカルを決めるオーディションとして企画されたものだったらしい。当時,あまちゃん能年玲奈担当の「ガールズロック」だけ聴いていたが,この企画は知らなかった)が入っているメンバー1人ずつのソロ曲で,さかいゆうがAbemaTVで評していたように,6人ともソロシンガーとしても実に上手くて聴かせるのだけれども(もちろん,これもさかいゆうが語っていた通り,6人の声が合わさったときのハーモニーは奇跡的に素晴らしいのだけれども),中でも「こんなに上手かったのか」と改めて感じ入ったのは,最後に入っているかれんの「キスして抱きしめて」であった。あまりにも軽やかに始まり,展開部ではグルーヴ感が醸し出された圧巻の歌唱だった。(【鵯記1444】より)
『Joyful Monster』(2017年1月6日発売)
■武道館ライブの2日前に発売されるというメジャーセカンドアルバム(上述の『Little Glee Monster』もアルバムだが,メジャーデビュー前に発売されたものの再発だからメジャーアルバムとして数えないことにすれば,だが)。(1)マフラー付き完全生産限定版,(2)ライブDVD付き初回生産限定盤,(3)カバーCD付きの初回仕様限定版(Amazonでは通常版となっていたが),(4)期間生産限定版,の4種類が販売予定で,当初(3)のみ買おうと思ったが,メジャーデビュー2周年を記念して行われた2016年10月29日のAbemaTVのライブ配信の最後に流れた,野音での「好きだ。」のライブ映像が(2)に入っていると聞いてしまっては,(2)(3)の両方買わざるを得ないか。カバーCDの曲がmoraなどで配信されるなら(2)だけ買えば良いのだが……。
■10月30日にAmazonで上記(2)(3)を予約してしまった。
■12月13日に,このアルバムに収録される「Hop Step Jump!」のHeadphone Dance Movieが公開された。とてもポップで,今流行の「恋ダンス」的なダンスを前面に出した動画はマーケティング的には悪くないのかもしれないが,個人的にはリトグリしかできない生歌生演奏のライブ動画の方が魅力を感じるなあ。なお,このMVのエンディングでポーズをとって揺れているのは,モー娘。の「恋愛レボリューション21」のエンディングを思い出させるからか,何となくレトロな感じがした。
■2017年1月5日に届いた『Joyful Monster』はシングル先行していた既知の曲も,既発表曲の別テイクや新録音(「君のようになりたい」のAlbum ver.は,夏にMステでやった凄い迫力のパフォーマンスと同じアレンジと思う)も,新作も含めて素晴らしいできだった。ラストが「JOY」というのも良い構成で,曲順まで考え抜いて作ったのだろうと思われた。初回限定盤についてきた日比谷野音のライブDVDも素晴らしかったし(願わくば,いつかライブをフル収録したBlu-rayを出して欲しいが),通常盤のカバーCDも素晴らしくて「何度でも」や「たしかなこと」も組合せが変わるとこんなに変わるかと思うほど新しい魅力が出ていた。傑作としかいいようがない。詳しくはたぶん後日追記する。
■1月11日現在,既にカバーCDまで通して聴くのを既に10周くらいしたと思うが,何度聞いても良い。Hop Step Jump!は歌詞も含めて気持ちを上げてくれるが,Don't Worry Be Happyも良いなあ。いや全部が素晴らしいが。

「5秒で答えて」の「こんな事ならもっとちゃんとやっておけば良かった! と思う事は?」にメンバーの多くが「勉強」と答えたことに関連して,勉強することの意義について書いてみた件

「5秒で答えて」のインタビューはここ参照。

関連メモ


リンクと引用について