統計学：成績評価・授業評価

最終更新： 2002年 8月 18日 (日曜日) 13時59分

2002年度

成績評価

●素点分布を見ると，中央値が70点弱で，四分位範囲は約15点だった。理解度に応じて適度なばらつきがある方が試験としては望ましいので，その意味では適切な難度のばらつきをもった問題だったと思う。ただ，最高点がやや低めなので，もう少し難問を減らした方が良かったかもしれない。どの問題にも少なくとも１人は正解者がいたから，答えられない問題はなかったわけだが。

●評点分布から第１にいえることは，出席点が高すぎたかもしれないということである。出席点を１回１点にすれば，中央値が80点弱になってちょうど良かったと思われるが，第６回の配布資料で出席点は１回２点か３点と明言しているので下げるわけにはいかなかった。故にA評価が異常に多いが勘弁されたい。次にいえることは，合格点に達しなかったものは分布の外れ値だということである。合格できなかった学生も，こういう分布であれば仕方ないと判ってくれるであろう。その気があれば来年度に再び履修してくれることを望む（時間的に可能なら）。

授業評価

Ｑ５．その他のコメント（順不同）

表面のみ印刷する方が見やすい
例題が難しい。表現が難しい。
もうちょっと簡単な言葉で説明して欲しい
授業の内容が理解できなかった。プリントを読んでも理解できない部分が多かった。授業にもっとメリハリが欲しかった。
もう少し１単語１単語説明して欲しかった。１度に理解しないといけないことが多すぎた。
とにかくむずかしかった。
いきなり，聞いたことのないような言葉が飛び出して，よくわからなくて困った。そういう説明が書いてあると嬉しい。
プリントの大きさを揃えて欲しい
パソコンでしか計算できないものはそう書いておいて欲しい。計算問題は解答をつけてほしい。
プリントの練習問題に解答が書かれていない問題があったので解答が欲しかった。プリントを配布するとき枚数調節で手間取っていたので，授業前に各自が一番前の机の上に置いてあるプリントを取ってから授業をするとスムーズになると思った。
字ばかりで読みにくかった。自分は理解するのが遅いので辛かった。
配布資料の行間を空けて欲しい
計算の不得意な者には計算過程が難解
あまり縮小しない方がいい
計算式の方法をもっと詳しく。いきなり数字がでてくる
区切りが分かりづらいのでドットを大きくするか段落をもう少しあけるといい
もっと丁寧に教えて
教科書を取り入れるとわかりやすい（プリントだとどうしても省略部分も出てくるので）
もっと例を挙げて説明して欲しい
専門用語を突然言われるとすごく戸惑う。もっと語句説明をして欲しかった
資料をまとめてもらえると嬉しい
資料があってとてもよかった。例などがあってなおよかった。もっと例があって，その答えもきちんと載っていたらもっとよかった。
字が小さくなると読みにくかった。新しい単語が突然出てきてわからないことが多かったので注意書きで書いて欲しい
途中でプリントの字が小さいことがあったが，あれは見にくいので，縦に紙を使った方が見やすい。
１週前にテキストが欲しかった
例題をもう少し多用したら理解しやすくなる（時間の関係上難しい？）

●フィッシャーの正確な確率を出してみると，難度と速さは独立ではなかったので，難しかったと感じた学生が多かったのは，説明が速かったことと無関係ではなく，また例題演習にかける時間が少なかったため（計算をもっと詳しくという要望が多かったこともそれを裏付けている）と考えられる。

●ところで，なぜ説明が速かったかといえば，内容が多いからである。第１回に聞いた要望を踏まえて講義をしたら，どうしても内容を増やさざるを得なかった。そうなると，統計学全般を半期で講義することは難しいので，来年度は，できれば通年で統計学基礎，統計学応用と講義したい。そうすれば，例題演習にも，もっと時間を使えるだろう（提案予定）。

●なお，用語説明の要望も多いので，来年度は少なくとも予めglossaryを配っておくことにしようと思う。できたら本を出しておきたいが。

■授業評価へのご協力ありがとうございました＞学生諸氏。

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