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Profile (公式サイト)

「2011年末から『最強歌少女オーディション』を何度か開催し、そこで選ばれた子たちで合宿をしてレッスンを重ね」(出典),「合格メンバーを中心に2013年5月より活動をスタートさせた」(出典),女性ボーカルグループ。活動スタート時は7人だったが,2013年7月にLINAが脱退,2013年8月にmanakaが加入(つまりmanakaだけはオーディションで選ばれたのではない),2013年10月にYUKAが脱退して6人となり,武者修行ツアーなどの下積み時代を経て(出典2014年10月29日に「放課後ハイファイブ」でデビュー。2017年1月に武道館ワンマンの夢を叶えた後,2017年4月16日から麻珠がLittle Glee Monsterとしての活動を無期限で休止すると発表され,5人グループとなった。超絶フェイクや人間業とは思えないスキャットが聴けなくなるのは残念だが,自分を高めたいという10代の決断だから帰ってくるのを待ちたい……と思っていたが,結局「卒業」してしまった。ハモりの役割を全部振り直さなくてはいけないから,他のグループとは比較にならないくらい,1人が抜けることは痛手だったと思うが,残った5人で合宿をしてハモりのアレンジも変え,再出発してくれたのは嬉しかった。その後の活躍は有名だから書くまでもないが,5人全員がそれぞれ特徴のある魅力的な声をもったリードボーカルもとれるし,予備動作なしに完璧なハモりもできるという他に類を見ない存在。メンバーは次の通り。

メンバー名 かれん MAYU 芹奈 manaka アサヒ
本名 古賀かれん 吉田真悠 長谷川芹奈 福本まなか 小林あさひ
生年月日 1998.6.8 1999.9.12 1998.6.1 2000.12.5 1999.5.13
出身地 静岡 大阪 大阪 大阪 北海道

自分のリトグリとの出会い

2015年の夏から秋にかけてTBS系で金曜22:00に放映されていた『表参道高校合唱部!』というドラマの主題歌が「好きだ。」で,ストーリーも若い俳優陣の演技も素晴らしく,それ以上に合唱が素晴らしかったドラマでありながら,クライマックスで流れてきたこの曲は,それに決して負けていないどころか,クライマックスシーンをより盛り上げてくれた名曲であった。YouTubeで検索してみると,ティーンエイジャーの女性ボーカルグループとして2014年にメジャーデビューしていて,カバーも含めてどの曲も素晴らしい歌唱力と表現力に圧倒されたので,アマゾンで買える4枚を一気に買ってしまい,ほぼ毎日聴くようになった。後で気づいたが,実はドラマ「問題のあるレストラン」でも,きゃりーぱみゅぱみゅがゲスト出演した最終回にレストランの客の役で出演し,きゃりーぱみゅぱみゅよりも上手くCupsをやっていたのだった。見た目はその辺にいそうなごく普通な感じの女子中高生なので,「問題のあるレストラン」ではまったく目に止まらなかった。しかし,歌い始めると最初の発声だけでその場の空気さえ変えてしまうような素晴らしいボーカリストの集まりであり,あの使い方は勿体なかった。

10代の女性が6人もいると,なかなか名前は覚えられないのだが,リトグリは1人ずつ声にもビジュアルにも個性があり,だいたい立ち位置も同じ(左から,かれん,MAYU,芹奈,manaka,麻珠,アサヒ)なので2ヶ月くらいで覚えてしまった。オリジナル曲も全部名曲だと思うし,ライブでのパフォーマンスも凄いと思った(『好きだ。/書きかけの未来』に入っている「HARMONY」のライブを聴いているだけでもわかる)。2016年の年明けから春先までは毎日『Colorful Monster』を聴いていたが,「人生は一度きり」「書きかけの未来」「全力REAL LIFE」のような頑張るヒトへの応援ソングも素晴らしいし,「SAY!!!」「Lady Marmalade」みたいな格好いい曲も素晴らしいし(「SAY!!!」は聴けば聴くほど素晴らしい決意のうたでもある。You Tubeにアップロードされている,観客がほとんどいない,地方巡業みたいなところでの全力での歌唱は見ていて泣けるほど感動した),「Feel Me」のようなJazzyな曲まで歌いこなしてしまうのはまさに天才としかいいようがない(個々の上手さに加え,たぶんグループとしての猛練習の成果であろう完璧なハーモニーが素晴らしい)。

2017年1月5日に届いた『Joyful Monster』はシングル先行していた既知の曲も,既発表曲の別テイクや新録音も,新作も含めて素晴らしいできだった。ラストが「JOY」というのも良い構成で,曲順まで考え抜いて作ったのだろうと思われた。初回限定盤についてきた日比谷野音のライブDVDも素晴らしかったし(願わくば,いつかライブをフル収録したBlu-rayを出して欲しいが→武道館ライブはBlu-rayで発売されたので購入した),通常盤のカバーCDも素晴らしくて「何度でも」や「たしかなこと」も組合せが変わるとこんなに変わるかと思うほど新しい魅力が出ていた。傑作としかいいようがなく,この辺りでもはや抜け出せない沼にはまってしまったといえようか。