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個別メモ
Latest update on 2012年3月5日 (月) at 10:54:46.
【第143回】 続き(2004年11月10日)
- 6:30起床。にしうら@いんぺりさんが昨日のメモにすばやく反応してメールを送ってくださった(ありがとうございます>にしうらさん)。
- 子供たちを起こして食事をさせ,7:34に家を飛び出して自転車で長野駅に向かい,往路あさま504号。何だかいつも階段を駆け上がり駆け下りているので,毎日がいい運動になる。
- 研究室に着いて,ともかくも昨日のいろいろな雑用の続きを始める。けれども,地域保健実習の担当学生がレポートをもって相談に来たり,週末のシンポジウムの諸連絡があったりで,なかなか捗らない。
- Rのパッケージで今日更新されたものの中に,epitoolsというのがあった。vcdほど多機能ではないけれども,簡単にオッズ比やリスク比の信頼区間(サンプルサイズが小さいときの補正をした場合としない場合の両方;Jewell NP. Statistics for Epidemiology, 1st Edition, 2004, Chapman & Hall, pp. 73-82に説明があるそうだ)を計算してくれるだけでなく,epitab(ED,EnD,nED,nEnD)$case.controlとすれば(EDは曝露あり疾病ありの人数,nEDは曝露なし疾病ありの人数,以下同様),ケースコントロール研究とみて作表してオッズ比の信頼区間を計算してくれるし,epitab(ED,EnD,nED,nEnD)$cohortとすれば,コホート研究とみて作表してリスク比の信頼区間を出してくれるなど,便利そうだ。で,実は,このパッケージのメインテナのDr. Tomás Aragónは,昨日メモしたDr. Porcoが所属しているUC Berkeley公衆衛生の感染症準備センター(Center for Infectious Disease Preparedness)の所長なのだった。研究所中でRを使っているという感じでいいなあ(追記:なお,epitools-0.09は,R-2.0.0で使おうとして呼び出すと,R-2.0.1でコンパイルされたとかいう警告メッセージが出てくる。きっと彼らは2.0.1-betaを使ってるんだろう)。
- 横浜方面から物凄く面白そうな(かつ,人類生態学者としては参加せねばいけないのではないかと思う)お誘いが来たのだけれども,それはちょっと日程的に無理だなあ,ということでお断りする返事を書いた。残念。
- 大学院教務委員会のことばかり気にしていたら,論文チュートリアルのことをすっかり忘れていて,学生2人に申し訳ないことをした。今日は大量の文献を見に図書館に行くそうで,やることがあってよかったが。で,教務委員会はいつもより長くかかって,終わったのが15:00近かった。疲れた。
- 統計処理ソフトウェアRについてのTipsにGearyの正規性の検定について書いてみたのだが,これくらいは絶対に既存パッケージのどれかにあるはず,と思って探してみたら,fBasicsという,かなり大きなパッケージに入っていた。gofnorm()という関数を使うと,13種類の正規性の検定結果を一気に表示してくれる。有意確率は表示されないようだが。
- Firefoxは凄い。昨日リリースされたばかりの1.0(Windows版,日本語版)をインストールしてみたわけだが,インストーラを実行するだけで,これまで1.0PRにインストールしてあったテーマとか拡張コンポーネントが1.0上で動作するかをチェックしてくれて,サポートされていないものがあると新しいバージョンがないか探してくれて,見つかったものをインストールしてくれるという思想がよい(まあ,結局見つからなくて駄目だったんだが)。
- 明日と明後日は民族衛生学会で東大に行かなくてはいけないのだが,まだ来週の講義準備が終わらないのはまずい。資料はメールで送ることにしよう。復路あさま531号。
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