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個別メモ
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【第1443回】 統計演習3回目(2009年10月26日)
- 5:00起床。雨なので長野電鉄の駅へ歩かねばならない。
- 6:00に家を出発し,ゴミ出しをしてから長野電鉄の駅まで歩くだけで服がかなり濡れた。
- 高崎駅で7:32の伊勢崎行きには乗り継げなかったが,7:45の水上行きを新前橋で降りても,8:00の群大病院行きのバスにはちょうど乗り継げて,効率はいい。雨で道路が混んでいるために多少もたついたが,朝一番の講義には十分に間に合った。しかし学生は出足が鈍く,時間通りには始められなかった。いつもそのせいで終わりが忙しいので,遅刻せずに来てほしいと思う。
- 演習をやっていると,昔のバージョンにはなかったので自分で関数定義していたために,いつの間にかできていても存在を知らなかった関数を学生が見つけてくれることがある。これまで,四分位範囲を求めるためにはfivenum(X)[4]-fivenum(X)[2]を関数定義して使っていたが,IQR()という関数がいつの間にかできていたのだった。ただしIQR()関数は,内部的にはquantile()で0.25と0.75を求めて差を出しているので,fivenum()を使う場合と結果がわずかに異なる場合があることに注意せねばならない。通常はほとんど差がないが。
- 昼のミーティング後,弁当を食べてメール送受信。地域保健実習の事後対応をしたり,いろいろと忙しい。もちろん科研費の申請書を仕上げることも必要だし,午前中の演習の解答例と来週の演習の課題を作るという作業もしなくてはならない。
- 昼下がりに本が2冊届いた。1冊は京都大学学術出版会から編者用に届いた,吉岡政徳(監修),遠藤央,印東道子,梅崎昌裕,中澤港,窪田幸子,風間計博(編集)『オセアニア学』,京都大学学術出版会,ISBN 978-4-87698-789-4(Amazon | bk1 | e-hon)である。税別7,000円と高価なので,あまり売れないかもしれないが,日本オセアニア学会30周年記念企画として編集委員会を立ち上げて企画を練り,会員から寄稿を募ってそれを2年近くかけて(当初はそんなに時間がかかるはずではなかったのだが)やっと形にできたものであり,内容は帯に書かれている梅棹忠夫推薦の通り,「最先端の知見をふまえて、オセアニア地域を多様な角度から研究した」ものであり,アプローチの多様さは他に類をみないと思う。編者の1人としては是非(少しは)売れてほしい。もう1冊がまた驚異的な本で,Ross McDonaldという,偶然にも昔の偉大なマラリアモデラー2人の名前を合わせた名前をもつ著者が,ガダルカナル民族紛争前後のソロモン諸島でフィールドワークを行った結果をまとめたもので,"Money makes you crazy: Custom and change in the Solomon Islands", Univ. Otago Press, 2003, ISBN 1-877276-44-8(Amazon | bk1)である。オークランド大学に所属しているDr. McDonaldのフィールドにはウェスタン州のP村が入っているようで,Holy Mamaの話なども出てきて驚いた。これはどちらも急いで読まねばならない。
- R勉強会は参加者少数のため今週は急遽中止し,別の教室の大学院生Iさんの質問に答える時間になった。時間としてはいつもの勉強会よりは若干早く終わった。
- JALのマイレージバンクカードをWAON機能を持たせたカード(年会費無料)に発行手数料免除で切り替えるキャンペーンが実施されていることに気付いたので申し込んでみた。電子マネーとしてWAONにある程度チャージしておけばSATYで使えて便利だと思う。それでマイルが貯まるなら一挙両得といえよう。
- 19:35までかかって,漸く今日の統計演習の解答例ができあがった。疲れたのでこれをアップロードしたら帰ろうと思う。
- 復路あさま549号。それにしても,長野市長選は無効票が1000票を超えていたそうだ。どのような無効票だったのだろうか。鷲澤氏と高野氏の最終的な票差は700票にも満たなかったのだから,無効票の扱いだって結果を左右したかもしれない。民主党が小林氏を立てるなどという愚行に出なければ,間違いなく高野氏が当選していたはずだし,社民党の竹内県議がつまらない浅川ダム建設推進メンツへのこだわりを捨てて高野氏支援に回ってくれれば,それだけで結果は逆転していただろう。そう考えると本当に残念だ。あと,不思議なのは,市のwebサイトにある開票速報である。何の数字なんだろう。途中経過は実測値のはずがないし,どういうアルゴリズムで推定したのか知りたい。最後の1時間,ほとんど動きがないのもよくわからないが,たぶん,その間に推定値に実測値が追い付いてきたのだろうと思われる。うーん。
- 今回の選挙でもう一つ示唆されたのは,市議はやっぱりランダムサンプルで十分なんじゃなかろうかということだ。2万票以上の無効票は,今回の市議補選に出た人のどちらと決めかねた人がそれだけいたことを意味する。たぶん,どちらでも良かったのだ。市議会の開催時間帯を夜間,できるだけ短時間にして(ただし資料を読んだりして議案を検討する時間は,休日を挟むなどして議会開催以前に十分に取ってもらうことにする),託児所も付設すれば,たいていの有権者がこなせる仕事であろう。日当もアルバイト程度でいい。任期はできるだけ短くする方がその時の民意を汲めるし,しがらみから自由でいられるし,本職への負担も少ないはずだから,3ヶ月くらいが適当だと思う。いいアイディアだと思うんだが。
- 長野は相変わらずかなりの雨で,長野電鉄の最寄り駅から傘をさして家に歩く10分弱だけでも結構服が濡れた。明日は晴れてくれたらいいなあ。
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