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個別メモ
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【第1445回】 わかりやすいチャート(2009年10月28日)
- 6:00起床。納豆とご飯とみそ汁という和風の朝食をとり,やや早めに出発して,長野駅で妻が非常勤のときにつかう新幹線回数券を買った。窓口が思ったより空いていたので,往路あさま510号には,余裕を持って間に合った。
- 明日が科研費の最終提出日なので仕上げねばならない。形式部分では,あとは他の研究費の分担研究者にどれだけなるのかというところを埋めればいいのだが(予定している人がもしいたら早く連絡がほしい),内容面でも,計画・方法のところで,全体の研究の流れをわかりやすいチャートにしたものを挿入したい。しかし問題は,今回の研究の流れをどうやってわかりやすいチャートにするかということだろう。決して流れが複雑すぎることはないが,でも単純に上から下に流れるだけにはならないので,このところずっと頭の片隅において考えているのだが,名案がでない。
- そもそもわかりやすいチャートとは何だろうか。もちろん,「できるかな」の作者のプレゼン技術本に書かれていたことと共通すると思うが,流れをできるだけ単純,かつできるだけZ型(またはその組み合わせ)に配置することは大事だろう。質の違うフローは描き分けるとか,要素要素をできるだけわかりやすく図案化して,必要最小限の文字を入れることも必要だと思う。それらは当然として,もう1つアピールするポイントがほしい。何かないだろうか。そもそもが,研究内容からいっても,わかりやすいチャートを作る能力がないと成功しないことが見えているので,逆にいえば,審査員が一目見て唸るようなチャートを提示できれば,通る可能性がかなり高まるであろう。
- 新幹線の中と午前中で,一応のチャートはできた。けれども,どうもありきたりだ。まだ時間があるので,もう少し考えてみよう。
- このところファイルのバックアップを取っていなかったので,作業用ディレクトリ(work)をデスクトップにZCopyでバックアップしようとして,あまりにファイル数が多すぎて莫大な時間がかかって困っていたことを思い出した。この際だから,既に終わったタスクで,たぶんもう使わないファイルが入ったディレクトリをまとめて,oldworks(pastworksの方が良かったか?)としてEドライブに移し,デスクトップマシン上でも2つに分けてバックアップを保存することに決めた。これまで,ZCopyのサブディレクトリも含めてupdateコピーという機能でバックアップを取ってきたので,間違って作ったファイルとかゴミファイルも,これまでのworkのバックアップにはたくさん含まれている。ついでだからいったんバックアップは完全にクリアして,workとoldworksを別々にバックアップを取り直した。ZCopyを使っても1時間近くかかるという膨大さは,例えば調査のときに撮ったデジカメ写真や動画もそこに放り込んであるからだろう。しかしそうしないと後で見つけにくいので仕方ない。12:30現在,まだ終わらないが,とりあえず昼食に行こうと思う。
- とよだに着いたら日替わりランチが売り切れていたので,けんちんメンチセットにした。890円と,710円の日替わりランチに比べたら高いが,具沢山のけんちん汁が美味なので悪くはない。食べながら,漸く河岡義裕・堀本研子『インフルエンザ パンデミック:新型ウイルスの謎に迫る』講談社ブルーバックス,ISBN 978-4-06-257647-5(Amazon | bk1 | e-hon)を読了した。現在までの知見についてよくまとまっていて,読みやすかった。第2相と第3相の臨床試験中の2種類の新薬の情報は知らなかったので,興味深かった(これらの製薬会社は株価が上がるかも?)。ただ,ぼくが個人的にいくつか気になっている点についての解は得られなかったのが残念だった。たとえば,p.221に載っているNature論文の図についての説明でも,1970年代生まれの2人が高い抗体価を示したことは,「一部の例外」というだけであった。感染せずに高レベルの抗体をもつことはありえないのだから,この2人の存在は,「実は新型インフルエンザウイルス(A型,H1N1)は今年4月より前から日本にも入ってきていた」「新型インフルエンザウイルス(A型,H1N1)と交差反応性のある抗原をもったウイルス株がかつて流行したことがある」「抗体価検査の特異性が十分でない」などの可能性を意味するかもしれない。何らかの解釈は必要だと思うのだが,相変わらずスルーされているのは何故だろうか。
- 国大協の対応(北海道新聞の記事)は正しい。これで,受験生に新型ワクチンを打つ妥当性は消えた。
- 参考になる意見が多い【駒ヶ根に想う】というブログだが,市議補選の白票について「相当数が、鷲沢陣営による動員であることは想像に難くない」という読み筋は外していると思う。市議補選の2人の候補だが,違っているのは年齢くらいで(それも60歳なら年寄りすぎるわけでもなく,29歳なら若すぎるわけでもない),他にこれといった争点がなく,どちらもスポーツ好きでそこそこ高学歴で行動力があってわりと熱意のある人のようで,市長選では高野氏に投票した人の中にも,市議補選はどちらでもいいと思った人が多かったのではなかろうか。これが例えば,どちらかが鷲澤氏と共闘しているとか,どちらかが民主党県連の推薦を受けているとかだったら,そちらには入れないし,かつて県議選に出た(落選してしまったけれども)内山卓郎氏のように明確に浅川ダム問題に反対してくれている候補がいればそちらに入れるのだけれども,争点がなかったことが大量白票の最大の原因だったのではなかろうか。
- 書き忘れていたが,午前中にMozilla Firefoxを3.5.4に更新した。ヘルプの「ソフトウェアの更新を確認」をクリックした後は選んでいくだけで簡単にできたわけだが,窓の杜の記事によると,今回のアップデートは,かなり危ないセキュリティホールを塞ぐものらしいので,Firefoxを使っている人は必須だろう。
- いろいろ持ち帰ったのだが,復路あさま547号では,かつて『ねこたま』『まさかな』という傑作を書いた小林めぐみの『回帰祭』という小説を読み始めたら止まらず,仕事はできなかった。
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