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個別メモ
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【第1487回】 疲労の極(2009年12月22日)
- 日曜は講義準備をしながらも,妻が買ったVAIO Xのセッティングをしたり,夕方にヤマダ電機に行ってついに買い換えてしまった(これまで家にあったSONYの28インチブラウン管テレビは,いきなり画面がブラックアウトしたりリモコンで音声を大きくしようとするとチャンネルが変わってしまったり,と末期的な症状を呈していたので,買ったのは長野に引っ越した時だから10年前だし,寿命だったのだろう)液晶テレビ,日立Wooo L37-XP03のセッティングをしたりしたので時間がなく,2:30頃まで講義準備を続けざるを得なかった。それでも月曜は5:30に起きて食事を済ませ,少し積もった雪の上を慎重に自転車を漕ぎ,往路あさま504号。さすがに新幹線の中ではほぼ眠っていたが,午前中の統計の演習を済ませた後,1時間で前夜作り上げた人口学の講義資料を印刷し,東京に向かった。前橋駅で両毛線が来るまで15分あったので,咄嗟に駅前のQuick Barbarに入り,間に合うか確認してから散髪してもらった。さっぱりした。高崎からの新幹線は,たしか15:10頃のMaxときだったと思う。講義で実演するためRのコード開発の続きをしていたが,眠気に耐えてコーディングをするのはつらかった。上野から東京大学まで歩くルートは公園口から上野公園と不忍池の畔を通って,無縁坂を上がって病院わきの入り口を使ったが,枯れ枝にちょこんととまった雀にもなかなか風情があるものだ。しかし池の畔でカモメとかガンカモ類に大量の餌をあげている人たちがいたのだけれども,あの人たちは何が楽しくてあんなに餌をあげているのだろうかと,いつも不思議に思う。
- 人口学の講義は先日の環境保健学と違って1人ということはなく,健康科学・看護学科の学生数名に加えて工学部計数工学科の学生も混ざっていたりして,いろいろ意見も出て面白かった。計算練習をさせるようにと准教授のU君から指示があったので死亡指標の計算も組み入れたのだが,ちょっとどっちつかずになってしまったかもしれない。死亡の分析をするためのアプローチについて,せっかくいろいろな意見が出たので,もっと考えてもらうことに時間を使った方が,面白い講義になったかもしれない。タレント活動をしている学生が出席していたのには驚いたが,気付かないふりをして普通に授業をすませた。当の学生の方も,普通にまじめに受講していたから,たぶんこの態度で正解だったはず。
- 人口学講義が終わったら今度は経済学部でマラリアネット研究会というところで喋らねばならない。本来はそれ用に発表準備をすべきだったが,先々週に群馬大学の大学院ワークショップで話したスライドの使いまわしで許してもらった。しかし発表内容を離れていろいろと話が展開したので良かった。終了後,本郷三丁目の花の舞という店で軽く飲んでから解散になったが,焼酎お湯割りを1杯飲んだだけなのに,疲れのためか酔いが回った。
- 地下鉄で板橋の親の家に着いたのは23:00頃だったか。風呂に入って泥のように眠った。翌朝は7:45頃起きて食事をしてから厚生政策セミナー「長寿革命」を聴きに国連大学に向かった。巣鴨から山手線に乗り継いで渋谷で降り,地理がよくわからないながらも坂の上を目指して歩いていたら宮益坂上に出たので,さらにまっすぐ歩いたらこどもの城の向こう側に国連大学があった。やたらに受付や案内の人がたくさんいたのと,パンフレットや資料集の紙質がいいのと,同時通訳完備なのには驚いた。もっとも,Dr. Wilmothの英語はとてもわかりやすかったので,同時通訳の機械は使わないでも講演内容はわかったが。寿命延伸の3R-theoryは面白かった。しかし,Reactionが永遠にできるのかというと,Resourceの限界があるのだからたぶん無理で,寿命延伸にもリミットがあると考えるのが自然ではないかと思った。他のスピーカーの話もそれぞれ傾聴すべき点はあったが,最後のパネルディスカッションでの高橋副所長の話の振り方は,その話をこの人たちに尋ねるのはちょっと違うんじゃないかと感じる類の話が多かったように思われ,ちょっと切れ味が悪かったのは残念。しかし全体としては面白いセミナーだったと思う。パネルディスカッションで最後に話題に出たデータの利用可能性の話は,それこそ去年学術会議のパブリックヘルス分科会が出した提言でも触れられている日本版National Death Indexを作ってくれという話を進めればいいのではないかと思ったが,それが出てこないのが少々残念だった。いろんな意味で。終了後,銀座線で上野に出て,復路あさま537号。高崎で降りて大学にいったん行こうという気持ちがなくもなかったんだけれども,ふと気が付いたら軽井沢だったので諦め,そのまま帰宅した。
- メールでご指摘いただいたが,前々回,なぜか重松逸造先生も亡くなったと思い込んでいてそう書いてしまったが,ご存命だとのこと。大変申し訳ないことをしてしまった。訂正してお詫び申し上げます。
- 以前から議員はランダムサンプリングでいいんじゃないかと書いてきたが,ハンガリーでのこの試み(リンク先は/.Jのスレッド)は面白いと思う。その手があったか。
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